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今日この世界で誰かは死ぬ  作者: 森本話声
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誰なのだろうか

今世界では一秒間に約二人死んでいる

日本国内では1日で約四千人死んでいる

私は、人の死ぬところを見たことがない


今日の夢の話をしよう

今日私が見た夢は、誰かが死ぬ夢だった

本当に私が知らない人だった

でも知っているような気がして、どこか懐かしくて

でも、本当に知らなくて


今また、人の命と生物の命を再び考え直すべき時なのではないかと思う


私の見た夢ではその人は殺されていた

記憶が朧げだが、背中かお腹をナイフで刺されていた。

あまりにもリアルで夢なのか、現実なのかわからなくなるほどだった

いまでも、並行世界なのかもとか、他の人の記憶なのでは?と考えてしまうほどだった


手のひらにいまでも感覚がある

血の温かさと、なんとも気持ちの悪い感触

そして、時間が立つと黒く固くなる感触だ


そんな夢をみて大丈夫なのだろうかと思うが

夢占いによれば、必ずしも悪くはないらしい

死は変化や転機の象徴とされるそう


でも、私はその夢で命の価値を再確認すべきだという、サインと受け取った


まず、自分の命について考えた

こんなことをして暇人なのかって?

忙しくてそのストレスでこうなったんじゃない?

通勤時間に考えてるんですよ


話を戻して、自分の命とは何か?


まず自分の命はお母さんとお父さんがくれたもので、大切にしようと思って生きてきた

死にたいと思うこともあったけど、お母さんやお父さんのことを考えたり、周りの人のことを考えたら結局実行はできなかった


なんの価値もないとか、思うこともあった

でも今はそうは思わない、仮にでもお母さんとお父さんは私が死んだら悲しいだろうし

多分友達も悲しんでくれると思う

それに、今の私の仕事で救われる命も少なからずあると思う

だから生きるというのは、なんか違うかもしれないけど、でも今は誰かのために生きていると思う


ぼんやりとしたことだが、私の中で結論となった


次に、周りの命について考えた

いま最も身近な存在は、友人で

私はその友人が死んだら、立ち直れなくなる自身があるし、いまでは一番大切な人なので

いなくなったら、今後生きていけないと思った


周りの人のことをたくさん考えるときりがないと思ったので、短くこれが結論だ


最後に、知らない人の命について


毎朝私はニュースをテレビで見ている

そのニュースの中には、殺人事件の報道も含まれている。

正直その報道で涙を流したことはないし、怖いなと言う感情がほとんどだ

でも、人間としては同じいのちが失われたと思うと少し悲しくなった

しかし、これも友人を重ねてのことだったので

結局、知らない人にはあまり悲しいと言う感情が持てなかった

私は薄情だなと思った


結局知らない人の命については、結論を出せずに会社に着いてしまった

多分わからないが、私の中の結論なのかもしれない


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