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地上まで行くことで魔界女騎士の信頼を得て孕ませゴブリンダンジョンの所属になることを許可される、その条件をチュウブタ達は受け入れた。
チュウブタとダンジョン女奴隷が話し合いあっさり決めたが異論はでない、分かってない魔物も多いが。
幽霊女もいまさら豚オークジムダンジョン残党の意思決定に参加する気はないようだ。
浅層への埋められた階段へ移動する、準備しろ。
話し合い豚オークジムダンジョン埋めた浅層への階段を見てから上へ行く方法を考えるということになった、魔界女騎士の号令で小さな焚火は消され、ランタンが数個用意され、ツルハシや武器のある物は持ったり装備する、それだけだ、器具の置かれた部屋から全員出て行く。
お前達遅いぞ、ランタンを咥え四足で歩くのだ。
ワン、ワカッタ。
チンチンポーズ2足歩行でしっぽを振り両手でランタンを持つコボルトに、魔界女騎士がランタンを咥え四足で歩くように命令する、コボルトの歩く速度が上がる、かわいいでしょ、と言っていたダンジョン女奴隷が残念がる、同意する幽霊女の意見は私にしか聞こえない。
ランタンの光で良く見える視界の中、9体の魔物が歩き1体の幽霊魔物が憑いて来る、野良魔物が襲ってくるが2、3人すれ違える幅のある通路なのでコボルト達を中心に野良魔物を囲いうまく戦え被害はない、しばらく歩き浅層への埋められた階段に着く。
2段ほどの土の階段そこから埋まっている、ダンジョン女奴隷が埋めたのだろうか。
ダンジョン奴隷、ダンジョン女奴隷よ掘ってみよ。
また水が噴き出してくると思うぞ。
ではどうするのだ?
私とダンジョン女奴隷は見つめ合う、おい、何も考えていなかったのか?私は歩きながら考えたのに。
フー・・私の霊能者としての能力で幽霊女に伝え土壁をすり抜けてもらい、上の階層、浅層の様子を偵察させるというのはどうだ?
・・・・・すごい、そんなことまでできるのですね。・・・・・
やってみよ、ダンジョン奴隷よ。
ダンジョン女奴隷は私を褒める、褒めて私を最大限働かそうとしているのか、悪い気はしないので乗せられているのだが、私は目を瞑り、精神統一する。
・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ カッ ハァァァァ。
!
えっ!?
ブヒッ!
ギー!!!
ワン ワン ワン ワン
カッと目を開き、幽霊女に霊能力を放出するポーズを取り幽霊女と交信を開始する。
はぁぁぁ、幽霊女よ聞くのです、浅層への埋められた階段をすり抜け上の階層を偵察してきなさい、ふぅぅぅ。
あ、はい、聞いていましたよ、やりますね。・・・・
何をやっているのだ、何をやっているのだ!?
はぁぁぁ、今、念を送り、幽霊女が移動を開始します、ふぅぅぅ。
・・・・・さすがです、どうなっちゃうのかなドキドキしますね。・・・・・
ブヒ、オシハカレナイ。
ギー、アアア、テガカッテニウゴイテシマウ。
ワォォォン。
盛り上がるオーディエンス、淡々とすり抜ける幽霊女、すり抜けた先のことは私には分からない、戻ってきて話してもらわないと。
・・・・・
私は再び目を瞑り、精神統一する、質問は受け付けない。静寂が訪れる、私を見つめる魔物達、話す魔物はいない、近くの野良魔物は狩ってある、しばらく近づいて来る魔物はいない。
戻ってきましたよ。・・・・
ビクッ おぁっ!?
急に私の背中側から呟く声がする、幽霊女だ、私は動揺し驚いた声を出してしまう、今まで黙って目を閉じていた私が急に声を出したので、みんなも驚いている。
ど、どうしたのだ、ダンジョン奴隷よ。
ハァ ハァ 幽霊女が戻ってきました、フー・・報告するのです幽霊女よぉ。
あ、驚かせてしまってごめんなさい、話しますね。・・・・
幽霊女は背後から耳元で呟くのが好きらしい、私は幽霊女から上の階層の様子を聞く、みんな幽霊女の声が聞こえないので私が説明しなければならない。
やはり浅層は水没していたようだ、水没した状態、ダンジョンの特性で固定化されているのか、部屋の天井付近には空気が残っているらしい、水の中には動かない人型の人形が複数沈んでいる、何か嫌な予感がするのでそれには近づきたくない、そんな内容をみんなに伝えていく。




