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gemello vampiro  作者: 黒猫
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01

gemello vampiro = 双子 吸血鬼

 ここはクローバー学園。全国で1・2を争う有名な学園だ。今日この学園に転校生が来るそうだ。学園中の生徒が転校生の噂話をしている。


「ねぇねぇ、聞いた?学園に転校生が来るって」

「聞いた聞いた。双子で2人共超美形なんだって」

「俺は、1人は男でもう1人は女だって聞いたぜ」

「噂通りだといいなぁ」


とこんな風に広がっている。

 この学園に転校して来るくらいだから2人はとても頭が良い。それに加えて美形だと聞き、生徒達の期待も高まっているようだ。


 *****


 学園には生徒達よりも転校生の2人が学園に来る事を待ち望んでいる人達が3人いる。1人は学園長。後の2人は生徒会役員で、今は生徒会室で話をしている。 


「ねぇ、兄さん。今日来る転校生ってこの間言ってた双子の事?」

「ああ、そうだ。転校して来る理由等、詳しい事は教えて貰えなかったが…

 ただ、学園長が『貴方達と同じだから気に入ると思いますよ。仲良くして下さいね』と言っていた」

「同じって事は同胞だって事?」

「ああ、多分な」


 生徒会室には、紫のネクタイをしている3年生の生徒会長と赤のネクタイをしている1年生の副会長がいた。1年生の副会長は生徒会長を「兄さん」と呼んでいたので2人は兄弟なのだろう。


「へぇ、会うのが楽しみだ」

「そうだな。翔、もうすぐ予鈴が鳴る。教室に戻った方が良いんじゃないか?」

「そうだね、じゃあ、また放課後に」

「ああ」


 翔と呼ばれた生徒は兄に言われ生徒会室を出て行った。


「はぁ… なんでこんな所に来るのかな…

 学園長が言ってた様な人達ならこんな所に来なくてもいいはずなのに…


 翔に言っておけば良かったかな…無礼な振る舞いはするなと。でも、聞かないかもなぁ。翔の性格だと


 まぁ悩んでも仕方ない。何か起きた時は学園長に相談するか」


 生徒会長は1人納得して生徒会室を出ていった。

 

感想や誤字がありましたら教えてください。


黒猫

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