G-0までの誘導
「さて、後はG-0までの誘導ですかね」
照夜淸や美沙樹らのミッションはG-0への誘導とその間の敵の退治である。
「ぐはぁっ!
がはっ!
ぬわあっ!」
「ここらあたりの敵は弱いんな、さっきのやつらとか、実力を持ってるやつはいるのかな」
下方向の通路の敵(I-1~5以下)は数は多いものの、ぱっとした敵がいなかった。
細々と下の方の通路を歩いていく。
「ただなぁ、嫌な予感がするな・・・」
「さっきのX-1付近ですかね?」
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
X-1付近
「な、なんだこれは・・・」
そこには放射能でぼろぼろになった壁や地面、他に塩?になった何かの砂である。
「これ、しょっぱいな。一体なんだ?」
「それがなんだか何か知りたいかい?」
ドスン!
上から人が現れた。併し生体反応は微妙である。もしかして、ベルチャーか何かかの敵だろうか?
「な!?」
「ん?何だい照夜淸らか」
そこに現れたのはサラリーマンに黒いサングラスを付けたイケメンのおっさんである。
「もしかして、ブラックマンバか?」
「ああ、そうさ。じゃあ飯匙倩氏を出してやろう・・・」
そのまま体だけ変身したため、体が大きくない飯匙倩にはこのスーツはぶかぶかである。
<H:このまま変身されても困りますよ。>
<M:悪かったな。だが、敵とは思われたく無かろうに。>
<H:確かにそうだけれども・・・>
「飯匙倩さん!?なぜここに!?」
「いや、まあブラックマンバ伯爵がどうしても殺したいやつを見つけたといって飛んでいった結果がここですよ。何かと思ったら4災の一つであるヴォルクスに出会ってだな」
「・・・ヴォルクス、鞦韆一族らに勝ち目はあったのか?」
「もし君たちが対決した場合には泥仕合になっていただろうか。ただ、ブラックマンバ伯爵はヴォルクスの天敵だから、出会った瞬間にマンバの場合は一瞬かな」
照夜淸らはことのあらましを説明し、しなの16号に乗るまでに全員を解放するということを言った。だが、飯匙倩はその作戦には乗らなかった。
「やめておけ。奴らもしなの16号に乗る計画は先に手を打っている可能性が高い。俺と凛で専用車を用意しておくからそれに乗ることだ」
「なるほど、そのように伝えておくわ」 優希は判断した。
優希は諒と交信した。
<しなの16号は先に練られている可能性はないかしら?>
<え?しなの16号が大阪まで行くって話はアンチの一家だけでなく味方のほうも知らないけど?>
<しかし知っている連れもいるんじゃないかしら?>
<連れ・・・う~ん、連れかぁ・・・>
しばらくしてから諒から交信があった。
<ほかに帰るアテはあるの?>
<飯匙倩と凛が専用車を用意するらしいわ>
<・・・そういえば彼らもいたわね、じゃあ、それをアテにして帰りますか>
「とりあえず交信で何とかなったわ」優希は言った。




