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ダンジョン工事中!!!  作者: アチュネット
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003


 んちゅ んちゅ んちゅ んぅぅ


 スゴ んごぉっぷ


 唇を重ね合わせた感触の後、頭を蹴られた衝撃がきた。


 起きているのだろう、さっさとダンジョンの壁を掘れ。

 ・・ダンジョンの中なのか?ただの土の中じゃなくて。

 何を言っている、ダンジョンの中だ、ダンジョンの土壁なのだ。

 ・・・ダンジョンなのか


 ズン ぐひっひぃ

 さっさと起き上がり働け。

 はひぃぃ


 アソコを踏みつけられた。

 追加攻撃を警戒しつつヨロヨロと立ち上がる。

 アソコの痛みとは裏腹に体調はよい、これなら初日くらい掘れそうだ。


 ザク ザク ザク


 ツルハシを振り上げ土を掘る、荒く掘っているつもりだが妙に整地されているような気がする。

 体調が良く、少し考えられるようになっている。

 掘った後の天井、側面、床は凸凹していない、掘った後の土もいつの間にか無くなっている。


 整地と掘った後の土は魔界女騎士が処理しているのか?

 そのツルハシとダンジョンが処理している。


 魔界女騎士は仁王立ちし私を睨みつけるのが仕事か。

 私を蹴るのも仕事だったか・・いや、しかし、唇に感じたあの感触。


 私にキスしたのか?

 あのままでは使い物にならなかったからな、断腸の思いで、生命力を分けてやったのだ、勘違いしないでくれ。

 お、おう


 口移しで生命力?を与えられたから体調がいいのか。

 魔法的な力なのだろうか。


 ザク ザク ザク


 だいぶ掘れた感覚はあるが、正確な長さはわからない。


 そう簡単に外までつなげられんか。


 魔界女騎士は少し疲れた顔で、私の掘っている土壁を見ている。

 掘っているのは私で、おまえは何もしていないのに。

 2回寝ている、意識がなかったから3日目か、3日間寝ている時以外土壁を掘っている私より何もしてない魔界女騎士の方が疲れた顔をするのは納得できないぞ。


 ぐり ぐり ぐり  うんおっんん


 私が首だけ振り返り魔界女騎士を見ていると、グリグリと尻をブーツでいたぶってきた。

 アソコを攻撃されるよりマシなので、完全には振り返らなかったのだ。


 ザク ザク ザク ボコ うおっ


 ひたすら何もなく土壁を掘り進めていたので、突然の変化にびっくりする。

 土壁を掘り抜いた感触。


 外まで掘れたのか?


 魔界女騎士の期待する声、私は前方の土壁を見る、その崩れた先に空間がある。

 しかし暗くてよく見えない、夜なのか?夜だからだろうか、違う土に囲まれた空間だからだ。


 うおおっ  ウネネネ ドタタ ピト むにゅ おっ ペタン ピト


 土壁の崩れた穴から、ウネウネと素早く巨大なミミズのようなものが這い出してきた。

 私は恐怖し慌てて退くが、魔界女騎士の胸装甲の金属部分に背中が当たる、しかしその守る範囲は少ない、私の体の圧力で露出しているおっぱい部分が圧縮されるのを体で感じた、そしておっぱいの反発、私は尻餅をついた、魔界女騎士の健康的な脚に背中が触れた。


 どけ、そいつは私がやる、じゃまだ。 シャキン ぐぃ むにゅ ぷぉ くっ  ぐぃ むにゅ ぷぁ くそっ


 魔界女騎士は、腰に下げている剣を鞘から抜く、狭い道だ、私を跨ぎ前方の巨大ミミズに斬りかかろうとする。

 しかし私の頭と体につかえ、魔界女騎士のムチムチとした感触のビキニアーマーのアソコの部分と太ももが私の顔をむにゅ、と圧迫しながら無理やり前方に行こうとする、魔界女騎士の汗が私の顔につく、私の体もベタベタなので相手も私の汗がついただろう、ビキニアーマーのアソコと小麦色の健康的な、右足、左足が私の鼻と口を圧迫するたび、一瞬呼吸ができなくなり私は、ぷぉ、ぷぁと変な声を出した、そのたび、くっ、くそっ、と魔界女騎士は屈辱を感じたのだろう、声を漏らした。


 ウネネネ 何っ、あっ グニュニュ あ、くっ ウネネネ あ、んんっ ムニュニュ二ュ んああっ


 巨大ミミズは魔界女騎士のスキを見逃さなかった、素早く、しなやかな足に絡みつき高速でウネウネと体を振動させながら素早くビキニアーマーに到達胸装甲、大きなおっぱいまで締め上げていく。


 私は前方で起きている艶めかしい戦いに、参戦できないでいる。


 くっ、離れろ、グニニ、あぁ、グニニ、うぅ


 いや、ウネウネとしたアレに攻撃することはできる、このツルハシなら。


 グリグリ ビクン ぺチン ぺチン あっ あぁ


 私は勇気を出し、巨大ミミズをツルハシの先端部分でグリグリと圧迫した、巨大ミミズはビクリと反応、反撃とばかりに体の先端で魔界女騎士のビキニアーマーから露出しているテカテカに汗ばむムチムチの尻をはたく、ぺチンぺチンという音と魔界女騎士の汗が飛ぶ、痛みの喘ぎ声が響いた。


 グニニ はぁ、くぅ ムニ二 あぅぅ、狭い、手さえ自由に動かせれば


 狭い空間で剣を思うように振れず、絡みつく巨大ミミズに苦戦しているようだ。

 ツルハシで攻撃すると巨大ミミズは魔界女騎士の張りのある尻に反撃する、どうすればいいんだ。


 はっ、そうだ。


 ザク ザク ザク 


 私は、魔界女騎士の側面の土壁を掘り始めた。


 ウネネネ そんな所に入ってくるんじゃないっ ムニュ ムニュ あぁ くああ


 魔界女騎士はビキニアーマーと体の間に強引に入ってこようとする巨大ミミズの攻勢に悶えている。


 ザク ザク ザク 


 魔界女騎士と巨大ミミズとの肉弾戦は長く続いた、剣が振れる程度の土壁を掘ることができた。


 はぁ はぁ はぁ よくも、よくもやってくれたな、くらえ!!


 スパン スパン


 巨大ミミズの頭としっぽ、どちらが頭かは分からないが、両端を切断する、体の多くがビキニアーマーの中や体に巻き付き斬れる部分が少ないのだ。


 ビチャビチャ ビククン くたぁぁ・・・


 大量の体液を垂らしながら巨大ミミズはしだいに弱り動かなくなった。


 はぁ はぁ はぁ こんな雑魚に、なんてことだ。


 魔界女騎士は全身、巨大ミミズの分泌液と汗でベトベトになっていた、フラフラしながら壁に寄りかかった。



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