002
後書きに魔界女騎士の立ち絵追加しました。
ごつ ごつ
う、うご
頭に数回衝撃を受け、起きる、けっこう痛い。
目を開ける、ブーツが目の前にあった。
起きろ、さっさと掘れ、ダンジョン奴隷
見上げるとビキニアーマーをきた巨乳に1本の角をはやした美人女がいた。
小麦色の肌吊り上がった目。
その女の後ろがツルハシの光より明るく、女の姿がよく見える。
後ろにあったツルツルとした壁はドアだったようだ、開いている。
私は奴隷なのか?
奴隷だな。
誰の奴隷なのだ?
主人は死んでるな。
ほう。
それでも奴隷なのか?
そうだ、ダンジョン奴隷という名前のままだ、お前は。
私の名前はダンジョン奴隷らしい、私につけられた覚えはないが。
お前は何という名前なのだ?
私は魔界女騎士だ。
それが名前か?
そうだ。
強めの敵モブキャラのような名前だな。
おまえはザコモブだ。
・・そうですか。
どれくらい寝ていたか分からないが、腹は減っているが立ち上がれるくらいには体は回復しているので立ち上がる。
腹が減っているんだ、何か食べる物があったらめぐんでくれないか?
立ち上がると、女の背は同じくらいなんだなと思った。
そして私の全裸を見ても魔界女騎士は何も反応をしめさなかった。
メシなど無い、さっさと掘れ。
そうか・・
なんというブラックな環境なんだ。
ズコ
うっ・・ぐぅ
アソコを蹴られ私はうずくまる。
さっさと掘れ、さぁ、さぁ
・・・はい
ザク ザク ザク
起きたばかりなので少しは掘れる。
ザク・・・ザク・・・ザク
はぁ はぁ はぁ
しかし、少しすると掘る速度が急速に落ち、息切れする。
後ろで魔界女騎士が仁王立ちし、こちらを睨みつけている。
ザク・・・ザク・・・ザク
はぁ はぁ はぁ
くそ、辛い、また倒れてしまいそうだ。 うっ
ぐり ぐり ぐり うんぉぉぉっ
私の尻に魔界女騎士のブーツが食い込みぐりぐりと踏みつけられる。
もっと早く掘れ 怠けるんじゃない!
んひぃ
ザク ザク ザク
んぁ んぁ んぁ
お尻をぐりぐり踏まれながら前方の土を掘っていく。
聞きたいことは、いっぱいあるがなんとも聞きにくい。
質問すると、口答えするなと下半身への攻撃を強化されそうだ。
それでも聞かなければいけないことがある。
なにか、なにか下半身に着ける物はないか?
私のマントを貸してやってもいいが蹴ると汚れるからな、そのままでよい。
魔界女騎士は短めのマントを付けている。
追加の攻撃はなかったが、下半身保護は拒否されてしまう。
全裸の男を見ても平然とし、私を圧倒しているこの巨乳の女は只者ではない。
ザク ザク ザク
んぁ んぁ んぁ
過労死させられる、と思いながら必死でツルハシを振り土を掘った。
バタ んご
かなりの時間掘った後、私は突然倒れてしまった。