エロ本の行方
12話です。少し短めです。
楽しんでください。
夜ご飯を終え、三人はまた紗綾の部屋で集まり会話をしていた。
圭輔は案の定しょぼくれていた。
「僕の大切なコレクションが……」
「また買えばいいんじゃないの?」
「うぅ……」
「一応確認の電話した方が良かったですね」
京香は淡々と言った。
「……話変わるが、お前ここから学校まで少し距離あるが、大丈夫か?」
「えっ?」
京香はドキッとした。
「お兄様。私の心配をして下さっているんですか?」
「当たり前だろ?」
「お兄様は大切なエロ本を捨てて嘆いているのにも関わらず、妹の心配をしてくれるなんて、うぅ、京香感激です」
「そ、そうかぁ?」
圭輔は少し喜んだ。
「二人の感動中悪いけれど、そりゃあエロ本より妹の方が大切だよ?」
沙也加はツッコんだ。そしたら、紗綾が部屋に入ってきた。
「ふぅ、疲れたーっ」
「お疲れーっ」
「お疲れ……」
「何?圭輔さんまだしょげているの?もう、しようのない人なんだから」
紗綾はため息をついた。
「だってさっ、京香の次の次の次くらいに大切なエロ本があったんだから」
「どんだけ大切なのよ!」
「私って、お兄様にとってエロ本の3ランク上なんですか?」
次は京香がしょげた。
「もう、貴方のせいで、京香ちゃんがしょげたじゃないの!」
「すまん、京香。そんなつもりじゃなかったんだ」
「じゃあ、どんなつもりで言ったんです?」
「えっと、それぐらいエロ本が大切だったということかな?」
「わーーっ」
「圭輔さん……全然フォローになってないんだけど」
紗綾は少しいたたまれなくなった。
そして、四人は風呂に入り、京香は沙也加の部屋に行った。
紗綾の部屋で布団を敷いた二人は横になった。
「京香ちゃん大丈夫かしら?」
「分からない……」
「明日からまた学校ね」
「あぁ、そうだな」
「また女子達とイチャつくのかしら?」
紗綾はじとーっと見た。
「い、イチャつきはしない。ただ話すだけだ」
「ふーん。程々にしといてよね。」
「お、おう」
「あっ、そうそう、ねぇ聞いた?」
「何を?」
「お風呂で京香ちゃんが言ってたんだけど、貴方のエロ本を家族に黙ってパソコンの中にスキャンしたんだって」
「えっ?」
圭輔は立ち上がった。
「どうしたの?」
「今から実家に帰る!!」
「えぇ?!」
最後まで読んで有難うございます。
エロ本回でした。
読者様からブックマーク、感想、評価を頂き、頑張っております。
ここまで書いているのも、読者様からの恩恵もあります。




