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秋の名物3つ挙げよう

 秋と言えば、食べ物、スポーツ、ひなこたんのライブ。

 という事で、今日はかなさんの車でひなこたんのライブをみるために新潟へ向かっています。

 因みに車種なんだと思います?

 みんな大好きな黒塗りの高級車である、べ○○です。安心安全、防弾加工らしいです。

 これで、スナイパーからも安心ですね………

「zzz」

 りかさんは後ろの席で爆睡しています。

「私達見たいなぁ。気楽な身分である学生と違って、社会人ですぅからねぇ」

 正直、私も眠たいです。ふかふかのシーツに、かなさんの安全運転と合わされば欠伸のひとつも出てきてしまいます。

「ゆかちゃんも眠いなら、ねるですぅ。着いてから大変ですぅからねぇ」

 私もまもなく瞼が閉じてしまいました。


「起きてくださいですぅ」

 目を開けるとそこは車、車、車。

「さぁ、行きますですぅよ」

 かなさんが止めた場所は会場から少し離れた駐車場であり、会場まで行くには少々歩かないと行けません。

 駐車場から出ると歩道には人、人、人。上から見たら蟻のように見えるんでしょうか?

 今日は、残念ながらひなこたんだけのライブでは有りません。中堅アイドルや歌手が集まって行うライブのため、こんなに人が集まっているのです。

 ひなこたんファンとしてはひなこたん一人の力でこのくらいの人数を集めて欲しいです。そうなると、気軽に出来ているファンとの交流会がなくなりそうなのは嫌ですが。

 今回は運悪く、会場からステージからかなり離れた位置です。

「うー、これじゃあひなこが米粒台くらいしか見えない」

 この声は…

「りりさん、おはようございますぅ」

「りりさん、おはよう」

「りりりー」

 りかさんは暑さと人の多さにやられて正常な発声さえできなくなっています。

「KYRのメンバーじゃない!?」

 だから、その名は止めて欲しいです。

「ふふふふ、丁度いいわ」

 えーと、りりさん、暑さで頭やられちゃいました?

「これが私達が作った、ひなこ非公式ファンクラブ、HIC、ひなこラブクラブのメンバーよ」

「一番はせっしゃがもらおうデュフフ、ひなこへの赤きとおとき炎の光、ひなこレッド」

「二番、筋肉もりもり、ひなこへの愛を力に変えて、ひなこブルー」

「三番、しーぜーんーにーもーどーろーう」

 どこをどうやってどう突っ込めばいいのだろうか?

 てか、最後、本当にひなこたんのファンなの!!りりさんが無理やり連れてきたとかじゃ無いの!?

「あっ、かなさま」

 現地集合にしていた、かなさん所属のサークルいわゆるKKKが到着した。

「我らアイドル同好会18名到着いたしました。」

 うん、無茶苦茶綺麗に整列している。かなさんが命令したら玉砕覚悟で突撃しそうである。

「何よ。あなた達、KYRの援軍?」

 りりさんが無茶苦茶慌てている。

「そんなかくし球を持っているなんて」

 いや、りりさん、あなたは何と戦っているのですか?我々には見えない高尚なものと戦っているのですか?

「大丈夫ですぞー、ホワイト。我々HICの力が合わされば、ひなこへの愛は東京タワーより高く、排水口より深いですぞ、デュフフ」

 例えが微妙です。減点マイナス80点。

 りりさんがホワイトなのかな。普通に似合ってそうだから戦隊もののコスプレして欲しいです。

「そうです、この筋肉が」

「今日のところは負けを認めてあげるわ。けど、次は勝つ」

「敵と味方のあつい友情、そこから始まる白い百合の物語。良い、ゆか氏、本当にネタの宝庫ですぞ」

 りかさん、あなたもしかしなくても妹と私の百合描いていますよね?

「良い友情ですぅ」

 かなさんも、どこにそんなものがあるんです?

 私だって、出来ればJkである。りりさんと仲良くしたいです。

「始まるみたいですぅ」


 ステージの端から爆発音と共に煙が出てくる。

 煙がはれるとステージにはひなこたん他、今日、出演するアーティスト達が立っている。

「さあ、今年もやって参りました新潟フェス。2日間楽しんでいきましょう!」

 因みにこのフェスは2日間開催されますが、ひなこたんが出るのは初日の今日だけなので明日は来ません。

 もし出たら、多分、りかさんが倒れること間違いないです。

「「「おー」」」

 少しだけ、会場が震えた気がする。

「では、一曲目。今年のヒットソング花歌」


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