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カミと上との闘い再開
現在の平衡状態、一方では平衡状態が崩れたところがあった。
カミと上の関係である。
「忌忌しい人間のやつめ・・・、大鑚成由紀夫を殺したか」
「しかし彼はまだ四天王のうちでは最弱・・・」
「勝手に人間と契約するとはカミとの面汚しよ・・・」
カミにはまだ余裕がある様子である。
「吾輩の弟者を送り付けよう。その奴らの様子を見せてもらう」
そういうのはカミのリーダー格、「カムラ」である。彼は5.5Y[J]を誇る最強のカミである。彼は「運命」を司る。
「俺の妹者もおくろうか」
そういうのは海鷂魚。カミの中では2番目に位置するやつである。
一方、有利な方に立った上の方も作戦は練っているようである。
「なんで泉紳井戸李津華、干渉したの?」
そういうのはいわゆる獷魋グループである。
「彼女なら多分大鑚成由紀夫なら勝てるでしょ~?」
「でもやつはまだ素性も知らない人間、これからのカミに対抗できるの?」
「なら、こっちもスパイ送ればいいんじゃないの?」
カミと上との闘いが始まりそうになっている。




