石女(うまずめ)
今日も学校に登校する。しかしそれはある意味諒による恐怖政治そのものかもしれない。
今日は体育がある。おっぱいのデカさで着替えるのにかなり時間がかかり、繭をいつも先に送っていく。
しかし、いつものそれがアダとなってしまうとは、想像もつかなかった。これは絶対に反省しなければならない。
彼女は「家庭内凌辱」という虐待で誰も助けてくれない。だから帰るときはいつも離れたくないとしている。
でも仕方ないのだ。強力な理由になってないし、また強力な証拠にもなっていない。強い根拠が出せないのだ。
もし、強力な証拠が出せれば、何とかなるんだが・・・。
コツ、コツ、コツ
諒だけが着替えている教室に誰かが入ってきた。諒は拳銃を出し銃口を向けた。
「誰だ貴様は!」
「わたくしは新英健と申します。あなたが見たという呪いの目について少し話を伺いたい」
なんだろう、胸がざわつく。こいつに少なくとも敵意はない。しかしとんてもない敵意をどこかに感じるのだ。
「目の話か?残念ながら誰にも言いたくはないな。この話は二人で秘密の話なのでね」
「まあそれでもいいですよ。問題はその呪いについて・・・ですよ」
「ん?おかしいな」
諒はいつもと違う何かを感じた。
新英健はごまかしと思い込んだ。
「何をごまかそうとしているんです?w」
「いや、そこじゃない。こんな時間になってもまだ体育の呼び出しがないのはおかしいと思ったのだ。まさか・・・」
「! ・・・そうか、そういうことか。わかりました、新英健、これは吾輩の責任でもありますから吾輩も協力します!」
「どういうことだ?」
「早く繭を探してください!あなたのもやもやはそれです!」
「!! しまった、ありがたい!」
今すぐに教室から出ていき、居場所捜索の呪文を使った。
・・・見つからない。簡単な呪文では見つからないのか。
「彼女が見つかりました、屋上です!今すぐに」
「み、見つけたのか!?はやいな」
駆け足で屋上の階段を上っていく。
「ヒャハハハハハハハハハ!簡単な居場所削除も突破できないの?」
繭は下半身を裸にされて殴られている。
「くそう!こんなことにならなければ」
「いや吾輩のせいだ・・・」
「どういう意味だ?」
新英健は周りの気配を消してしまう能力を持っていたのだ。しかもテレパシーで教えてもらった能力素は6.2P[J]。おい嘘だろ。かなりあたしより下がってるとはいえそこら辺の雑魚とは明らかに違う!
「り、諒ちゃ・・・」
「じゃあ念願通りお返ししてやるぜ、ぶっ壊してしまいな!」
「おら、POWERアタック!!!!」
「!!」
とんでもない衝撃で吹っ飛ばされ、諒たちは繭とともに階段下までつき落とされた。
「くっそ、最悪の誤算ができてしまうとは・・・早く病院へ!」
「病院、呼んでも、連れて行ってくれないから・・・、先に行って・・・!」
繭の股間から大量の出血をしている。生理とかの出血量とは尋常じゃない。
「馬鹿いえ!救急車を呼んでこないわけがないだろ!」
「来ないわよ~w」
早紀は勝ったような表情を浮かべている。
「これであなたのメンツも終了ね。今度は諒、あなたを・・・」
ピーポーピーポーピーポー
「な、なにぃ・・・・」
救急車が来たようだ。
「吾輩の失策は吾輩で決着を付けます。俺は、飯匙倩様の下で働くものなので」
「なにぃ!」
諒は飯匙倩のことを知らなかった。
「その人って誰?」
「説明は後で致しましょう。まあ今後合わせることもあると思いますのでよろしくお願いします」
繭は救急車で運ばれていった。