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藤原ゆか、それは伝説のドルオタになるもの名である。

「ひなこたん、ひなこたん、うぉーー」

「ひなこたん、ひなこたん、うぉーー」

 曲の間奏に全力で合いの手をいれる。

 それが私達の愛を伝える方法だから。

 藤原 ゆか 14歳。ひょんな事から40歳のおっさんから転生したけど、今世でも全力で押しアイドルを応援しています。

「ゆか氏、ゆか氏、今日もひなこさん可愛いかったですね」

 メガネをかけて、リュックサックを背負い、首にひなこloveのタオルをかけた(私もかけているけど)女性である、りかさんが話かけてくる。

「そうです、そうですよね。やっぱりひなこさまは可愛いですう」

 ロリータ系、ファッションをして、動作がいちいちあざといこの女性はかなさんである。

 現役、オタサーの姫である。因みにそのサークルはアイドル研究サークルである、男はかなさんじゃなくてアイドルを愛でよっ!

 この二人は最近ひなこたんライブなどで良くつるんでいます。珍しい、女性の同士たちです!!

「やっぱり、ひなこさんの生声は、脳汁溶かされちゃいます、何も考えれないです」

「そうですよ、そうです、もお、中毒になっちゃいますぅ、禁断症状がでてますぅ、ひなこさまが周りに一杯ですぅ、幸せです、天国ですぅ」

 はい、同士です。

 ですが、もうちょい、時と場合を考えましょう、私らに話かけようとしているちゃらそうなお兄さんでさえ引いてますよ。

「二人とも行きますよ!」(ひなこたん似せボイス)

「「はい!」」

 あれれ、私最年少なのになー。

 大人なんてこんなもんさー。


 正直、凄い心配だけど二人を電車に叩きこんで、

 大通りから一本入った少し薄暗い道にくる。

 ナンパとか、誘拐が怖いので駆け足で建物まで行く。

 急な階段を降りると


 おっさん、おっさん、お兄さん、おっさん、おっさん、おっさん、お兄さん、お姉さん、おっさん……


 おっさんパラダイスです!

 おっぱらです!


 という、冗談はおいといて、ここはステージがちょこんとあり、ステージを照らす照明がある、地下劇場です。

 チケットを買って下に降りると、お兄さんと話していたお姉さんが近づいて来ます。

 私ってやっぱり女の人ほいほいです!

 抱きつかれて、顔に胸が胸がーー!

「ゆかちゃん可愛い。もう、満足だわー」

「みやこさん、まだ始まってないですよー」

「ぐへへ」

「みやこ、やめなさい!」

 お兄さんが来て、みやこさんの頭を軽く叩きます。

「しょうがない」

 みやこさんがしぶしぶ離れてしまいます。

 あー、おっぱいが、おっぱいがー!

「みやこも、ゆかちゃんももうそろそろ始まるよ」

 照明がパッとつきます。

「皆さん来てくれてありがとうー」

 わぉー、わぉー

「今日も楽しんでいってねー」

 わかばちゃん可愛い

「じゃあ、一曲目いくね」

 わぉー、わぉー

「「「天使な日々」」」

 うぉーー!!


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