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雌豚になりたい

作者: 豚化萌え
掲載日:2026/10/13

 職場における人間関係は相性だけでなく、「立場」によって変質する。以前は死ぬほど嫌いだった人間も、関係性が変わることによって、意外に良いやつどころか親友になったり。


 上記はゴリラパーティー時に投稿した、人間関係をテーマにした作品にて。読者様からいただいた感想の一部です。



 本当に、そう思います。

 『会社の上司と部下』という関係性だから、仕組み的にうまくいかないのであって、同じ立場になった場合とか、それこそ会社関係ない立場になったら関係性が変わる可能性が大いにあります。どうしても部下のことを注意したり、場合によってはハラスメントにならない程度に叱責しなければならない。時には異動の提案なども。

 しかし、それによって生じる人間関係の感情の問題。これは、人間だから仕方ないことでしょうが生じますね。



もしも世界①

『起きたら、豚顔ブスな女性社員になっていた私』

 業務をこなして昼休み。食堂で同僚のブス女性と昼食を食べながら。


「豚化萌え課長、現場のこと本当に何も分かってないよね。」

「ホントだよねー。」

「いっつも売上とか、経費削減のこととかうるさいし。うちらはロボットじゃないっての」

「だよねー。」

 といった中身のない愚痴をスッピンで豚顔を晒しながらゲラゲラ言っていたりとかね。現在、関係性が悪化している部下について、そんな関係性だったら幸せだったかもねと。



もしも世界②

『起きたら、養豚場の繁殖用雌豚になっていた私』

 目を覚ますと、養豚場の繁殖ゲージ。隣にはもう1匹の雌豚が。


「あなた新入りなのね。私は2回目だから説明するわ。もうすぐ後ろから、衝撃が来るよ。」

「衝撃って・・・・え!・・・・ブヒィィィィィィィィ!」


 雌豚である私は、背後から雄豚の鼻息ならびに興奮を感じていた。あまりの衝撃に気を失いそうになる。一通りの行為が終わると、雄豚は去っていたようだった。私も消耗し、横になる。

「ずいぶん元気な雄豚だったみたいね。これはたくさんの子豚を出産できるかもね。」

「あなたは・・・?」


「私は、ちょっと前まではとある会社であなたの部下だったものよ。覚えてないかしら。会社に魔女が現れて魔法をかけられて、養豚場の繁殖用雌豚になったのね。私の方が少し早く雌豚になったみたいだけど。会社時代は課長であるあなたのことがちょっと嫌だなって思うところもあったけど、こうも同じ雌豚となったら、何だか親近感が湧くわね。」


「ちなみに、これってどういう状況なの?」

「どういう状況も何も、養豚場の繁殖用雌豚よ。雄豚の顔を見る必要なんてなく、時期が来たら発情した雄豚が後ろから衝撃とともに、子づくり行為をしてくるのよ。」


「そうなると相手の顔も分からないってこと?」


「そうね。でも考えてみたらその方が気楽じゃない。人間だった時には容姿とか気にしてたけど、そんなこと気にする必要がなく、妊娠して、出産して母豚の幸せを味わえるんだから。そもそも豚になったら、容姿とか割とどうでもいいし。」


「それもそうね。私に似た可愛い子豚が産まれてくるといいな。」


「豚だからそんなに大差ないだろうけど、とはいえ楽しみよね、分かるわ。」


 そうして私達2匹の雌豚はそれぞれ10匹以上の子豚を出産し、約1か月間母乳を与えてから、発情した雄豚からの子づくり行為を受け付けるを繰り返した。

 2匹とも会社時代の上司と部下の関係性からは想像できないぐらい、隣同士で仲良く、雌豚の人生を満喫していた。

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