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銃の引鉄に指をかけた時、すずかの脚が俺の手を蹴ってきて、銃を弾き飛ばした。
一瞬何が起こったかわからず、起き上がった二人のプレイヤーに銃を向けられたので、死を覚悟した。
しかし、彼らは二人とも撃とうとせずに、自分に向けて銃をかまえているだけだった。とりあえず両手を挙げて降伏した。
「すずか、どうゆうつもりだ?」自分が声を上げるのを待っていたかのように彼女は即座に返答した。
「ごめんね。裏切ったわけじゃないよ、彼らも仲間なんだ」
「すまない、信用できると判断すれば銃を降ろすから、質問に答えてくれ」そう言って死んだフリをしていたうちの一人が自分に向けて話してきた。
こんな状況で冷静に会話なんてできるかよ。
「君に前回のゲームの記憶はあるか?」
……こいつらも記憶があるのか?
「どうゆうことだ?」とりあえず濁しておくことにする。
「前もこのゲームをやった記憶は無いか? なんなら彼女や俺たちのことを覚えてないか?」
「さあな、覚えてないね」
「……そうか、わかった。ところで俺たち二人と彼女は共闘しているんだが、君もいっしょにどうだ?」
「あのさ、もう私から誘ってOKもらってるから、とりあえずその銃降ろしてくれない?」すずかが自分を気遣ってくれたのか、彼らにそう投げかけた。
「そう、だよな。すまなかった」そう言って二人とも銃を降ろすと、そのうちの一人がにこやかに近づいてきた。
「俺はケン、後ろのアイツはヤマト。今からこの4人でスクワットチームを組もう」
急に現れてリーダー面されるのは溜まったものじゃないが、まあすずかのことも信用できてなかったし、そういう意味ではいっしょだな。
「四人チームだと一人の時より緊張が緩んでしまい、逆に油断してしまうことも考えられる。だからあまり仲良しこよしはしたくない」ケンの目を見てハッキリと伝えた。
「その通り、頼もしいな」
ケンは振り返って全員の顔を見回して言った。
「俺たちはチームだが自分の身は自分で守るのが鉄則だ。自らの命を危険に晒してまで助け合う必要は無いと思ってる。じゃあそんな感じで」
おっしゃる通りで、こう前回と状況が違いすぎるともはや今回もどうなるかわからない。とりあえず様子見だな。




