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「爆発の跡地が見えるぜ。かなりでかいクレーターができてる」ケンが辺りを見回してそう言った。
「あれはアンドロイドの自爆の規模にそっくりだ」ヤマトが呟くとケンも思い出したように唸った。
「あー。アンドロイドによる自爆テロ。あの事件のせいでアンドロイドが人間兵器のようだと忌み嫌われるようになったんだよな」
「あの事件が原因で日本のアンドロイド開発は10年遅れたと言われてるからな」とヤマトが言う。
辺りを警戒しながらケンとヤマトに言った。
「なあ、前回と同様の展開ならそろそろ敵に攻撃されるかもしれない。二時の方向、マルイ物産と書いてあるビルだ。気をつけてくれ」とケンとヤマトに向かって言った。
「先に言えよ。それがわかってんなら倒しに行くぞ」ケンが踵を返して階段に向かう。
「相手は四人組だぞ、本当にやるのか?」
「ああ、全員倒す! その中の誰かがメモリーボックス持ってるかもしれねえしな。今は残り何人だ?」
「20人」ヤマトがデバイスを見ながら言う。
階段を降りながらケンが声を上げた。
「やっぱそれくらいいるよな。なあひとし、今回メモリーボックスを手に入れたら俺に渡してくれないか」
「いいけど、そういやすずかがいないぞ? こっち三人だけど大丈夫か?」
「少なくて不利だからこそ打てる手はある。しかしすずかと終盤まで会えないのは初めてだ。死んでるのかも。あの爆発といい、今回は初めての事が多いな」
俺たちは、四人組のいるビルに向かった。そしてその隣のビルに入り、屋上へと向かう。
前回の記憶がある俺はこのビルに四人組のうちの一人がいることを覚えている。それを知ってることが今回のアドバンテージだ。
その事をケンとヤマトに話して作戦を立てる。
「俺に任せてくれ。こいつを使う。そのために二人にはやってもらいたいことがある」ケンは俺とヤマトに言った。
ケンはBAGから何かを取りだした。
「いいか? 敵に見つかる囮役はヤマトがやってくれ。ヤマトだけを見れば向こうはまさか俺たちが三人組とは思わないはず。だから確実に仕留めるために追ってくる。そこで俺が階段にこの催眠ガスを散布しとくから、お前らはこの酸素ボンベを咥えながら降りてきてくれ」
説明したあとケンは小型の酸素ボンベを俺たちに渡してきた。
そうしてケンは手前の階に残り、俺とヤマトは屋上に上がった。静かに隣のビルが見える方向に向かった。そして8mほど離れた所に三人組の姿を捉えた。そして後ろに微かな気配を感じて振り返る。
そこにショットガンを持った敵がちょうど姿を姿を現すところだった。前回ヤマトをやった奴だ。
敵に向かって素早く照準を合わせて引鉄を引いた。向こうがショットガンを構える前、確実に仕留めるために三発続けて撃った。
バンッ! バンッ! バンッ!
敵が倒れるのを確認してすぐさま階段に向かう。少し遅れてくるヤマトだけが追ってきた三人組に見つかるように俺は階段に隠れた。
「来た来た!」
バンッ! バンッ!
「あっぶね!」
「降りるぞ!」




