表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/16

9

いつも閲覧ありがとうございます!!


9

恋愛とは決して女同士で解決出来るものでは無い。時には異性の意見も必要だ。では、自分より10歳も下の異性に相談が出来るものなのだろうか?自身より10歳上ならまだ分かると言えるが......“私は”の話だから世の人が皆そうではないという事は頭の隅に置いといて欲しい。

では、あの相原の場合はどうなのかという事だ。流石にあの相原も10歳も下の異性に相談なんて......と思いたい自分がいる。


「あんな、うちさ、長原君が好きなんよー」

「はぁ」

「で、協力してー?」

「え、強制ですか?」

「こーさかなら、してくれるやろう?」

「......」


さて、またまた新たな登場人物だ。

きっとこれからも登場人物達は増えていくだろう。

何せ、相原自身もそうだがこの話に出て来る人物達のお陰でこの話が書けているのだから......

おっと、話が大分逸れてしまったので、戻そう。

この正しく強制的に相原の片思い応援隊に加入をさせられそうになっているこの男こそ今後、相原にとって有益な情報を提供し続ける事になる、香坂仁志(コウサカヒトシ)だ。

先日、夜勤が一緒の時にゲームの話で盛り上がり同じゲームをしている事が分かった2人は、時々マルチゲームをする。

そして、マルチゲームをするなら!と相原の提案でLINE通話をする仲まで発展したのだ。


「なー、こーさかー!!」

「えー」


香坂なら自身のお願いを聞いてくれるだろうと、相原は知っていた。


「はぁ、分かりましたよ」

「流石、こーさか!!」

「その代わり、今度何か奢って下さいね?」

「た、高い物じゃなければ......」


とか言っているが、いざ何かを買って来るとめちゃくちゃ遠慮しだす香坂を知っている相原だが......きっと礼儀として、何かしら甘い物でも渡すのだろう。


「で、LINEは知っているんですよね?」


あー、香坂は相原が長原とLINE交換をしていないのを知らないのだ。

きっと、10歳も下の子にまで飽きられ......


「うん、知ってるよ!?」


え、いつの間に!!?

と思う方も多い筈。この私ですら今知ったのだから!!


「今度、ご飯行くんよ。それで、LINEグループを姫さんが作ってくれて......」

「それで知ったと?」

「うん!!」

「自分で聞かず、勝手に登録したんですか?」

「......い、一応、登録した事は、伝えたで?」


そう言う相原に重たい溜め息を吐く香坂に、電話越しでもどんな顔をしているのか分かった相原は「あかんの?」と、珍しく弱気だ。

あの相原がこんなにも弱気だとは......明日は雪でも降るな。


「いや、ダメでは無いですよ?ただ、本気で好きなら自分で聞かないと......」

「もーう、こーさかの意地悪!!!」

「はいはい」


相原の「この話は一旦終わり!!」の一言でゲームを再開したが、やる事がなく知らないうちに話の内容が経済学とかいう、相原には流石に無理があるのでは?と思うだろう。

だが、しかし!!

この話題を持ち出したのがその相原なのだ。


「意外と賢いんですね?」

「うーん、今読んでるから」

「経済学を!?」

「この前の夜勤で、長原君が置いて帰った本があまりにも面白くてつい、一気読みしてもうたんよ」


と、何でもないかのように話しているが、私もその本を読んだことあるが......意味がわからなかった。

相原と香坂の話は話題を何回か変わり盛り上がっている途中で、


「ヤバ!!もう、こんな時間や!!」

「僕は休みなんで」

「......ウザ!!」


慌てて通話を終えた2人は暗くなる前の画面を見てビックリした。


「え、5時間って何よ!?」


画面には5時間57分59秒と表示されていた。

この数字は後にも先にもそうそうお目に掛かれる事は無いだろう。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ