これからの戦い
ドガーン! ズカーン!
「・・・ものすごい襲撃です!いろんな各地から強力な光を帯びたやつらが街を破壊していきます!こちらも取材を・・・ドカーン! うわあっ!」
「えらいことになりましたね」
六天王は深厚と外の状況をテレビで見ていた。
「あれは間違いなくカミの手先なのです、このまま見てるわけにもいかないのです・・・」
ただ、ブラックマンバ氏は釘をさす。
「併しまだ照夜淸らが帰ってきていない。それにこの家や椋路寺家も襲撃されていないようだが?」
六天王は考える。
「恐らく、これは人間に対する"宣戦布告"なのかしら?」
「宣戦布告・・・ということはテティス軍団が全員神化したということか」
「・・・間違いない」
暫くして高校から家に緊急帰宅した照夜淸らが帰って来た。
「おいおい外の状況一体何なんだよ!いろんなところが攻撃されたり破壊したりでインフラも使えねえ。ここの家に帰るのも一苦労だ」
照夜淸はくたくたになった状態で帰って来た。
「馬鹿ね、態々そんな機関を利用しなくとも、能力で帰ってくればいいじゃない」
そう言って諒と繭、ねむは異次元転送で帰って来た。
「お前らはこの状況を、どう見る・・・?」
ブラックマンバは6人に聞いた。
「これは・・・存在を示すってことかしら?いわゆるカーニバルって感じな気がするわね」
「こんなカーニバルがあってはたまったものではないです!」
セグロが怒り心頭に発す。
・・・
・・・・・・
一方とあるところでは、カミであるカムラと海鷂魚が交渉を持ちかけていた。
「我々カミは、今まで人間の仇なしてきたことをすべて知っている」
「神だと!?」
ざわざわ・・・ ざわざわ・・・
「人類は滅亡し、そして人間の文明を抹殺するため地球をきれいにするのだ」
「まて、お前たちののぞみは何なのだ?そしてその目的は何だ!?」
会議室では今もざわついているようである。
「人類には六賢といったか・・・、飯匙倩・鞦韆一族・椋路寺一族・トワイライト三兄妹・マリンジ一族・希拳螺一族、こいつらを吾輩に寄こすのだ・・・!」
「そんな勝手なこと、彼らが断ったらどうするんだ!」
「断ることはどうでもよい。そいつらまとめて連れてこい!カミが勝つか、人間が勝つか・・・カミがこの六賢を刻みつくすところを見せてやる。3日以内に連れてこい!」
するとカムラと海鷂魚は分身を爆発させて消えていった。
「むむ・・・どうする?一部なんぞ伝説の一部にしか過ぎないし飯匙倩も椋路寺らも応答がないぞ」
会議室はざわざわしながらその日を終えた。
・・・
・・・・・・
「と、こんなことがあったみたいですね」
と繭は能力素で会議室の様子を映し出していた。
「これって、俺らやそのほかの強豪を連れて来いってことか?」
「マリンジ一族って何ですか・・・?」
ベルチャーは下を向いていたが、何か決めたのか言うことにしたようだ。
「マリンジ一族の一部は私よ。要するに、私の一族を連れてこいということかしらね」
「でもベルチャーって何千年前の人ですよね、マリンジ一族って一体どういうことなの?」
「多分破門された私の家系一族のことね。それなら現実世界にまだいるわね」
照夜淸はそのことを聞いてそわそわしていた。
「強さが気になるねぇ・・・」
「私ほど強くはなかったと思うが・・・」
カミからの呼び出し、一体何が起こるのだろうか。




