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第1話「転生と接触」

ここは日本。正式国名は大日本帝国。略称して日本国と呼ばれることも。第三次世界大戦は2116年に世界各国が日本に宣戦布告し、北海道がデンマークに裏切られ、自分は死ぬ運命を悟った。デンマーク人は元々、ゲルマン系ノルマン人の子孫で別名「デーン人」と呼ばれる。特に北欧・中東・西欧から日本への批判やヘイトは徐々に強くなっていき、時の大日本帝国皇帝「旭宮倭仁」(あさひのみやわのひと)天皇陛下はこれを重く受け止め、北海道との戦争へ突入する。


 日本という国は実はかなり外国から見ても異常な国などである。例を挙げるならば日本語である。多くの外国人は中国語よりも学ぶのが難しいと言われている。ただ日本人には異世界で言う言語理解スキルがあり、他国の人が何を言っているのかよくよく分かるのだ。ちなみに中国語では「你好」(ニーハオ)だが日本語ではこんにちはである。もしくは漢字で「昼礼」(こんにちは)と習う。


 

そして日本の地名の難しさはよく知られている。道→府→県→市→町→村→大字の順に住所が細かく決められている。そして沖縄県には中華民国が勝手に占領している台湾があるが日本では沖縄県台湾市と呼んだり日本でも独自性が存在する。


 


ただ天皇という君主はお飾りでこれもみんなが知ってのとおり、日本での君主制は廃止となった。しかし、議会政治にした途端、色々な政治家が出たが日本での政治家は全て無能であった。総理大臣である高臣首相も実は政治ができるどうこよりもその人徳や人柄を買われて出世した人なのだ。今の与党政党である民政党はもはや天皇の怒りさえ招き入れ、再び議会政治から立憲君主制専制政治へと戻っている。


 ただそれに難癖をつけてきたのが米国と露国だ。珍しく同盟を組み、日本を討伐するため他国を呼んだ。ただ親戚にあった国が一つある。それはサウジアラビアである。サウジアラビア王国と大日本帝国には2089年に婚姻関係を結んだ。そのためサウジアラビアは不参戦となった。


 


北海道はデンマークに落ち、アイヌランド連合王国を建国してしまった。実はこたびの内戦はアイヌランド連合王国を建国した高臣首相と倭仁天皇の対立から産まれたものだ。


 

北海道道民のほとんどの先祖はアイヌで唯一無二アイヌではなのは北広島市。ここは山陽道広島県から広島人の開拓民が誕生させたアイヌとはまた別の土地である。ヒグマが可愛いと思うほど「北海道道民」(アイヌ)は恐ろしいのである。


 


「おまえらに怨みはないが北海道道民共「北海道道民共」(アイヌたち)を駆逐しろ!!」


 


「指揮官!!後ろ!!」


 

指揮官の裏には「北海道道民兵(アイヌ兵)」がスナイパーライフルで攻撃してきたが指揮官は素早く伏せる。


「タケル!!ありがとうな。」


指揮官がスナイパーライフルで北海道道民兵(アイヌ)を殺害。


 


「新城指揮官!!」


 


「陸上自衛隊三佐中村 アキラ討死!!」


 


「陸上自衛隊二佐の吉野 ユウト戦死しました。」


 


「陸上自衛隊二佐の大森 ユウスケ殉職。」


 


「情報量が多いな。」


 


「無理もないです。ここ連日「北海道道民(アイヌ)」による攻勢で兵たちも疲弊しています。」


 


北海道道民(アイヌ)」の士気は高いものです。」


 


タケルが左の人物を見て


「やぁ久しぶり沖田。」


「やぁ穂井田 タケル二佐。久しぶりだが戦況は良くない。」


 


「だがみんな頑張っている。俺も出撃する。」


 


沖田が指揮官を見る。


「指揮官いいんですか?止めなくて?」


 


「しょうがないだろう。」


 


「突貫だ。突撃!!特攻!!日本人としての意地を見せろ!!」


 


「アイツは陸上自衛隊穂井田 タケル二佐だ!!」


 


「タケル二佐の援軍だ。」


 


アサルトライフルの弾がタケルの心臓を貫く。


「ぐっ」


 


「まだ...............死ぬわけには..............いかな.........」


 


「タケル二佐!!」


 


「タケル二佐殿!!」


 


「脈がねえ、死んだ。」


 


「新城指揮官!!穂井田 タケル戦死!!」


 


「そうか。あいつ逝ったか。」


 


 


うーん。ここは?


 


どうやらどこかの森林みたいだが?


 


ここは?


 


とりあえず進むか。


 


この森林は深いな。


 


3分後


 


どうやらどこかの街道らしい?


 


あの城に行ってみよう。


 


うん?


 


「そこの方!!妹を助けてください!!」


 


タケルが言う。


「どうしたんですか?」


 


「妹が突然、倒れたのです。」


 


「顔が青いですね。あと、疲れ切っている様子です。倒れたのはいつ頃?」


 


「3分前です。」


 


うむ?この感じは............


 


「お手数ですがお家まで運びましょう。妹さんの状況はよくありません。ビタミン不足で倒れています。」


 


「ビタミン?」


 


「私は穂井田 タケル二佐と申します。大日本帝国陸上自衛隊五十四師団新城隊二佐です。」


 


「妹さんははきりいってもう助けられる時間があまりありません。」


 


「助けられるのか?」


そばにいる謎の兵たちもここぞに言う


 


「えぇ妹さんはビタミンA がおそらく足りません。」


 


「野菜系や果物系のものを食べないとおそらく疾病になりやすいので速くしたほうが良いでしょう。」


 「では貴方も馬車へお乗りください。私は殿下の近衛隊隊長を勤めているジャンと申します。どうか私からも妹様を助けてやってくださいませ。」

こうして私、穂井田 タケルは馬車に乗り込み、どこか分からない都市に到着した。


 


「クヌート殿下、到着しました。」


 

「ジャンありがとう。私は一刻を争うため妹やタケル殿と一緒に部屋へ向かう。ジャンは兵たちをまとめて休ませてからこちらに来てくれ。」


 


「承知致しました。」


 

銀髪の赤眼の男であり、僅か14歳にも満たないクヌートはタケルと共に妹を馬車から運び出した。


 


「メイド長!!」


 


「殿下、どうかしましたか?」


 

「こたびの外交任務は難しい。父上には申しわけないと言って延期してもらおう。」


 

「承知致しました。」


 

執事であるエドワードも到着した。


 

「王子!!何事ですか?」


 

「妹が外交任務に旅立ってすぐに倒れたのだ。」


 

「妹君が?」


 

「あぁ今から妹をタケル殿と部屋まで運ぶ。エドワードも手伝ってくれ。」


 


「承知致しました。」


 

妹と呼ばれた女性を運ぶ。こちらも銀髪で赤眼であり、ロングヘアな女性だが彼女の今の状態は身体が青く。日本人の一般人が見ても疾病だと分かる。年齢は12歳ぐらいだろうか?


 


身体も比較的弱そうだ。


 

「タケル殿、こちらはメイド長のスノッリと言う。」


 

「メイド長をしています。スノッリと申します。」


 

「果物である林檎をデザートにと比較的な野菜。身体が温まる温野菜のほうがいいでしょう。時は一刻を争います。自己紹介している暇は無さそうですね。」


 


「林檎とは?」


 


「林檎って赤く中は白い果物ですよ。」


 


「アポの果実ですか?」


 


「それだと思います。」


 


「ではメイドたちに作らせますね。」


 


バン!!というドアの音がすると


「シグルド王!!」


と執事のエドワードが叫ぶ。


「我が娘は!?」


と王冠をかぶり銀髪のロングヘアの男性が髭も長い。

 


 「今は眠っていますが先ほどメイド長に料理を作らせていますので」


 「出来上がりました。」


 

「ふむ。食べさせましょう。」


 

スノッリと呼ばれる女性に一口食べさせると


「ふむ。とりあえずは大丈夫でしょう。」


 


「中には拒食する人もいるのでとりあえず少しづつ食べさせます。」


 


「タケル殿?質問がある。」


 


「王様何でしょうか?」


 


「我が娘は助かるのか?」


 


「とりあえず大丈夫でしょう。」


 


「我が娘は野菜が苦手でほとんど食べていなかったのだ。そのツケがこれだ。父親として甘やかさず厳しく育てれば良かったのかのう。」


 


「そうかもしれません。王様、とりあえず大丈夫なので王様は政務に戻られては?」


 


「タケル殿はいい人だ。だが政務はもう終わっているしこんなに暗い。」


 


いつの間にか暗いな。夜か。


 


「確かに大丈夫そうですね。」


 


「父親としてとりあえず側にいたい。タケル殿いいか?」


 


「大丈夫でしょう。」


 


 


翌日


 


「お父様...............?」


 


「スノッリ気づいたか?」


 


「私...........外交任務に.............」


 


「もうよい外交任務は延期にしたし、相手国のマクート王国もおまえが倒れ心配していたそうじゃ。全て大丈夫じゃ。」


 


「タケル殿ありがとう。」


 


「いいえ。おそらく野菜がまだいるでしょう。私も休みたい。とりあえず仮眠できる部屋を用意してもらえませんか?」


 


「うむ。ラグナル。」


 


「こちらは宰相のラグナル。これタケル殿に仮眠できる部屋を用意しなさい。」


 


「かしこまりました。」


 


3時間後


 


「タケル殿改めてお礼が言いたいありがとう。」


 


「いえいえ私は何も...............」


 


「スノッリが順調に回復しているそうじゃ。今はリハビリ中じゃが。」


 


「おまえさんが会ったクヌートとスノッリは私の子だが後宮の子だ。私の隣にいるのは彼らの兄である王太子エルドリエ。」


 


「弟達が世話になった。異母兄としてもスノッリは身体が弱く心配だったのだ。」


 


「おぬしがここに来てもらったのはおぬしの正体が知りたいからじゃ。」


 


「鑑定スキルを使うから王太子を呼んできた。」


 


「私は生まれつき鑑定スキルを持ってきて産まれた。相手の種族とスキルが分かる。」


 


「タケル殿貴殿のことは信用しているが一応、王宮に一般人を入れるなど王家の威信に関わる問題なのだ。」


 


「では」「うっ?父上コレ?」


 


種族:日系日本人(純血種)(広島人)


 


統率121


武勇107


知略103


政治115


 


種族スキル


・言語理解


・医学栄養学


・軍人気質


・武士道


・平和主義


・テイムスキル


・自然理解


・色彩感覚


 


アクションスキル


「シールドバッシュ」


「流星剣」


「構えカウンター」


「海老で鯛を釣る」


 


パッシプスキル

「神の末裔」


 


所属:大日本帝国陸上自衛隊五十四師団新城隊二佐(職業軍人)


「なんじゃこりゃー!?」


 


2人が同時に叫ぶ。


そして2人が小声に


 


「父上、コレは4000年に一度の良い人材では?」


 


「そうじゃの。エルフが持つ自然理解。獣人が持つテイムスキル。そして何よりリザードマンが持つ軍人気質があるからの。」


 


「しかし、種族は日系日本人の広島人聞いたことがありません。」


 


「広島人というのはなんじゃ?広島とは出身地か?」


 


「その可能性も。」


 


「うん?詳しく見れます。」


 


大日本帝国


この世界にはない帝国。天皇を君主とする立憲君主制専制政治の国家。日本人が住みながらも日本人以外の人種は暮らし多くはクルド人やウクライナ人などの避難民も暮らす一方で政治はあまり良くないため国民からの反感を買っている。


 

日本人


日本列島に住むヒト科人間。黄色人種で戦争好きで長いこと内戦が絶えないため、日本人には多くの人種に分けられている。特に関西地域は顕著に表れている。他人種よりも多くの勉学に励んでおり、労働時間と労働日は24時間の月月火水木金金である。そのため吸収力が高い一方で12歳の若さで自殺してしまう人も多い。


 

広島


日本列島礼制山陽道に属する県の一つであり、県知事(県令)を長とし、広島市、東広島市、廿日市市、福山市など複数の都市を治める。広島人と高陽人が住んでおり、争いが絶えず起こっている。治安も日本一良くないと言われており、ヤクザなど反社会的勢力や反乱軍などが多いことで知られている。三角州を中心地として多くの川が広島市に流れる。


 


郷土料理はお好み焼きと牡蠣と茄子。


 

主な主産業は重工業21 軽工業20 計41 そのうちの民需は2。軍需が39。


 

次いで産業が多いのは林業・農業・商業


林業や農業は特に山岳地帯が多く。商業は平野部に栄えている。


 


敵対:「北海道道民」アイヌ、沖縄県民、岡山県民、福島県民


友好:長崎県民、島根県民、千葉県民


 


広島人の得意なスキルはテイムスキルだけでなく隠しスキルとして「覚醒」が存在する。


 


「チートすぎないですか?父上」


 


「うむ。これは良い人材ではある。ただ色々気になるので後で書記官に資料を書いてもらうとしよう。」


 


「タケル殿?貴殿がよければで良いがうちの国に仕官してもらえないだろうか。うちの国には人材が少なくてだな。」


 


「そうだな。ここに住もう。ただ永住というわけではありませんが...........」


 


「ふむ。長期滞在ということにしよう。」


 


笑みを浮かべながら王様は説明した。


 


「まずここはファンダル王国と呼ばれている。古の王デュランダルは隣国の王家であったモードレッドと兄弟であった。しかし、ある時、2人は袂を分かつことになる。東のファリウス帝国は今、分裂していて内戦状態。ここはエルフの国で北部は主に寒冷地域だが森林地域も多いのでフォレストエルフが、南部は砂漠にサバンナ。極めつけ火山地帯であり、暮らすのもやっと難しい。ダークエルフが住むと言われている。」


 


「今回、息子のクヌートと娘のスノッリが外交任務に行くはずだったのはモードレッドの建てたマクート王国である。彼の地は私達と同じように人間族が住む土地であり、エルフとの緊張状態の同盟先と知られている。」


 


「外交任務とは言ってもスノッリと相手国の婚姻関係いわゆる政略結婚を結ぶための任務だったのじゃ。」


 


「へえー そうなのですか。」


 


「おぬしも感じたじゃろ。ここのところ娘は身体が非常に弱くなっている。なので結婚を先延ばしにしてもったのじゃよ。」


 

こうして王国に滞在することになった私、穂井田 タケルはファンダル王国ですごすことになった。しかし、日本人って凄いな。


 

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