音階
節空ドレミと知太美空の2人は同じ音大の女学生。ちょっと腐りかけの2人は夜遅くに通話をしています。
ララララ~♪
…がちゃ
「ミソラ?時間どう?」
「えぇ。大丈夫。何?」
「最近ね。ミドラから告白されてね。」
「あの男くさいってか、獅子みたいなドレッド頭の?」
「そうそう。夏場にシラミ湧きそうな。髪色も赤でド派手!」
「私ら闇属性は人に見られるの嫌だけどね。」
「陽キャを見ると目を逸らしちゃう。」
「だね。剃られて坊主になっちゃえばいいんだわ。恥を知れ!」
「ドラか、ドラミちゃんの出番かな?道具出してー!的な。」
「ドラえもんね。銅鑼で止めちゃうとばい~~~~ん!って頭に流れちゃうじゃない。音程を広く含むから絶対音感持ちの私らは脳が混乱するのよね。音怪よ!」
「シシシシ!あー面白い。ソレがドレミの弱点って訳ね。ドシドシ会話の中で出してくわ。」
「一番知られたくないミソラに…。断固阻止するわ。ところであんた笑い方変なのよ!」
「うそうそ。ごめんって。(でもソレ言ったらドレミも笑い方酷いけど…)」
「何か言った?あ、ミドラの話はここまでで、PS5のドラくえⅢは面白かった?」
「まぁまぁね。『ドレドレ?そろそろ借りられるかな』とか考えてる?」
「ソーシソーなことばれてた?ドラくえはⅢやってないからなー。現実に使えるならどの魔法がいい?」
「唐突な質問ね。私はレミーラかしら。」
「え?ザラキじゃないの?」
「何でザキじゃなくて、ザラキなのよ。怖すぎるわ。ライデインとかでドレミの家の家電壊すのも面白そーね。何ファラドかしら。」
「Fって電気の単位だっけ?辞めてね!ところで、物語はどうだったの?ねたバレしていいから。」
「いいんだ…。各地を巡って、木乃伊の出るピラミッド行ったり、ラーの鏡で正体暴いたりしたわ。」
「うーん。あんまりソレラにソソラレないわね。」
「そいえば宍戸レミちゃんが、今回の土ドラが異世界ものを扱ってるって言ってたよ。」
「ソラ凄いわね。思い切った事を…。」
「彼女は音楽発表会では凄くドレッシーだけど腐りかけって最近聞いたわ。」
「ソラ同志として迎えるっきゃないわね!」
「内容なんだけど、転生して剣と魔法の世界。闘技大会では能力で決勝までシードで優勝。でも日常回が中心で味噌を作って流行らせたり、紫蘇で殺菌や薬味を作ったり、ラードから石鹸を作ったり、蜂蜜酒を冷やして冒険者に讃えられる話らしーよ。」
「何だかドドドド!と情報来たけど全部知ってたわ。魔法は?」
「シミ取りの魔法だけみたい。」
「地味だけど、ソレあれば確かに大金持ちね。お腹いっぱい。土曜に一旦帰ってまでソファーで見てられないかも…。物語の目的はどんな感じ?」
「なんか、太陽を与えると王様になれる的な物語で、『いけてる男性しか出てこない』らしいの。」
「ファファファ。脳がミシミシと変形する音が聞こえたわ。ソラミミかしら」
はい
太陽を私は与えます
あちらの彼は
王様を私に
do 「私は与えます」
re 「王さま」
mi 「私にor私を」
fa 「彼は:彼女は行います」
sol 「太陽」
la 「あちら」
Si 「はい:Yes」
ドレミファソラシドの語源らしいです