文系理系
現在もう12月、そろそろ彼女たちは文系か理系かを決める時期に入った。
「みんなはどこに行くか決めたの?」
と繭が尋ねる。
「まあ、一応全員ね」
と照夜淸が答える。
全員の文系・理系の進む方針が決まったみたいである。そしてそれを一斉にいうことにした。
「じゃあいうよ? せーのっ」
「繭「文系!」」「他「理系!」」
・・・・・・・?
「え、みんな理系って言った?」
「今のところ諒含めて全員理系やな。繭は文系に行く予定だったのか」
「そ、それは・・・」
「まあ仕方がない話だわね。まゆっち本を読むのが好きだものね、同じ学校だからまだ分かれ分かれになるわけじゃないんだし」
「そっか・・・」
繭は困惑しているようである。今度は自分が一人で別の行動をとるという話である。繭はどうやって諒から精神的にも「自立」できるのかが試され始めている。
「ということは行く大学も違うってことですよね?」
「まあ、そうなるわな」
繭と諒は少し残念そうな感じではある。鞦韆一族は皆同じ理系であるので別れることは少なさそうであるが。
併しここ最近ではカミ達の動きはしばらくない。誰かを乗っ取ったり偵察隊すら来ないのはある意味恐怖である。
何か企んでくる可能性もある。例えばテティスのアヴェンジアンデッドの神化とか・・・。
その後繭はボーっとした表情で外を見ていた。
優希はその状況を心配そうに見ていた。
「さすがに諒と繭が離されるのは酷じゃないのかしら」
「まあ奴は諒が死んでた際ものすごく暴走してたことがあったしな、それを考えると文系理系で分けるのは酷かもしれねえな」
と照夜淸が答える。
外を見つめていた繭は突然何かを察知したかのようにいきなり立ち上がり、絶対領域を唱えた。
「何か来ます!ーー空前、絶・絶対領域ーー」
教室がざわつき始めた時
ドガガガガガガガガジャーーーン!!!
とものすごい爆音が襲った。
「え?え、何、一体何が・・・?」
教師は動揺を隠せない。
外を見ると大きな亀裂が八方向に走っていた。
「これは、宇宙重力斬では・・・」
と照夜淸が言う。
「宇宙重力斬って何です?」
ととある生徒は照夜淸に訊く。
「まあカミからの攻撃かな。宇宙から俺が使う重力斬みたいなものを撃ってきた感じか・・・宇宙から仕掛けられるから防御が難しいな」
「でもよく見破れましたね」
とある生徒は繭に聞く。
「ん~、なんか仕掛けてくるときは宇宙から、なんかそんなのが来る感じがする」
併しこの後衝撃的な情報が入る。
「ピーンポーンパーンポーン。全クラスの教師さん、至急職員室に集まってください」
教師はまだあわてた状態である。
「一体何が起こってるのかしら!?」
「とりあえず行ってきなよ。カミに関することだぞ」
照夜淸は呼び出しに対し行くように諭す。
「とりあえず、行ってきます」
教師が離席し、しばらく静かな状態になった。
「テティスの神化が成功したのかしら?」
「おい、冗談はよせ・・」
「すみません!全国の高校、大学が攻撃され襲われてるという情報が入りました!」
「なんだと!?」
教室の中は騒然となった。




