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嫉妬深い男と聞いて、世の女性はどう思うだろうか?結論から言うと、論外だ。

だが、恋は盲目とよく言う。

好きな人が自分の為に!?と思えば、嫉妬深い男が可愛く見えてるのかも知れない。

それが、年下なら尚更......。



「めっちゃ田舎じゃん!?」

「そうなんですよー」

「でも、私には勝てないね」


河谷と別れ、相原、長原、姫崎は阪急宝塚線に乗っていた、横並びで。

相原を真ん中に左に長原、右に姫崎といった順で座っているのだが、姫崎は半分夢の世界に入っていた。


「なぁなぁ、姫さん!!」

「......何?」

「ここって、遠いの?」

「あぁ、うん、遠いよ」

「そうなんやー」


たまに相原が話し掛ける時以外は相原達の会話を聞いているが心の中ではきっと、


「(はぁ、早く付き合えよ!)」


と思っているだろう。

そんな事を思われているなど全く知らない2人は、自身の地元に出現する野生動物の話で盛り上がってた。


「じゃぁね、また明日!」

「姫崎さん、お疲れ様です!」

「はいはい、またねー」


相原と長原が先に最寄り駅に着いた為、姫崎に別れを告げ電車から降りると、23時近いと言うのにホームには人が多かった。


「行きましょうか?」

「そうやね?」


3回目となると免疫が付いたのか、当たり前のように手を繋ぐ2人にすれ違う人達はきっと、リア充め!!と思っているだろう、私だって遭遇したら思ってしまう。


「楽しかったねぇ」

「......そうですね」

「河谷君も元気そうで良かったー」

「......そうですね」


車内ではあれほど話していた長原が急に口数が減った事が気になり、どないしたん?と顔を覗き込んできた相原。


「え、いや、何でもない、で、す......」

「ふーん」

「......」


皆さんも気になるのでは?

急に大人しくなった長原の事が!!......私はめちゃくちゃ気になる!!!

実はあの香坂からLINEが着ていたのだ。


【相原さん、駅から徒歩20分位かかるので必ず送ってあげてください!】

【あ、でも、家まで来られるのめちゃくちゃ嫌います!】


だから、香坂よ!!

なぜお前は、相原の家を知っているのだ!?

と思うのは、私含め皆さんだけ。

当の本人達は全く気にしていない、というか気がついていない......それもどうかと思うが。


「あ、あの!!」

「何?うち、こっち方面やし、ここでバイバイやね?」

「え、えっと......」


ほらほら、長原よ早く言わないと帰ってしまうぞ!?


「あ、あの!!」

「なーに?」

「相原さんは、ここから何分ですか?」

「......家までって事やんな?15分くらいかなー」

「え、15分!?」

「そんなに驚く事!?」


長原よ、さぁ、相原の手を取って歩くのだ!!


「途中まで、一緒に......」

「え、でも長原君、家真逆なんじゃ?」

「平気です!ほら、行きますよ!?」

「え、あー、うん?」


よっしゃー!!

皆さん、長原に大きな拍手を!!!

おっと、言っとくがこの2人、お互いが好きだと、両思いだとは知らないんです、あしからず。


そう、この話は御歳32歳の相原梢が7つ下の男に片思いをしている話だということをお忘れなく。


閲覧ありがとうございます!!

毎回、天の声が冒頭で語っているどうでもいい話は、

時々前話の感想だったりするんです......

まぁ、ほとんどはその話のあらすじみたいな感じで書いておりますが。


もし良ければ、

いいね、評価、感想など頂けたら嬉しいです!!


それでは、今後もお楽しみください



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