ジタリス
ガルルルル、ガオーン!グァアッ!
「さてどうやって抑えるんだ、このでっかい犬を」
モーソン基地に先回りした諒と繭は何の能力で抑えるか考えていた。
「抑える方法としてもAustrloptksは厳禁だ、核攻撃もな」
「それはわかるんだけど、ほかに手段はあるの?」
「そうだな・・・」
そうしてモーソン基地にやってきたジタリス。
「ガルルルルルルルルル・・・」
こちらをいかにも襲ってきそうな感じである。
「よし・・・
-汝の重き罪を知り、その罪業に悩まされ、頞哳吒・臛臛婆・虎虎婆と呻き沈むがいい-
"グラビティブレス!"」
「ギャオオオオオオオオオオオ!」
猛烈に暴れつつ頭を押さえつけることに成功した。
「今だまゆっち、杭を打って動きを止めるんだ」
「了解しました」
繭は太い透明な綱で3つの首を地面に押さえつけることに成功した。
「ガルルルルルルルルル・・・!」
ジタリスはいまだに足元は暴れている。
「ジタリスが人間を襲うなんて、まさかの事態もあったんだな」
その後飯匙倩たちが到着した
「現在の状況はどうなっているんです?」
「今は繭のピアノ線で何とか止めているわ」
「抑えている場所は?」
「首のところだけど・・・」
・・・まずい
ジタリスがこの状況でおとなしくなる未来が見えなかった。結論から言えばジタリスは亀のように引っ込んで・・・
ド ガ シ ャ ー ン ! ! !
「うわあっ」
飯匙倩らと鞦韆一族、諒繭の休憩していたモーソン基地がいきなり破壊された。
「一体どういうことなの!?」
「ジタリスは亀のように頭を引っ込めることができるのです。つまり頭を引っ込めることができればジタリスを抑えることができないのです」
一同は憮然とした。どうやったら抑えられるか・・・
「飯匙倩さん、ジタリスを抑える方法を教えてください!」
「ジタリスは「ジロ」、「タロ」、「リキ」の3体が合体したケロべロスですが、中心になって動いてるのは「リキ」です。リキに強烈な攻撃、少なくとも1Q[J]ぐらいの"お座り"をさせなければならない、とタイパン氏が語っています」
相変わらずジタリスは食べ物を食い荒らしている。併し、「リキ」は一体どれなのか・・・3つとも同じ犬にみえてしまっている。
「どれがリキなの・・・」
「う~む・・・、南極物語ではリキは3体中一番年を取っていたはずですが、恐らく今見張りをしているのがリキだと思われ・・・」
ジタリスがこっちに走ってきた。と同時にジタリスは口から光線を発射してきた。
「ぐわあぁ!?」
「ちぃっ、ジタリスが人を襲うとは聞いたことがないんですが・・・!」
すると南極隊員が言った。
「飯匙倩殿、ジタリスはすでに「人を食って」いるんです!」
「ば、馬鹿な・・・!」
想像もできなかったことに飯匙倩は絶句する。ジタリスは「人を襲わない」ことで有名だったのになぜそんなことになったのか・・・!
「仕方ないです、もう核なりなんなりで押さえつけるしかないです。体をベルチャーにタッチします・・・!」
「核・・・!」
ベルチャーは晒しに軽装をしているため、いきなり現れた瞬間に寒さでこごまってしまった。
「・・・っ!なんで南極で私を召喚したのよ飯匙倩のやつめ、ジタリスとか繭の"アレ"をぶつけるしかないじゃない・・・!」
「私の・・アレって?」
ベルチャーはジタリスの体を捕捉して動けなくさせた状態で言った。
「アレよアレ、聖鳳銃剣でも死ななかったときに撃ったあの黒い物体よ! (UCJDO,ep39参照)」
「あれは撃ったらほんとに南極が・・・」
「つべこべ言わずに撃ちなさい!人類の岐路に立たされてるわよ!ちなみにリキは真ん中のやつよ!」
今にもピアノ線で引っ張っているが、いつ千切れるかわからない。
「・・・死んだ生物の魂、借りるね
-"死 ノ ハ テ マ デ オ イ カ ケ テ ヤ ル"-
-"死 ナ ナ モ ロ ト モ ・・・あなたも一緒よ・・・
-Amitriptyline (アミノトリプチン)-
!!」
「これで、お座り!」
超強力な重力核連打がリキを襲った。
・・・ドゴーン!ドゴーン!ドゴーン!ドゴーン!ドゴーン!!!!・・・
「グオガアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァ」
しかし反動もすさまじい。核攻撃といってもこれはほんとに南極大陸が核で汚染されてしまう。何とかせねば・・・
「やべえ!強烈すぎる核攻撃じゃねえか、美沙樹、核対応の煙幕を!」
「すでにやってますが、かなり厳しいです・・・!」
「あの頃のトラウマを思い出すな・・・」
かつて繭が聖鳳銃剣で串刺しにされたあとに放った核攻撃に近い何かであった。
「これが、4災を葬るほどの力か・・・!」
南極隊員は核のガードに包まれて放射線をカバーしている。
「グルルルルル・・・」
「おとなしくなったか?」
「グワァッ」
「うわあぁ!」
繭とベルチャーと諒は再び起き上がったジタリスに驚きを隠せない。
もう助かる見込みはないのか・・・?
「仕方ない、もう一回やるよ・・・お座り・・・アミノ・・・」
「グヌゥーン」
ジタリスはお座りをして繭の頬を舐めた。
「これは一体・・・、うわぁ!飯匙倩、勝手に変わっちゃ困・・・」
「どうやら、落ち着きを取り戻したようですね」
ジタリスの普段の姿を見ていなかったので、繭には落ち着いたかわからなかった。
「お、落ち着いたんだ・・・」
繭はほっと胸をなでおろした。そこに諒が飯匙倩に釘を刺した。
「あんまりレディを荒く扱うんじゃないわよ」
「それは、仕方ない」
<B「おい、その通りじゃないの!」>
<H「仕方ないじゃないですか。一応言っておきますが88888Y[J]、まあ8.8Q[J]持つ怪物ですからあなたしか対抗できないじゃないですか」>
<M「確かに8.8Q[J]だと吾輩も骨が折れるな・・・」>
<セ「相手も不死者じゃないから仕方ないじゃない・・・」>
<ナ「ワタシのセイントアタックも何の意味もないデース・・・」>
<B「わ、わかったわかったから少し黙って!」>
「今後からは気を付けます、はい」
・・・
・・・・・・
一方カミの世界では
「むむむ、繭というやつ、かなり厄介な奴だな」
「繭か、確かに周りから一線を越えているバケモノだからな」
「一撃で抑えるなんてやばいやつだ・・・」
・・・
・・・・・・
「彼女が4災をしずめたとな?」
「そうですね、併しカムラのやつらも警戒するでしょう。我々としてやるべきことは・・・」
ジタリス 属性:水
養素能力容量:88888Y[J]
ジロ・タロ・リキが合体したケルべロスの一種。南極を主に活動する。
体長は15m、立つだけで10mと非常にでかい。また、血液に毒を持っている。(ビタミンA毒)
人に危害を加えることはなく、むしろ人懐っこい性格をしているが、捕食能力は最強でシャチをも餌にする。
今後の生態系を崩さないか監視するため4災に選ばれている。




