ドルオタ、混ぜるな危険
「「ひなこたん、うぉ」」
「「ひなこたん、うぉ」」
「皆さん、いったん止めてくださいませんかぁ」
今日も今日とて、頭から靴までフリルで一杯なかなさんが口をアヒル口にして、困った顔をするとオタ踊り、略しておたりをやってていた面々は止まり、ぴしっと整列する。
この人達、軍隊生活でも生きていけそう。
今日は、かなさんにおよばれして、かなさんの所属するドルサーに来ています。実際はかなさんによるかなさんのためのクラブです。KKKです、よそ者は排除されそうです。
あっ、因みにクラブはclubですよ。
ここは偏差値75の国内最高峰の大学内なんで大丈夫です。
「ゆかさん、りかさん。どうですぅか?」
どうと言われましても、メンバーの中の女の子のおっぱいがプルンプルンと揺れていて最高です!!
「なんか、たりませんね。これじゃあ、私達の愛がひなこさんに届きません」
りかさんが物憂げにゆう。
りかさんって美人さんだから凄い絵になるんですけど、話の内容がくそ。
「そうですぅ、そうですぅ。何か足りないのですぅ。ひなこさまへの愛はこんなにも溢れているのにぃー。表現出来ないなんて」
かなさんがおろおろとして机にしなだれかかる。
それを見てKKKのメンバーが反復幅跳びで10とれるくらいおろおろしている。
KKKのメンバーは多分、ひなこたんへの愛じゃなくて、かなさんへの愛で溢れていると思います!
「かな氏、そんなに気落ちしないで、ゆか氏ならゆか氏なら。きっと答えを教えてくれる」
ちょっと、りかさん!
KKKのメンバーのすがるような視線が痛い。
えっ、なんでりかさんもかなさんも凄く期待するような目でこちらを見てくるの。
どうする?
どうする?
こういう時は………
「ひなこたん可愛い!」
そうです、思考停止です。
藤原 ゆか さんちゃい難しいことわかりまちぇん!
「ゆかさんそうですぅ。私達の気持ちを伝えてなかったですぅ」
えっ、かなさん
「そうです、言葉にしなきゃ気持ちなんて伝わらない。100の行動より、1の愛の言葉を伝えないと」
えっ、えっ、りかさん
「ひなこたん可愛い」
「ひなこたん可愛い」
「ひなこたん、うぉーー」
「ひなこたん、うぉーー」
…
…
えーー。
まじで、この人達意味わかんない。
助けてひなこたーーーん。
この、盛り上がりは隣の吹奏楽団がうるさいと文句言ってくるまで続いた。




