022
くん くん 臭いな。
触った手を嗅ぐんじゃないっ、仕方ないだろう、ちょっとした所は洗えるが落ち着いて全身を洗えるほど安心できる場所に水場があるわけじゃないからっ。
うつ伏せになった魔界女騎士の弾力のあるムニムニお尻に跨った状態、魔界女騎士の背中を揉み洗いした私の手の匂いを嗅ぐ、魔界女騎士の体臭をチェックする、臭くなってる、そう言うと、くやしそうな顔をして反論してくる。
気付いてやれなくてすまなかった、これからは私が魔界女騎士の全身を丁寧に揉み洗いしてやる、その間魔界女騎士は周りを警戒すればいい。
前はいい・・背中は仕方ない、頼むかも・・しれない。
慈悲の心を声に乗せ優しく語りかけると、絆されたのか、背中の揉み洗いを許可された、やったぜ、モミ洗いマッサージはかなり気持ちよかったようだ、魔界女騎士の要塞のような心の攻略は順調に進んでいる。
よし バッ そろそろ、いくぞ 休憩は終わりだ。
ゴツ ぐえっ
突然、強引に立ち上がり、魔界女騎士は休憩の終わりを告げる、魔界女騎士のお尻に体重を乗せ跨る私は、反動で仰け反り水の張る石床に頭を打った、すごく痛い。
大丈夫だな、よし行くぞ。 パシャ パシャ パシャ
頭を高速で揉む私を見て大丈夫だなと言い、そのまま歩き出す魔界女騎士、まだジンジンする。
パシャ パシャ パシャ
ペチャ ペチャ ペチャ
しばらく歩くと青く光る苔、石壁の中に土を発見した、土だよな、それなりの量がある。
土だよな、まるで、何かを塞いでいる様に見えるが。
今まで通っていた石壁に囲まれた、真っ直ぐ伸びる大きな通路、その側面に所々ある穴、脇道の1つが土ブロックのような物で塞がれているように見える、まだ距離がある、近づいてみるか。
警戒しろ、ダンジョンかもしれない。
え、土で脇道の穴が塞がれてるだけにしか見えないぞ。
石に囲まれた中、土で穴を塞ぐのは不自然だ、採掘能力がある魔物が命令され塞いだと考えるのが自然だ。
魔界女騎士を見て土に近づこうとするが、ダンジョンかもと警告される、土壁の先には魔物が大量にいるのだろうか、緊張してくる。
パシャ パシャ パシャ
ペチャ ペチャ ペチャ
足音は隠さずに、ゆっくり土に近づく、私達の水に濡れた足音しか聞こえない、中から音がしたらすぐに離れようと思う。
パシャ パシャ パシャ
ペチャ ペチャ ペチャ
土壁に触れることができる距離、中からの反応は無く、途中から普通に歩いて近づいた。
けっこう穴が開いているんだな。
油断はするなよ。
ある程度近づくと、土壁には複数の穴、人や魔物が通れるほどの穴も開いている、足音に反応が無かったし廃墟なのではないか?




