カミ誘導迎撃ミサイル
イグシステンスで存在のみ消した未来瑠を連れ歩きながら、諒たちは家の防衛システムの復旧のために自分の家を訪れた。併し・・・
「む、索敵能力察知」
「また朱鷺谷小瑠璃の索敵じゃないの?」
「いや、今回は数が多すぎる・・・」
諒の家には何人か家に上られた形跡がある。そして諒は絶を使い、口撃を始めた。
「何者だ!出てきなさい!さもなくば・・・」
「うるさいわね!私を心配して"守"たちがこっちに大量に来たのよ! ほら、貴方達、索敵解除しなさい!」と小瑠璃が叫んだ。
というと索敵能力は一瞬で姿を消した。
「まあ防衛システムを直ってないとはいえ、勝手に上がるのは失礼じゃないのか?」諒が咎める。
「それはそれは失敬した」
「あ、フランシス・アンデルセン様!」と小瑠璃が言った。
守の最高幹部がなぜここに?という疑問は残ったが、まずは家を直すのが先だ。
「まず家を再構築するわよ、とりあえず外に出てきなさい」
「・・・。何をするのか知らないが、まあ従った方がよかろう」
アンデルセンの命令にて守はいったん外を出た。
「これで全員出たのか?まあいい、残ってたら死ぬだけだからな。まゆっち、行くぞ」
「う、うん」
ーー時戻りの輪舞!ーー
家が大きく捩りながら潰れていくと、また家が現れた。地震などで倒壊した部分も復活した。
「ふう、これであとは防衛装置を・・・」
「まちなさい、諒たち」小瑠璃が割って入って来た。
「ん?」
「今、カミに狙われているんでしょ?だったら私らも何か武器を調達するわ。"カミ"キラーのやつをね」
「さんざんカミの介入を許しておいて?」
「う、うるさいわよ!」
そうして椋路寺邸の防衛システムを作り上げていく。カミキラーを備えたAmitriptylineクラスの単装機銃にポロニウム炸裂弾、さらにはγ線バースト砲など、核がメインに作られていく。
「なんかさっきから核兵器ばっかり作りすぎじゃない?そんなことしてたら、地球が汚れるわよ!」小瑠璃が言う。
「カミに何されるかわかったもんじゃないだろ、一応"Austrloptksが効く"相手なら、核兵器は有効な手段よ」諒は繭がやった事象を鑑みて話す。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
そして完成した。
「とりあえず、午前5時にはなったけど防衛装置は完成ね」
そして気になるのがアンデルセンがここに降りてきていることである。
「なんで守の最高幹部がここに?」
「いや、なんたって小瑠璃は2番目の諜報者だからな、それが見当たらなくなったらトップが来るしか・・・」
「守ってそんなに人材不足なの?」と諒が言う。
「ちょっと諒ちゃん、トップの前でそれを言っちゃ・・・」と繭が諭す
「それはしがない部門ですまんかったのう。と言っても守はそこまで強くないんじゃ」とアンデルセンは言う。
「というと?」
「そもそも守は昔の上みたいな存在だった、だが、今回みたいな戦争で守は大敗してしまったのじゃ。だから今は両陣営を見守るしかできないんじゃ」
「へぇ」諒は軽い返答しかしなかった。
「現在人間界ではトップクラスの人材がいると聞いてのう、そこで2番手を送り込んだんじゃ」
「・・・あっ、一回飯匙倩を復活させたからわたしと諒ちゃんは飯匙倩さんところに行かないと」
「そうだったな、防御が手薄になるんだっけか。しっかしまあ、ここまで守にマークされるとは思わなかったで」
そういうとバッグをガサゴソしてそれをねむに渡すと、ねむに放り投げて言った。
「それ、家に置いておいて。人質みたいなもんがいるから。じゃああたいらはいくわよ」
と言って諒は家を後にする。
「そのバッグには何が入ってるんじゃ?」とアンデルセンはねむに聞く。
「神化が解かれた未来瑠だよ、やっばりイグシステンスって強力なんだね」とねむは言った。
「え・・・?」守は驚いていた。
「あ、そうか・・・今はイグシステンスをかけているから知らないんだね。所謂海鷂魚照清の妹さんなんだ」
「そういう人いたのか・・・」守は知らないようになっているようだ。
かなり強力な能力素だ。守の能力破りをいとも簡単に通過してしまう。
「とりあえずいってらっしゃい。なっち、無理しないでね」
「うん・・・!」
ねむは家に留まりながら、諒・繭は椋路寺家を後にした。
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「海鷂魚、お前の妹もか・・・」
「存在を消されたようですね・・・くっ」海鷂魚は悔しながら報告した。
「これは全勢力を以て、奴らを破壊するべきでは?」
「併し面白い、飯匙倩という輩、正体はただの肉片だとはな」
「それってどういうことだ?」
「すなわち全開放した際に彼は肉片になる。そのときに肉片を持っている奴を集中攻撃すればよい。吾輩も向かおうではないか」
カムラは戦いの装備を整えていた。
「皆の者、よく聞け!」
「!?」
「今から飯匙倩邸に全員で乗り込む。奴を破壊して殺せ」
カミ一同は敬礼をして、戦いの準備を備え始めた。
「併し勝算はあるんですかね?特にデカ乳の取り巻きの肌白いあいつやその"六天王"と言われている奴に」
「六天王はともかく取り巻きの白いやつは何の攻撃も受け付けないとは聞いている。あいつとデカ乳が吾輩の戦う相手になるだろう。奴が飯匙倩を解放した際に保護役を任されているはずだ」
そして、カムラ含めカミたちは飯匙倩邸に向かって下り始めた。
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一方上の方でも悠の存在が消されたことによって不安を募らせていた。
「やはり、人間に訊問すべきでは?さすがに行き過ぎた行動はやめてほしいと」と希美子はいう。
「上もすこーし舐められた感じですね、私・李津華と獷魋二人の三人ですこーし痛い目を合わせようかな」
「併し人間に攻撃しすぎると守のやつらも黙っていないのでは?」
「守はすでに数十人の部隊を下ろしているみたいじゃない。それに、カミも・・・ね」
「結局地球で戦争することになるの!?」
獷魋姉妹は驚きを隠せない。
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飯匙倩邸に帰った二人は、あらましを説明し、兵器が修復したことを伝えた。
「さて、諒さんと繭さんが戻ってきたわけですが・・・守はアンデルセンまで椋路寺邸にいると」
「最初数十人の索敵で焦りましたよ」
飯匙倩は再び全開放の準備をしながら言った。
「諒、繭、相手はおそらくカムラが襲いに来るでしょう。肉体の保護を、頼むぞ・・・」
といい、全開放を行い始めた。




