表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/22

握手会は天使の奇跡2

 あーあ、緊張する。

 辛い、ひなこたんと愛たい。

 日差しが燦々と照らす屋外から建物の中に入ったが逆に熱気と汗による匂いが充満して、更に緊張により色々と辛いです。

「ゆかちゃん、大丈夫ですぅ?」

 かなさんは自分も辛い状態なのに私のことを心配してくれます。きゅんときちゃいます。

 りかさんはさっきから顔を下に向けてぶつぶつとなにか呟いています。

「りか、水飲みますぅよ?」

 りかさんはかなさんから渡された水筒のカップの水をがぶ飲みすると、また、何か呟きはじめます。魔法の呪文かな?

「軟弱ね、こんなのひなこへの愛の試練だと思えばへっちゃらよ」

「水飲まないといけないですぅよ」

 かなさんはりりさんにも水筒のカップを渡します。

「美味しい!」

「それは良かったですぅ」

「分かったわよ」

 りりさんがまた腰に手を当てて、負けポーズを作る。邪魔になること分かっているのか私達を指指してこない。えらい、えらい

「ゆかのひなこへの愛の強さは仲間達によっても増強されるのね」

「えっ、多分違うけど」

「あなたたたちかな、ゆか、りかの頭文字をとってKYRのチームの強さによって力がもたらされる」

 KYRって、"空気読めないR"的な感じていやなんですけど。

「だから、私もチームを作ることにするわ、一人はひなこのため、みんなはひなこのためよ!」

 りりさんは言い切った満足感に満ち溢れている。

「仲良くする人は気をつけるですぅよ。危ない人も一杯いますぅから。りりちゃんみたいな可愛い女の子は狙われる対象ですぅからね」

「みてなさいよ。私がゆかちゃんより、愛が重いことを証明してみせるわ」

 何か意味ちがくないですか?

 どうせなら私達ともっと仲良くなればいいのに

 女の子ならいつでもウェルカムだよ。

「頑張ってくださいですぅ」

「はーい、次の方」

 後、残り10人。思い出したらまた、辛くなってきた。



 ひなこ視点


 今日も今日とてアイドル活動です。

 なんと今日はつつがなく会場まで来れました。えらい。誉めてください。フリーズ ギブ みぃ?

 ですが、衣装着るのに手間取ってファンの皆様を一時間待たせてしまいました。服着るのって難しいです。

 プロデューサー曰く、2時間遅れるのは想定済みらしいです。ということは、1時間しか遅れていないということは快挙ですね!!

 ですが、ファンの皆様を待たせてしまったので何時もよりも楽しめるように頑張っていきましょう!

 ファンの方々は本当に色々な方がいて面白いです。

 無茶苦茶臭い方とかただ、高級な物を贈ってくださる方とか好きなアニメのCDをくれる方とか、辞典並みの愛の手紙を贈ってくださる方とか、勿論読んでいます。

 取り分け、私が印象に残るのは藤原ゆかちゃんです。あんまり、ファンを好き、嫌いとするのは良くないのですが、ゆかちゃんはめちゃくちゃ好きです。

 さらさらな黒髪にぷるんとした肌、整った目鼻立ちに、心に届くような美声。

 美少女です。ぶっちゃけ、全世界のどのアイドルよりも可愛いと思います。私なんかめじゃないです。

 そして、そんな子が「ゆかたん、応援してます。頑張ってください」と言ってくれるのです。きゅんときちゃいます。お持ち帰りの選択肢はないんですかね?

 これだから握手会は止められません。

 いえ、違いますよ。プロデューサーにもうそろそろ危険だと言われているのに行っている理由はファンとの交流のためですよ決して、ゆかちゃんに会いたいからと言う不純な動機では無いです。

「ひなこさん、はじめましょう」

「はーい」

 頑張っていきましょう。

 ファンの笑顔が私の笑顔です。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ