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枯れてるトリッパーの異世界隠居  作者: 北から来た者ですが(以下略)
9/10

8.風邪をひいた

久しぶりだぉ!

 ”のんびり更新”のタグに恥じぬのんびりっぷりで申し訳ないm(_ _)m


■前回のあらすじ■

脳パソを駆使して、異世界でひっそりと暮らしている俺。

村に飯をたかりに行ったら案の定精力搾り取られました。

村から帰ったら、アマゾネスにつけられててヤサがバレました。

アマゾネスと同居することになりました。



 冬が近づいてきた、そして、俺は今年も風邪をひく。








「大丈夫? スープを作ったから、たべよう?」


 甲斐甲斐しく世話をしてくれるのはいいが、八割方お前のせいだぞ。



 毎晩毎晩俺の精力搾り取りやがって。



 何が、「何もしなくていいのよ? 寝ていてくれれば、全部、やって、あ、げ、る」だ。


 熱出てグロッキーになってる人間に対してやることか。


 

 それも熱が出て朦朧としてる俺に跨って「あぁん、いつもより熱っぃ……」なんて言って、いつも以上に(勝手に)盛り上がりやがって。




 俺瀕死じゃねぇか。



 こいつをどうにかしねぇと、マジで俺の命がやべぇ。






 

 誰か! 誰か助けて!







 そうして俺は、寝たふりをしながら、必死で脳パソを叩く。



 検索:押しかけ女房が絶倫


 やべぇ、素敵エロソフトのあらすじでヒットした、ついつい読みふけっちゃったよ。 はぁはぁしたらバレるから息を殺すのが辛かった。






 ( ゜д゜)ハッ! オレハナニヲシテイタンダ。









 どうすればいい、どうすればこの危機的状況を打開できる。



 朦朧としながら思考を巡らせる。



 まずは風邪を治そう。


 風邪を治す、で検索する。


 睡眠と安静、水分補給、栄養が要るらしい、運動はNGということらしい。


 重ねていう、運動は厳禁(NG)だ。





「エイルシュカ、風邪がうつると申し訳ないから、村に帰りなさい」


 エイルシュカとは絶倫女の名だ。


「誰が、タイサのお世話をするの? ご飯だって困るでしょう?」


 タイサとは俺の偽名だ。


 本当ならば、かの有名な"ム"から始まる我が道をゆく亡国の王族殿の名を名乗りたかったのだが、色々と問題がありそうなので"大佐"で我慢しといた。



「この前、お前が作ってくれた干し肉もあるし、水だってある、大丈夫だよ」


 やつれた顔で笑顔を作ると、エイルシュカはボボッと顔を赤くした。


 ……どうやら、俺の顔はアイツのどストライクらしいんだ。



 っていうか、やべぇ!


「はぁ… はぁ… タイサァ、エイルシュカなんだか胸がドキドキして、キュンキュンするの…っ。 はやく、タイサの(以下自主規制)」







 こいつのエロスイッチ、どっか壊れてんじゃねぇの!?

 スイッチがスッカスカなんだよ! すぐ通電してんじゃねぇぇぇぇよぉぉぉぉ!!!


 もーいやだぁぁぁぁぁ!!









「ご、ごめんなさいっ! 具合が悪いのにっ!」


「……も、ほんと、実家に帰ってください。 お願いします」




 涙目のエイルシュカを家から追い出すことに成功しました。



 取り敢えず、一眠りして体を休めてから行動に移ることにしようと思う。






 おやすみー!(・ω・)ノシ



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