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幽霊側室は今日もバイト中1

後宮、恒例のお茶会はのりきったし。

今日も稼ぐぞー。


夕方に後宮でちょろまかした菓子を土産にハナミズキに帰った...そのくらい良いよね。

「ジェイアちゃん、お帰り、実家はどうだった?」

おかみさんがニコニコしながら言った。

「変わりありませんよ。」

ときたま、実家に帰らないといけないということにおかみさん達にはしてある。

本当に変わりなく、幽霊側室してきました。

「無理しなくてもいいんだよ。」

旦那さんが言ってくれましたが。

大丈夫です、体力だけはあるんです。

フェデルーダ護衛国の武術姫と呼ばれてたのは伊達じゃないんです。

「ガルディオンさんがジェイアちゃんいなくて寂しそうだったよ。」

おかみさんがニヤリとして言った...あー、皇帝、今日も来たんだ。

「暇な人だな、あの人も。」

しっかり、仕事してくれよ。


夜は小料理屋ハナミズキはお酒も出します。

本当は美味しい料理をリーズナブルにのんびりとのお店なのに。


「酒だ、酒。」

おお、これはまた柄の悪いのがきたな。

「姉ちゃん、酒もってこいよ。」

かなり呑んでるなぁ。

いいけどさ、暴れないでね。


案の定暴れたので、店の外連れ出してのしたよ。


「いてーよ。」

酒は呑んでものまれるなってね。

私は小料理屋ハナミズキのウェートレス兼用心棒です。


「あれから、2年か...。」

逃げていく、酒呑まれオッサンを見送りながらつぶやいた。


国自体は3年前にヌーツ帝国に降ってた...親父そう言うところは先見の明あるからね。

お陰でたいした戦闘もなく、ヌーツ帝国に編入されたよ。

その代わり、親父は王位を降りて、属国となったフェデルーダ護衛国を一番上の兄ちゃんが継いでさ。

親父と下の兄ちゃん達の大部分がヌーツ帝国の皇宮に出仕したよ、忠誠誓ってね。

忠誠心の証と人質として、後宮にぶちこまれたのが2年とちょっと前だったな。

一週間は、後宮の部屋にこもった。

一月は、後宮をうろうろした。

二ヶ月目に後宮の庭に抜け道見つけて。

下町ぶらついてたら、柄の悪い連中に絡まれてた、おかみさんを発見。

速攻でたすけたよ、だって故郷に今も残ってるおばあさまみたいだもん。

そうしたら、ハナミズキにつれてきてくれて、旦那さんとおかみさんがお礼だって料理を...。

どん、どん、どん!

って沢山出してくれてさ、後宮の料理よりよっぽど美味しかったよ。

「あそこで、住み込むアルバイト募集の広告気がついて良かったなぁ。」

後宮いてもどうしようもないから雇ってもらってさ。

それから、幽霊側室です。

ま、元々、皇帝にここで会うまで相手にされてなかったしさ。


「ジェイアか?」

おや、皇帝、夜のお仕事があるんじゃないの?

統一皇帝がいつもの変装してきたよ。

アンタ、碧の目が印象的すぎて折角の変装が台無しだよ。

「お客様、いらっしゃいませ。」

愛想笑いくらいしてやるよ、偽名、ガルディオンさん。

「...相変わらず、冷たいな、オレはいつでもお前を思ってるのに。」

それ、セラシナ妃にも言ってるんでしょう?

「誕生日プレゼントだ。」

統一皇帝が凄い高級そうな箱出したよ。

確かにもうすぐ42才の誕生日だけどさ。

どこで知ったのかね?おかみさん?

「遠慮しますよ、お客様。」

中身は押して知るべしだし。

「似合うと思うのだがな。」

箱から豪華絢爛なジュエリーを出してきたよ。

下町の庶民の女にそんなもんいるかい。

王女時代だって持ってないわ。

「似合わないし、持っててもどうしようもないのでいりません。」

はっきりいっとかないとね。

「...好みではないか...また考えよう。」

偽名ガルディオンさんは微笑んだ。

「ハナミズキに来ていただけるだけで結構ですよ。」

売り上げ貢献大歓迎です。

「ジェイアは欲がないな。」

偽名ガルディオンさんが言った。


ありますよ!お金貯めてハナミズキみたいな小料理屋開きたいんです。


「また、来るからな。」

偽名ガルディオンさんは忙しいらしく店に寄らずに帰って行きました。


頑張って子作りセラシナ妃さんとしてくださいね。

まだ、子どもいないんだから。

年齢について。

平均寿命が230~250才なので

10才までは1年一才

10才~50才まで3年に一才

30才で成人とみなされて15才くらい

40才は18才くらいで42のジェイアはこのくらい

50才からは4年に一才で

60才の統一皇帝は23才くらいです。

と言う計算でお願いします。

複雑ですいません。

データは飛人参よりです。

阿野根の作者


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