表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
死神は夜と踊る   作者: TOC
2/15

第2話 安らぎ君

誤字とかアドバイスお願いします。

一体どうなっているのだ。


なんで俺がこんな目にあっているのだ。


思考が全く追いつかない。


「お前・・・・導き手か?導き手だよなぁ?」


鎌の死神は俺を助けてくれた死神に聞く。


「お前に言う必要あると思うかこの違反者!」


「教えてくれないのか・・・・まぁ消えるんだしどうでもいいことか、いいことだよなぁ?」


導き手?違反者?何のことだ?全く話についていけない。とりあえず今俺がするべきことはここから逃げることだ!


俺はブルブルと震える足に力を入れなんとか立ち上がる。


だが鎌の死神が俺を見逃す訳がなく

「逃すと思うなよ!俺たちが視えるやつは上物に決まってる!」

と言い、俺の方に飛びかかる。


鎌の死神の顔に俺を守ってくれた死神の足がはいる。


こいつ足があったのかよ!床までつく長いローブで分からなかった。


「ぐっ・・・・!」


鎌の死神は上へと吹っ飛ぶが体制を立て直し、家の屋根に着地する。


「悪いが天弥には指一本触れさせない。」


「なぜその人間を守る」


「言ったろ、約束したからだよ!」


今度は死神が鎌の死神に飛びかかり顔面に拳を入れようとするがそれを左手で拳を包まれる。死神はもう片方の拳で殴ろうとするが先に鎌の死神が死神の肩に鎌を突き刺す。


「うぐっ!」


死神はうめき声を上げる。


死神は足を使って死神の胸に蹴りつけようとするも、死神の左肩に刺した鎌を抜いて左に避ける。そしてそのまま死神の頭に鎌を突き刺そうとする。だが死神はすんでのところで少し屈み、隙をついて鎌の死神の胸に蹴りをくらわし、鎌の死神は後方へ飛んでゆく。


すかさず死神は距離をとるように俺の所へ戻る。


「あっぶねー、もう少しで脳天に鎌が突き刺さってたぜ」


そう言って死神は自分の頭を撫でる。


「だけどまだこの状況を打破できた訳じゃない。あいつが何個魂喰ってるか分からんし、最悪の場合2人ともやられるな・・・・」


死神は不吉なことを言う。


「そうだ!おい天弥!お前に【憑依】させろ!」


「は、はぁ?ひょ、憑依?なんだよそれ!」


「ちょっとお前の体にスペース空けてくれればいいんだよ。な、簡単だろ?」


「簡単って・・・・全然わかんねぇよ!」


体にスペースを空ける?それは物理的か?精神的にか?それすら分からん!


「ようするに頭の中で・・・・」


死神の話を遮るように鎌の死神が襲いかかる。


もう戻ってきたか!


俺に気を取られていた足の死神は少し反応が遅れて胸と思われる部分に鎌の先端で斬られる。


その時、帰宅途中であろうOLと思われる女性がこちらに来る。


くそッ・・・・なんでこんな時に限って来るんだよ!


女性は突っ立ってる俺を訝しげに見ていて死神の方に目もくれない。


そ、そうか。普通の人は視えないのか。


「人間だ、人間だなぁ!喰っちまった方が良いよなぁ!」


女性に気づいた鎌の死神は女性の方に向かって飛んでいく。


「あ、おい!待て!」


またしても反応が遅れた死神は鎌の死神を制止しようと追いかける。


まずい、このままじゃあの女性もさっきの男性みたいに殺される。


どうする・・・・どうする・・・・


そういえばさっきあの鎌の死神は視える俺の魂はもっと美味いって言ってたな・・・・そうだ!


「おい死神!その女喰ったら俺の魂は喰えないと思え!」


俺の言葉を聞いた瞬間、鎌の死神は鎌が女性の頭に突き刺さる寸前のところで止まる。


女性は1人で叫んでいる俺を君悪がって踵を返す。


「喰えない?喰ないことはないだろ?ないよなぁ!?」


「そいつ喰ってる間に俺がどっか逃げたちまえば喰えねぇだろ!?」


「んなもんさっさと捕まえれるよなぁ?」


「さぁどうかな?おい、走るぞ!」


俺は死神に言い、自分の家の方へ走る。


「え?あ、おう!」


俺は死神と全力で逃げる。


「追いかけっこか!」


鎌の死神は先ほどの女性を忘れたかのようにこちらを追いかける。よし、予想通りだ。


目的地はここから走って5分の公園。そこなら広くて戦いやすいはずだし、かなり人気のない場所なので人なんていない。


俺は走りながら死神に話しかける。


「な、なぁ。あとでおし・・・・教えてくれよ。なんで俺のこと、知ってんのか?」


「ああ、耳にタコができるぐらい教えてやるよ!」





走って10分、やっと公園まで着いた。本当なら5分で着くところを鎌の死神を巻くために遠回りして来たのでかなり疲れた。


「はぁ・・・・はぁ・・・・。少しは時間、稼げるだろ」


「あぁ、なるべく精神を集中させとけ」


「お、お前。疲れないのか?」


「あぁ。俺はお前達人間が言うところの死神だからな」


「そ、そっか。」


俺はなぜか納得してしまう。


「なぁ、1つだけ答えてくれ。」


俺は気になっていたことの1つを聞く。


「そういえばお前、名前とか無いのか」


「あるぜ、立派な名前が。俺の名前は・・・・」


そう言って足の死神は一度空を見上げて、次にこちらの方を見る。


「俺の名前は『やすらぎ君』お前の姉から貰った名前だ!」


















毎年夏に僕が所属している部活、肉体改造部(非公式)の活動が始まりました。今年で2回目になります。

肉体改造部は精神と身体の両方を成長するためにつくられた部活で、毎年夏には自分を変えようと思う者やもう1つ上のステージに上がりたいとする者など、様々な猛者達が集まります。助け合ったり、励まし合ったり、時には喧嘩もするけども、そうやってみんなで築き上げた絆には何物にも変えられない美しさがあります。僕も仲間たちと共に汗を流すことで自分が磨かれていく感覚に喜びが隠せません。

ちなみに練習内容はまず公園選びから始め、自分たちの筋肉に適した公園を選んだら次に個人練習→全体練習→筋肉九箇条の読み上げをやり、解散という形になっています。

今回は突然の雨だったため急遽予定を変更し、体の内側から鍛えるボイトレをすることになり、みんなでカラオケに行きました。ちなみに前回は公園選びで疲れてしまったためみんなと鬼ごっこしました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私を一位に連れてって❤️ https://ncode.syosetu.com/n5905fr/
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ