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[ 00:17:02 ]

 階段の所まで来て上を見上げた時、一瞬イヤな気配がしたがそれが何かはわからなかった。


 その時、目の前が歪んでクラっとした。


 なんだ? と思いながら足がもつれ倒れた。意識を失って倒れゆく最中に、階段の上に人影が見えた。誰だ。



 すずか、なのか──。



 ガスマスクを着けたその人物は、階段をゆっくり降りてくる。催眠ガスか何かを撒いていたのか。俺は何も知らずに吸ってしまったというわけか。


 ゆっくりと一歩ずつ降りながら腰のホルスターから銃を取り出してこちらの頭の方に向けてくる。


 やられた。ワケがわからずここまで戦ってきて、ワケがわからないままにやられるとは.......。


 どうしてここまできて殺られるんだ。




 そして目の前が真っ暗になった。






 気がつくとうつ伏せで倒れていた。さっきのビルのフロアだ。俺は死んでない。殺されなかったようだ。今はいったい、自分はどのくらい眠ってたんだろうと腕のデバイスをみた。



 [ 00:00:08 ]



 [ 00:00:07 ]



 え、ウソだろ──。


 もう時間がない。どうすればいいんだ。



 [ 00:00:03 ]



 全てを諦め、一瞬の恐怖の後、ゆっくりと目蓋(まぶた)を閉じた。






 [ 00:00:00]






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― 新着の感想 ―
[良い点] まるで映画を見ているようで、ここまで一気に読んでしまいました。 まだまだ謎がいっぱいで、面白いです。 続きがとても気になります。
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