表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/43

[00:33:46]

 銃の引鉄(ひきがね)に指をかけた時、すずかの脚が俺の手を蹴ってきて、銃を弾き飛ばした。


 一瞬何が起こったかわからず、起き上がった二人のプレイヤーに銃を向けられたので、死を覚悟した。


 しかし、彼らは二人とも撃とうとせずに、自分に向けて銃をかまえているだけだった。とりあえず両手を挙げて降伏した。


「すずか、どうゆうつもりだ?」自分が声を上げるのを待っていたかのように彼女は即座に返答(しゃざい)した。


「ごめんね。裏切ったわけじゃないよ、彼らも仲間なんだ」


「すまない、信用できると判断すれば銃を降ろすから、質問に答えてくれ」そう言って死んだフリをしていたうちの一人が自分に向けて話してきた。


 こんな状況で冷静に会話なんてできるかよ。


「君に前回のゲームの記憶はあるか?」


 ……こいつらも記憶があるのか?


「どうゆうことだ?」とりあえず濁しておくことにする。


「前もこのゲームをやった記憶は無いか? なんなら彼女や俺たちのことを覚えてないか?」


「さあな、覚えてないね」


「……そうか、わかった。ところで俺たち二人と彼女は共闘しているんだが、君もいっしょにどうだ?」


「あのさ、もう私から誘ってOKもらってるから、とりあえずその銃降ろしてくれない?」すずかが自分を気遣ってくれたのか、彼らにそう投げかけた。


「そう、だよな。すまなかった」そう言って二人とも銃を降ろすと、そのうちの一人がにこやかに近づいてきた。


「俺はケン、後ろのアイツはヤマト。今からこの4人でスクワットチームを組もう」


 急に現れてリーダー(ヅラ)されるのは溜まったものじゃないが、まあすずかのことも信用できてなかったし、そういう意味ではいっしょだな。


「四人チームだと一人の時より緊張が緩んでしまい、逆に油断してしまうことも考えられる。だからあまり仲良しこよしはしたくない」ケンの目を見てハッキリと伝えた。


「その通り、頼もしいな」


 ケンは振り返って全員の顔を見回して言った。


「俺たちはチームだが自分の身は自分で守るのが鉄則だ。自らの命を危険に晒してまで助け合う必要は無いと思ってる。じゃあそんな感じで」


 おっしゃる通りで、こう前回と状況が違いすぎるともはや今回もどうなるかわからない。とりあえず様子見だな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ