童話 みー君のお散歩
とあるところに、みー君という男の子がいました。
みー君はお散歩のとき、かならず線路の近くを通ります。
そんなみー君は電車がすきなので、いつも通るのを待ってから、お散歩を進めます。
今日も、みー君は線路の前で電車が通るのを待っていました。
昨日は赤い電車だったから、今日はどんな電車が通るのかな?
青い電車かな。
黄色い電車かな。
それとも白い電車かな。
通る電車の色をあてるのも、みー君の楽しみでした。
そんなみー君の楽しみにこたえるために、電車が通ります。
赤い電車と、青い電車と、黄色い電車と、白い電車。
今日はとてもたくさんの電車が通って、みー君はとってもおとくな気落ちになりながら帰りました。
電車に手を振ってお散歩を終えたみー君は、あしたはどんな電車が通るのかなと、また楽しみにしながら次の日を待ちます。