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『日本改造計画』  作者: 桃太郎
改革への道(外交編)(2)
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改革への道(アフリカ編)(3)

 ここで『アフリカ連邦』に話を戻そう。第一次加盟国が、決まった。以下十六か国。

 コンゴ民主共和国

 南アフリカ

 ウガンダ

 アンゴラ

 モザンビーク

 マダガスカル

 マラウイ

 ザンビア

 ジンバブエ

 ルワンダ

 ブルンジ

 ナミビア

 ボツワナ

 モーリシャス

 コモロ

 西サハラ

 合計人口約三億七千七百万人。これで、対米人口比は、やや大になった。

 そこで、一兆五千億アフリカを発行する。これらで、一兆五千億ドル米国債を購入する。

 勿論、事前に大統領からは、許可をもらっている。後は、一兆五千億ドルで買い物をする。

 ちなみに、2025年の数字で、トウモロコシ価格は、一トン当たり約200ドル。すると、75億トン購入可能だ。人間が、一日に必要なカロリー量に例えると約500グラム。

 年間で、183キログラム。即ち、400億人分以上の食料一年分に該当する。

 これで、食料問題は、完全解決だ。しかも、米国にとっては、多量の貿易黒字である。

 いわゆる『三方一両の得』或いは、『ウィンウィン』と言う事になる。

 今回は、米国から14億トンの小麦と、120億トンのトウモロコシを購入した。

 これは、米国穀物生産量約31年分に匹敵する。そこで、31年分の食料を買い占めた。

 これで、たったの約3兆500億ドルだ。まず、手付に六千億ドル分の米ドル建て国債で支払う。十年後には、金利が一割付くので、六百万ドルつく。残り二兆四千億ドル。

 また、4年おきに三千億ドルづつ支払う。これで、28年後には、二兆千億ドルになる。

 更に、金利こみで実質二兆三千百億ドル。満了時に、残金を支払って解決する。

 これで、大統領交代時に、米国に三千億ドル入る。すると、新大統領も契約を継続したくなる筈。これで、向こう31年分の食料問題は解決だ。

 ちなみに、原油だが、2024年の数字で語ろう。日本の原油輸入量は、日量232万バレル。アフリカ連邦の人口は、日本の約三倍である。

 そこで、日量690万バレルとして、365日分で、約25億1850万バレル。

 原油10バレルで、232ドルなので、584億2920万ドル。

 これを年間28億4千万バレル購入すると、658億8800万ドル。

 そこで、10年契約にする。すると、6588億ドルになる。

 勿論、六千億ドルにまけてもらえるように頼む。

 断られても、六千億ドル分の米ドル建て国債で支払う。六千億ドルは、手付である。十年後には、利息が一割付くので六百万ドルつくから問題なし。

 まだ、今年の予算は、三千億ドル残っている。これは、予備費だ。

 残念ながら、真に困窮しているサハラ砂漠の国々は、大多数が未加盟だ。

 更に、加盟国にも様々な理由が有る。それらは、加盟国の要求を叶える事だ。

 例えば、南アフリカ、ウガンダ、アンゴラ、モザンビーク、マダガスカル、マラウイ、

 ザンビア、ジンバブエ、ナミビア、ボツワナ、モーリシャス、コモロ。

 これらの南アフリカ諸国は、エルニーニョ現象からくる熱波乾波の影響で農業壊滅。

 食料を輸入に頼らないと、自国民を食わせることができない。

 やむを得ず、加盟に踏み切ったのであろう。

 但し、エスワティニ、レソトは、王国であり、国王の権力が強い故、様子を伺っている。

 その様なところだろう。ちなみに、マダガスカルには、珍しい動植物が多い。

 それらの保護を命令した。今年中に国立自然保護公園になる予定だ。

 また、西サハラは、隣国に奪われた領土の返還請求を条件にされた。

 勿論、即座にではないが、約束した。これは、時間がかかるからだ。

 コンゴ民主共和国、ウガンダ、ルワンダ、ブルンジは、アフリカでも貧困国に該当する。

 そこで、『アフリカ運河構想』という餌で釣った。

 現状、大西洋とインド洋を結ぶ『運河』と言えば、『スエズ運河』一択である。

 そこで、アフリカ大陸にもう一つ『運河』を敷設する。それが、『アフリカ運河構想』。

 可能か?

 そう質問する者は、愚物である。既に、人類は二つも『運河』を敷設した前例がある。

 更に、人類には、あの時よりも遥かに進んだ『科学技術』がある。

 不可能とする理由なし。これで、『スエズ運河』のバイパスが完成する。

 その上、通行料と言う恵みの雨もある。当然、第一次参加を承認した国々にはご褒美だ。

 まず、コンゴ川からタンザニーカ湖を繋ぐ運河をコンゴ民主共和国に敷設。

 更に、マラウイ湖を繋ぐ運河をザンビアに敷設。後は、モザンビークのザンベジ川を通す。

 これでは、インド洋の南半球が、出口になる。できれば、タンザニアないし及びケニアも必要だ。が、これら二か国は、未加盟、仕方ない、彼らにも彼らの事情がある。

 尚、タンザニアないし及びケニアが、今後加盟したとしてもご褒美を減額せざるを得ない。

 それが、失敗した支配者とそいつを支持した国民への『適格』『適切』『適正』な対応だ。

 勿論、『学園都市構想』も進めている。加盟国においては、子供を差し出すよう命令した。

 従わなければ、罰として一週間食料供給停止。一週間後、強制徴収する。

 今、日本の過疎地にある廃校で受け入れている。勿論、寮などを併設している。

 他にも、南アフリカ、モロッコ、エチオピア、南スーダンで、建設中だ。

 南アフリカは、加盟国故問題なし。但し、モロッコ、エチオピア、南スーダンは、未加盟。

 故に、土地を租借している。勿論、土地の租借は、只ではなく有償である。

 すると、彼らの加盟が遅れるだろう。後に、租借地を直轄領にしやすくなる。

 租借は、何れ伏線として回収する予定だ。但し、モロッコだけは、今の内に説明しておく。

 数年後に租借地の管理を西サハラに委任する。これで、奪われた領土を復権したと言える。

 後は、時間経過で実効支配に繋げればよい。異論が来たら、経済制裁する。

 既に、米国から向こう二十五年間、穀物を買い占めた。全世界は、米国から輸入できない。

 こちらが、輸出を止めたら干上がる。重要なのは、米国内消費量に気を使うことくらいだ。

 これで、モロッコ一国くらいどうとでもなる。

 今は、未加盟国から何処の子供を対象とするか精査させている。

 いずれ、アフリカの民を漏れなく『日本人化』させるまで継続あるのみだ。


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