ファンサービスはファンに届くのか5
"マスコミ対応、思ったよりめんどくさいですぅ"
かなさん、凄いなー。
"ひどい目に合いました。あんなに人に囲まれるなんて、地獄です"
"りかさん、良く一人で対応出来ましたね。私、茜とわかばちゃんに助けてもらってやっと対応出来ました"
"ゆかさん、りかは私の後ろに隠れてただけですぅよ"
やっぱり、本当に一人で対応できるかなさんなにもの。
"そういえばぁ、なんかのりでぇつけたバナーで凄いほどぉ、儲かってますよぉ"
確かに、昼見たとき1000万再生いってたからな。
"えっ、これから働かなくていいの?"
"りかは、社会と少しでも関わりをもつためにぃ、働いていた方がいいですぅ。そもそも、そんな大変じゃないですぅよねぇ?"
"そうですけど。そうですけど。働きたくないでござる。おっ、テレビでやってますね。かな氏、可愛いく撮れてますね。ゆか氏も"
"えっ、私達の写真写すなって言ったのに"
"まあ、マスメディアですからね"
"ですねぇ、知り合いの弁護士、紹介しましょうかぁ?多分、向こうはめんどくさいと思ってぇ、泣き寝入りすると考えているのでぇ、鼻面を明かせますよぉ"
少し、やってみたい。
"やった方が良いですかね?"
"面倒ですからねぇ。私だったらぁ、社会経験のためにやりますかねぇ"
社会経験。大丈夫かな?
「ゆか、大丈夫だったか?」
玄関が凄い音で開かれ、父親の大声が聞こえてくる。
「父さん、うるさい。死ね
ば良いのに」
茜がぽつんという。
茜、死ねばいいと思うは良くないと思う。
「ゆか」
父親がこちらに向かって走ってくる。
勿論、茜が足を引っかける。
頭から倒れる。
「お姉ちゃん、大丈夫?」
茜、頭から倒れているお父さんを心配してあげた方が良いと思います。
「茜、あんまり父親を虐めちゃ駄目だよ」
「はーい」
茜は不満そうに頷く。
「お父さん大丈夫、凄い音がしたけど」
「大丈夫だ。ゆかから心配してもらえるならおれは、ぐへ」
茜は父親の頭を足で押さえつける。
「茜」
「父さんがお姉ちゃんを直視するんだもん」
「茜」
「はーい」
茜はしぶしぶ、離れる。
「ゆか、今日は大丈夫だったか?」
「父さん、そんな心配しなくても大丈夫だよ。茜とわかばちゃんに守ってもらったし」
「おっ、さすが茜だな」
「………」
茜は興味無さそうにしてる。私が茜のこと見てるってわかるとにこりと微笑んでくる。
「お姉ちゃん、何?」
「なんでもないよ」
「明日は学校まで俺が送ってくことにする」
「当然でしょ、私も一緒だからねお姉ちゃん」
「ありがとう!」
こんなに心配してくれる家族で本当に良かった。




