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[00:16:37]

 すずかの叫び声を聞き、全員一斉に二時の方向を見た。


 二時の方向にある同じ高さのビルに、三人の人影が見えた。200mほど離れているので人相まではわからないが、向こうも同じく自分たちに気づいたようだった。


「どうする! 誰かスナイパーライフル持ってるか?」ケンが叫んだ。


 全員が首を振る。あの距離の敵に対する対抗手段を持ち合わせていなかった。


「向こう撃ってくるぞ!」ヤマトが叫んでビルの中に向かって走り出した。


 走りながら向こうの敵を見ると、スナイパーライフルを構えたやつが二人見えてこちらを狙っていた。


(`・ω-)▄︻┻┳═一  ∑(°口°๑)


 マズイ! とっさにビルの中に入った。逃げなければやばかった。


 こちらの獲物は見破られたか。あの距離は対抗手段がない。


 階段を降りながらケンが叫ぶ。


「この建物から離れるぞ! あいつらたぶんこっちくるだろ!」


「こっちから向かうのか?」ヤマトがケンに問いただす。


「それもありだな、どうする?」


「行きましょ!相手は三人よ」


「とは限らないけどな」すずかのほうを見ると彼女は嬉しそうな表情をしている。


 こんなゲームやってるやつは戦闘狂みたいなもんだ。ましてや生き残ろうとすることは、それ(すなわ)ち敵を倒さなければいけないということだ。相手が何人だとしても関係ない。勝算があればそれでいい。


 ……あるのか?

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― 新着の感想 ―
[良い点] 相変わらず、映画とかアニメを見ているようで面白いです!立体的! 四人になりましたね。でも時間がない〜! タイトルがエンドレスに変わって、うすら怖さが増しました。 続きが楽しみです。ありがと…
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