015
狭い通路、天井の先には、大量の水が溜まっているようだ、狭い通路の中央側面に階段を作る計画は挫折した。
階段のことより、漏れた大量の水で床が水浸しになっている、まずは水を除去したい、土に水が染み込んでいるように見えない、ダンジョンだというのと関係があるのだろうか。
床が水浸しだ、待っていれば水が無くなるとかないか?
水の張り方が良くない、このエリアに水があることが固定されたかもしれん。
無くならないか?
たぶんな。
水浸しのままだと寝転ぶこともできない、除去することは絶対必要だ。
床の水を除去したい、何とかならないかな?
穴を掘ればいいだけだ、そこに水が溜まり、一定量を越えればダンジョンの機能で元の水なし土床の狭い通路になるだろう。
穴を掘れば何とかなるらしい、掘るのはもう慣れた。
よし、掘るか。
おい、こんな所で穴を掘るな、通りづらくなる。
じゃあどこを掘るんだ?
トイレを拡張しそこへ流し込む。
まだ1度も使ってない和式風土便器か、そういえば階段作りをしていた時、見ていないが推測すると、魔界女騎士は土壁の崩れた穴の先、水を飲んで寛いでいたはずだ。
水を飲んでいたと思うが、トイレを使わないでいいのか?
・・・まだ、大丈夫なはずだ、けっこう飲んだが、問題ないと思う。
魔界女騎士はお腹をムニムニ摘まみながら答える。
やっぱり嘘ついてたな、和式風土便器を壊して、トイレがなくて漏らしても知らんぞ。
よし、トイレを壊して大きな穴にするか。
まだ使ったことはないし、仕方あるまい。
ダンジョンコアのある小部屋、マスタールームに近づく金属ドアは開けたままで中も水に浸かってしまっている、ちょっと穴を掘ったくらいで何とかなる水の量ではない気がしてきた、不安だ。
金属ドア前、マスタールームを囲うようにある左側の狭い通路を通る、右折、そこに水に浸かった和式風土便器がある。
まず、壁を広げようか。
いや、そのままトイレの穴を深く掘って見よ。
え、何で?
そのまま床が抜ければそこに水が流れるからだ。
そううまくはいかないと思うが一理ある、ダメ元でやってみるか、私は土でできた和式風土便器、長細い穴を跨ぎうんこ座り全裸でツルハシを振る。
チャポ ザク はぁ チャポ ザク はぁ
少し掘ってみたが簡単に底が抜けるとは思えない。
チャポ ザク はぁ チャポ ザク はぁ
掘ってみてから気付いた、疲労が溜まってきている。
はぁ はぁ 体力回復キスがそろそろ必要だ、いいだろ?
うんこ座り全裸で振り返り、はぁ、はぁと息を荒げ舌を出しながら疲れた表情で、私の後ろに立つ魔界女騎士に体力回復キスを要求する。
もっとがんばれる、おまえならできる!
もう駄目だ、もう限界だ!
私を鼓舞する魔界女騎士、もう駄目だと悲壮な表情で言う私。
グリ グリ おまえならできる、おまえならできる!! あっ
ドボン おぼぼぼぼぼ
ズル ズル ズル はぁ はぁ できる!
私の頭をグリグリと踏みながら、おまえならできると吊り上がった目で言う魔界女騎士、私はヒドイと思ったが、バランスを崩し和式風土便器に頭から突っ込んでしまう、少し深くなり水が溜まるそこで溺れそうになる私を、慌てて足を掴み引っ張り上げる魔界女騎士。
チャポ ザク はぁ チャポ ザク はぁ チラ
できる!
和式風土便器に跨りながら疲れた感じで掘る私、後ろを振り返りチラと魔界女騎士を見る、できる、と速攻応援の言葉を叫ぶ魔界女騎士、その有無を言わさない態度に体力回復キスをネチッこく要求できない、くそ。
ジャボ ザク はぁ はぁ ジャボ ザク はぁ はぁ
あれからけっこう掘った、ツルハシが水の中から出ることなく掘っている、そろそろ和式風土便器の穴を縦横に広げ水の中へ体を沈めないと掘れないくらいの深さになっている、本当の体力の限界も近い。
ここが本当の限界、また倒れるぞ、体力回復キスをするならこのタイミングが最後だぞ。
私は、全裸うんこ座りのまま振り返り真剣な表情で魔界女騎士に訴えかける。
・・・・・立て。
はぁ はぁ はい! スク バッ
私は期待の表情、はぁ、はぁと息を荒げながら、はい、といい返事、舌を出し素早く立ち上がり振り返る。
ふぅ ス
軽い溜息、魔界女騎士の唇が近づいてくる。
ピト ん
私の舌に魔界女騎士の唇が触れる。
くぱぁ ふご んちゅ んちゅ んちゅ ふご ふごご
魔界女騎士も口を開け唇が重なる、口の中に何かが入ってくる、舌ではない、何か。
気絶しキスされ起き上がる時に感じた生命力が与えられている感覚。
ふぅぅ これでいいだろ、さっさっと掘ることを再開しろダンジョン奴隷よ。
ぷぁ ・・・はい。




