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閉明塞聡  作者: 大和八木
カミと上との戦闘と交渉1
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上が求めてきたもの

一方で上である悠は、飯匙倩の邸宅の一部の部屋を借りることになった。悠の家が取り壊されると知ったからである。まあそもそもその居住地は放射能の残留物がまだ残っているのだ。

飯匙倩・凛や鞦韆一族側も技の習得に励んでいた。ただ、飯匙倩の場合は戦うよりかは効率化を重要視していたようであるが。

飯匙倩が新たに作った技は衝突によるクローンの生成である。クローンにフーチャンゴングョウした仲間を憑依させることにより、新たにその人物を生み出すことができる。但しエネルギーが切れてしまうとそのクローンは消滅してしまい、飯匙倩の体に戻る。

「そうだな・・・。ナミブの部屋を貸せばいいんじゃないかな」

「おまかせデース。部屋を案内するからついてくるデース!」

「よ、よろしくお願いします・・・!」

併し悠にはまだ飯匙倩は完全に信用できる人物としては見えていない。飯匙倩に完全謁見を使ったのだが、何度も何度もやっても潜り抜けず、甲斐無し。「能力素がわからない人間は信用してはいけない」と姉に教わっている。

照夜淸は「あ? 彼はそんなに強くねえ。好戦的ではないが、フーチャンゴングョウした仲間の中にはとんでもないバケモノもいるんやぞ」と言っていたが、その部屋を借りて一緒に暮らすナミブとは一体どんな人物なのか・・・。


早速ナミブの部屋についた悠はこう切り出した。

「貴方の能力を見せてください!-完全謁見-!」

再生能力SS、セイントアタッカーExPsⅡ、能力素282.4Y[J]、能力名:※セレスティアル、戦闘能力指数:ExPsⅦ,ExPsⅨ,ExPsⅥ

「・・・あ、あ、あ、あ・・・」

「ワタシの丸裸を見ても、面白くないデスよ?」

彼女には今まで見てきた中でもとんでもない能力であった。彼女がいればカムラ (※5.5Y[J])とか余裕で倒せるじゃない・・・

「貴方が照夜淸の言ってたバケモノ・・・です・・・か?」

「え~?ベルチャーさんやブラックマンバさんはもっとヤバいですよ?普通に数倍数十倍ぐらいですネー」

「・・・・・・っっっ!!」

悠は泣きそうになった。

「わわ、ここで泣かないでくだサイ、案内させてくだサイ!」

怖い、怖すぎる。こんな金髪美少女がそんな恐ろしい戦闘民族だなんてこの家怖すぎる!

「私の能力素も公開するので襲わないでくださぃ・・・」

「えー?そんなの興味ないデスよ?」

「あの・・・少し話を聞いてくれますか?」

「話を聞くならいいデスよ。そっちの生活も気になりマース」


悠は深呼吸して話した。

「私たち上達は、いつもカミなどの抗争を続けてきました。例えばその長であるカムラは、人類を殲滅するためにいろいろな干渉をしてきました。例えば能力素の争いや椋路寺諒の家の抗争も・・・。上はいつもそれに対抗してきました。併し、必ず何かを漏らしてしまうんです。なぜなら上はいつも守と一緒に抑えようとしてきたのですが、大鑚成由紀夫が死んでから事情が変わってきたんです。カミが暴走を始めましたから。だから李津華ねえさんは私を派遣視察してほしいといってきたんです」

もう深呼吸して言った。

「だから、貴方なら5.5Y[J]のカムラを倒せる、なんて思ってしまったり・・・ごめんなさい!争いに巻き込みたくないの。でも、これほど強い人たちが人類にもいる・・・の、なら、人類に頼ってもいいのかな・・・って」

冗談交じりのつもりで話していたが、ナミブは結構真剣に聞いていたようである。

「なるほどデスね・・・、ん~、ベルチャーさんに聞いてみるデス」

「ベルチャー?」

「デスね、能力素で言えば、66Q[J]デスかねー?」

「ひいいぃぃ!?」

声にならないような悲鳴を上げた。66クエタ[J]のバケモノに依頼をするつもりなのだろうか?もしそうなったらカミが滅ぼされることじゃ済まない。

<ナ「ベルチャーさん?なんかカミが襲ってきているらしいから助けてほしいらしいデース」>

<ベ「また話を盛っている・・・、暴走を止めてほしいって話なんでしょ?」>

<ナ「あー、アー、やっぱり何でもないデース」>

<B「止めようとなると鞦韆一族で十分でしょ?それか諒・繭に依頼する?」>

<ナ「あの人たちは能力素データが変わってるから、わからないデスよ?」>

<B「そうなの?じゃあ明日行ってくるわよ」>

・・・

・・・・・・

「特になにもなかったデスね」

「ほっ・・・」

いざ66Q[J]のバケモノが"カミ"を破壊したら、それはそれで守が敵に回る可能性だってあるし、"カミ"の言ってることが真実になってしまうからである。


その後部屋の案内をいろいろしてもらい、ナミブは飯匙倩に吸収されていった。

その後の夕飯のときに、話をすることにした。

夕食後・・・

「ごちそうさまでしたー!」

「あの、お願いがあります!」

「ナミブから聞いた」

「えっ?」

飯匙倩は部屋の紹介中にすでに話を聞いているらしいので飯匙倩が解決案を練っていたようである。

「カミの暴走。恐らくですが、すでにカミはここを見ている。迂闊に話をされても困りますからね。絶!」

周りがバリアに包まれた。

「これなら天からの干渉も、向こうのほうの刺客からもばれずに済みます」


いつの間にか来ていた時慶と未来瑠だが、

「あれ?いつの間にか干渉できなくなってる」

「気づかれたか、これはあの武装組2人よりも厄介かもな、退散するか」

時慶と未来瑠は場を後にした。


「解決案としては、守にこちらも刺客を送ります」

「!?」

「つまり宇宙に行くってことですかね?」

照夜淸にしては単純に訊いた。

「いえ、守をここに連れてきます。まあその場合、諒たちの力を借りることになるでしょう。もともと神といわれる3種は人間だったもの。地球に来ることは可能です」

「守って、あんまり知り合いいないんですけど・・・」

悠は不安そうに言う。

「残念だが、私はカミ・上・守が誰だかを全員知っている」

「ほー、すげー!」

照夜淸は飲み物でテンションが上がっている。

「まずは守をここに連れていきます。幻の銀侍(げんのぎんじ)から事情を聴きましょう」

「まぼろしの、ぎんじ?」

「げんの ぎんじですね。リーダーであるフランシス・アンデルセンを呼ぶわけにはいきませんからね」

「な、何でも知ってる・・・・」

そういって悠が振り向くと、あることに飯匙倩は気づいた。

「そういえば派遣されたときに能力素を教えてほしいって話でしたね、まあ私の体ですが、教えてあげてもいいですよ」

「お願いします、-完全謁見-!」

恵み補正、能力素0[J]、能力名:ミッシングリンク、・・・ん?能力素が0?

「え・・・、一体、どういうことなの・・・?」

セレスティアルはセイント攻撃を10倍、防御力を5倍にする能力で、物理と魔法両方に付加される。

ExPsはいわゆるEx+と同じです。

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