018
パシャ パシャ パシャ
ペチャ ペチャ ペチャ
私と魔界女騎士は土を求めてダンジョン中層と思われる場所、石床に水が薄く張り青く光る苔が生える通路を歩く、この通路は狭くない。
側面に所々脇道がある、同じような石の道だ、キョロキョロと観察警戒しながら歩く。
魔界女騎士を少し後ろから眺める、短めのマントからチラチラ見えるプリンプリンとした尻、ビキニアーマー、特に変化はない。
私には変化がある濡れた土小山に落ちたことで、土を纏っている、防御力が上がっているはずだ、全裸土男スタイル、石床に水が張っているせいで土が洗い流され、足、脛が少し綺麗になりそこが弱点だ。
パシャ パシャ パシャ
ペチャ ペチャ ペチャ
あの場所から離れて迷わないのか?
私には拠点防衛能力がある、所属ダンジョンに敵がいることを知らせる能力だ、応用で所属ダンジョンの場所もわかる。
敵の数は分かるのか?
わからん、浅層と中層の間の野良魔物程度では、複数いないと敵として認識するのも難しい。
思いつき、無策で迷いそうな通路を探索するのかなと思ったが、元の場所が分かる能力があったようだ。
ペチャ ペチャ
脇道から水に濡れた足音がする、向こうにも私達の足音は聞こえていただろう。
魔物か、中層でも戦って勝てるのか? 逃げるか? 隠れるか?
道はいくつも分岐している逃げられるかもしれない。
中層に入ったばかりの所だろう、1対1なら私が勝つ、1度戦っておきたい、このまま行くぞ。
おい、2対1ならどうなんだ?
まぁ、いけるだろう。
中層でも魔界女騎士は戦いに自信があるようだ、魔界女騎士に続き歩いていく。
ゴブリンか。
脇道から私の胸くらいの身長の緑色の禿、耳のとんがった魔物が現れた、こちらに近づいて来る。
ギー、ツチノマモノヘンナヤツ、ヨワソウ
変態だが、ダンジョン奴隷だ、弱いぞ。
魔界女騎士より私に興味があるのか、こちらを向き話しかけてくる失礼なやつだ、魔界女騎士が私のことを説明する、ヒドイ内容だ。
ギ―、オトコ、ヨコセ、ダンジョンドレイ、ヨコセ
最弱クラスのゴブリンが私から奪えると思っているのか、拒否する。
ゴブリンといえば、スケベ孕ませ魔物だと思っていたので、男の私を求めるとは意外だ、ホモなのだろうか、身の危険を感じる。
シャキン 実力の違いを思い知らせてやろう。
ふー、ちょっと待ってくれないか。
ギー、コウフクスルカ、ダンジョンドレイ
そんなわけないぜ。
ナニ
私がおまえの相手をしてやる。 カチャ
ギー、ナンダト、ドレイノブンザイデ
ゴブリンは最弱、魔界女騎士の言ったことを全部信じるわけではないが、弱そうだ、ここらで私の戦闘能力を見せつけるべきだろう。
なあゴブリンよ、ダンジョン奴隷と戦うとして殺したりしないな?
コロサン、ツカウ。
なら、いいだろう、やってみろ。
おーん、私をみんな舐めすぎじゃないかな、おーん。
カカッテコイ。
いかせてもらいます。
私は一歩前に出て、一気にゴブリンに襲い掛かる、ゴブリンは拳を前に構える、武器を持っていない、私にはツルハシがある、いける。
ペチャチャ ペチャチャ はいっ!! ブーン
ゴブリンの目の前にすばやく移動、ツルハシを振り上げ頭を攻撃しようとする。
バッ フッ バチン
おぼ ガクク あぁ あぅ バシャ バシャ 死ぬーーーはぁ、はぁぁ。
ゴブリンは前傾姿勢ダッキング私の右斜めに移動、ガラ空きの脇腹へ拳を打ち込む、纏う土の防御を貫通、痛いを通り越し、体が痺れる、息が出来ない、こいつ格闘技やってる。
倒れこみ、水の張る石床をバシャバシャ転げまわる、土アーマーが剥がれていき、全裸になっていく。
ツギハオマエダ。
その程度で勝てるつもりか、死ね。 パシャシャ
ヒュッ バッ フッ フッ
カッ カッ
魔界女騎士はゴブリンに突っ込み剣を、横に薙ぐ、ゴブリンは素早く、前傾姿勢ダッキングで避ける、右斜めへ移動、今度は軽くジャブのようなパンチを2発放つ、剣の鍔、ガードの部分で防御、魔界女騎士の体が反る。
バコ
ぐっ、うぅ
終わりだ、はぁ スパン
ドサ
より圧迫しようと、前屈みになったゴブリンの顔に魔界女騎士の膝蹴りが決まった、よろけるゴブリン、斜めに魔界女騎士の剣が走る、ゴブリンは倒れた。
私は倒れながらも戦いを見ていた、すごく痛かったが、倒れながら戦いを観戦できる程度の状態になったのだ。
倒れたゴブリンの耳が片方なくなっており、近くに落ちている、魔界女騎士はゴブリンに近づく、腰に巻いた布を剥ぐ、そして魔石の場所を探している。
カチャ ぐりぐり ポチャ フッ にぎ
今までより少し大きな魔石を摘出、ゴブリンの体がフッと消える、魔界女騎士は魔石を握り吸収した。
これを巻けダンジョン奴隷よ。
ゴブリンが腰に巻いていた布を投げ私の顔に当たる、臭い。




