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はっ スパン
ザブ ザブ 逃げるな、逃げるなっ。
トポン ゲコ スィィ
パシャ パシャ ワン ワン
バシャシャ バシャシャ ザク ザク バシャッ ギー、タオシタ。
魔物カエルの舌が魔界女騎士の腕に絡みつくが、もう片方の手に持つ剣で舌を切り裂く。
魔物カエルは水の中に潜り逃げようとするが、コボルトが囲みクロールで近づく危ない雰囲気のゴブリンのナイフで攻撃、倒された。
よくやったゴブリンよ、肉はいらん魔石だけ取るのだ。
ギー、ワカッタ。
危ない雰囲気のゴブリンが魔石を取り出すと、魔物カエルの体は消えた。
前進せよと魔界女騎士が言う、土壁に囲まれた薄暗い水の中をランタンの淡い光を頼りに進む。
ザブ ザブ ・・・・・ダンジョン奴隷君、足の怪我どうなのかな?・・・・・
ザブ ザブ なんだか普通に歩けてしまってるな、痛みはもうないぞ。
道中2度、魔物小魚に私はかぶりつかれているが、しばらくすると痛みは消えた、陸に上がって傷を見てみると1度目の傷はもうなかった、ダンジョン奴隷としての頑丈さが発揮されているのかもしれない。
パシャ パシャ ザク ザク ポコ ハヘ ハヘ
パシャ パシャ ザク ザク プルン ん あっ いい、ですよ。
進路を塞ぐ土壁がけっこうある、幽霊女が薄い箇所を見つけ私とダンジョン女奴隷が掘り、穴を開ける、私はヘトヘトになってきた。
ダンジョン女奴隷は、襲い来るスケベな攻撃をしてくる敵や味方に体力吸収能力をさりげなく使っているのかまだまだ元気だ。
ザブ ザブ はぁ はぁ 幽霊女、壁だ見てきてくれ。
はーい、行ってきますね。・・・・
幽霊女は寝転んだ姿勢のまま土壁を通り抜けていく、すぐに戻ってくる、寝転んだまま。
ここの中ちょっと変ですよ、細い通路になっていて水も溜まってないです、さらに壁を通過すると、ここと同じような場所に出ましたね。・・・・
中に魔物はいるか?
いますよ、いろいろ。・・・・
土だけで作られた場所だが地底湖のような造形、誰も整地していないように見える場所が続いていたが、ついに新たなダンジョン的な物を見つけてしまったようだ。
ペチ ペチ ここを掘ると魔物は這い出してきそうか?
集まって来てますねー、這い出す気まんまんだと思います。・・・・
う、少し場所を移動するか。
私の只ならぬ様子に魔界女騎士が事情を聞いて来たので中はダンジョンかもしれないと言う。
ザブ ザブ うむ、ここはダンジョンだな。
そうなのか?
うむ、我々の拠点だった場所だ。
どうやら戻ってきたようだ、魔界女騎士の拠点防衛能力を使ったのだろう。
孕ませゴブリンダンジョンに近づいた段階で教えてほしかったというと、近づいていると言ったではないかとプリプリしだす、何時間前のことだ。
土壁の先が孕ませゴブリンダンジョンなら入れる場所があったはずだ。
幽霊女、狭い通路を通れば出口か金属ドアがあるはずだ、その場所を教えてくれ。
はいはいー、いってきますね。・・・・
幽霊女は寝そべりながら土壁の中へ、足だけ土壁からはみ出している、右へ移動して行く、足先はないが。




