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gemello vampiro  作者: 黒猫
3/9

03

このクラスに自分達と同じvampiroがいることは、美月も太陽も気付いていた。だけど、自分達が気付かれるなんて思ってもいなかった。美月と太陽は驚いてはいたけど、表情には出していなかった。


「それでは、質問をしたい人は手を挙げて下さい。僕が質問する人を当てるので質問したい事を言って下さい」

「「はい!!!」」


クラスの皆は翔の言う事をよく聞くようだ。

翔の進行で質問会が始まる。


「えっと、どこから来たんですか?」

「イタリアです」

「じゃあ、外国語とか話せるんですか?」

「はい、話せます」

「誕生日はいつですか?」

「二月五日です」


********************


それから、クラスの皆から美月達への質問が続き、もう少しで質問も終わりそうだった。


「二人は彼氏、彼女ほいるんですか?」

「「いません」」


この質問が皆が一番聞きたかった事らしく、二人が答えると歓声が湧き上がった。

二人に彼氏、彼女がいない事が嬉しいらしい。歓声をあげた人の中から二人に告白する人がでてきそうだ。


「静かにして下さい。もう質問したい人はいませんか?」


翔が尋ねると誰も手を挙げなかった。

もう、質問会は終わりのようだ。

感想や誤字がありましたら教えてください。


黒猫

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