表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/20

幽霊側室は今日は聞き取り作業中

さてと、どうにニーファルシト神殿周辺探るかな?

ディー兄ちゃんに先ず連絡かな?


「ディー兄ちゃん。」

通信機の呼び出し音の後に

ディーンアス兄ちゃんがでた。

『ジェス!なにかわかったか!』

ディー兄ちゃんの慌て具合からすると

兄ちゃんの方は進展ないみたいだ。

「うん、ニーフェルシト神殿のそばに隠れ家があるらしいよ。」

詳しいところはセラシナ妃にも

乳母殿にもわからないらしい。

『わかった。』

ディー兄ちゃんは少しまてと言って誰かと話した。


『隊長が直ぐに急行するようにと言った、むこうで合流しよう。』

隊長さんに話したのか。

「うん、聞き取り調査しておくね。」

あの辺のオバチャン達ともなかいいんだ。

『頼んだぞ、ジェス。』

ディー兄ちゃんは言った。


「大きい男の人を抱えて入った人の家を探してるんかい?」

果物屋のオバチャンが言った。

「うん、具合悪そうとか、意識無さそうな茶髪の...長い...男性かな?」

でも、そんな人いたらオバチャン達

変に思うよね。

「う~ん...茶髪の男性ねー。」

魚屋のオバチャンが言った。

「オーヨの人達が集まってるところでもいいんだけど。」

どっかないかね?

「それならば、ミチェル先生のところかね...オーヨ人らしいし...緑黒の髪がオーヨっぽいよ。」

酒屋のオバチャンが言った。

ミチェル先生?...。

「誰?知らない?」

先生って教師?

「ジェイアちゃんは元気だもんね...セイラシア診療所の医者さんだよ。」

...医者ねー、整形外科いがい縁ないわー。

確かに。

「診療所なら人運んでも不自然じゃないか。」

まわりの人は病人って思ってね。

「そうだね、その人どうしたんだい?」

果物屋のオバチャンが目をキラキラさせて言った。

ああ、不味いオバチャン達みんなキラキラ目

させてるよ。

「ジェイアちゃんもいつもよりおしゃれだし。」

乾物屋のオバチャンが言った。

正装着替えてくるの忘れた。


「ちょっと実家のほうでゴタゴタがあってね、恩人の息子さんがさ行方不明になっちゃってさ、その人保護してくれた人探さないと。」

と言うことにしておこうかな?

「そうなんだ、大変だね、手伝う事あるかい?」

魚屋のオバチャンが言った。

う~ん、危ないしな。


「まだ、大丈夫だよ、何かあったらよろしくね。」

私は言った。

本当にありがたいよ。


「ジェス!」

待ち合わせのニーフェルシト神殿でディー兄ちゃんと合流した。

兄ちゃんの同僚も一緒だ。

「妹さん?ありがとう、でももう危ないからね。」

黒髪の男性の同僚さんが言った。

「ジェスは大丈夫だ、案内を頼む。」

ディー兄ちゃんは護衛戦士モードらしい。

「うん、こっちですよ。」

私はニーフェルシト神殿の本当に裏にある、

セイラシア診療所に導いた。


「ディーンアス、本当に妹さん逃がさなくていいのか?」

同僚さんが慌てたように言った。

いい人だ。

「大丈夫だ、ジェスは腕がたつ。」

ディー兄ちゃんが答えた。

「大丈夫ですよ。」

私は言った。

ここまできてかえれるかい。

「....無理しないでね。」

同僚さんが言った。

「はい。」

本当にいい人だね。


ニーフェルシト神殿の裏のセイラシア診療所は小さな二階建ての一軒家だった。


「合図をしたら潜入する。」

ディー兄ちゃんが言った。


うん、わかったよ。


頑張ろうね。

潜入作戦ひさしぶりだよー。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ