闇と光芒一閃
みんなが起きた頃にはバスが止まっていたが目隠しをされている。
「な、なんだ!?」
ざわざわざわざわ・・・
「まあ歩け」
しばらく歩いたのち、男と思われる人から目隠しの許可が下りた。
「なんかこの教室、見たことがあるな」
「まるでバトルロワイヤルを始めようというような空気じゃん?」
バスで連れてこられた後に目隠しで連れてこられた部屋はなんだか物々しい教室であった。
「ああ、まずい・・・」
繭は動揺を隠せない。
(どうしよう・・・、どうしよう・・・!諒ちゃんはいないし近くでのテレパシーでも反応がない。このままでは、このままでは・・・!)
「・・・なっち?どうかしたの?」とねむが繭に聞いてきた
「い、今、いまから、こ・・・・こ・・・」
バタン
教室のドアが閉まった。そこには武装した4人がいた。そしてその中の一人がマイクをとって言った。
「えー、マイクテス。よし、お前ら。お前ら39人には"殺し合い"をしてもらう」
! ! !
一気に空気が張り詰めた。
「始まった・・・殺し合い・・・」
「おい繭!一番やばいって話なのはこのことなのか?俺らがみんなを殺すって・・・っ!」
照夜淸の頬に弾丸が飛んできた。
「ガタガタガタガタうるせえぞ、次わめいたら、殺すからな」
周りは「どうしよう・・・」とか「上位陣に勝てない」とかいろいろ弱音を漏らし始めた。すると男はショットガンを上に撃ち、黙らせた。
「弱音はもらさんでいいぞ。公平なようにある程度能力を統制している空間にしているんだから。説明が終わったら、武器をとりに来い」
そして男は説明を始めた。絶望の中、繭の臂に強烈な激痛が走った。
「・・・ッッッ!!なに・・・?」
臂が光っている?傷が光っている!?
その傷は震災の際に一緒に血を分け合った時につけた傷だった。
恐る恐る触れてみると・・・何と誰かと声がつながった。しかも声の相手は・・・諒・・・。
<痛ってー、なんかさっきから眠くて足を摩っていたら・・・、こんな形でテレパシーがつながるとはな。まゆっち、無事か?>
「わああああぁぁっ」
余りの出来事に繭が驚いた声を発した。この声は男を怒らせたようだ。
「そこ!私語してんじゃねえ!」
ダーンとショットガンを打った弾は繭の頭に命中した。アヴェンジアンデッドでも頭のダメージはかなり大きいと知っていた照夜淸やねむたちは
「繭、まゆ!!!!」
けらけら笑っていた男たちにさすがに堪忍袋の緒が切れた照夜淸。
「ぶっ殺す!」
照夜淸は火炎球で相手の武器と顔面に向かって放った。が、なぜか玉のスピードは速くなく、武器は落とせたが男らの命は奪えなかった。
「な、なぜ・・・」
男らはけらけら笑って言った。
「これが"ハンディキャップ"だよ」
照夜淸らの怒りのボルテージは上がっていくものの、何もできない悔しさで、泣きそうになっている。
<まゆっち、大丈夫か?>
<脳天撃たれたぐらいでは死なねぇ、あんたが作ったアンデッドをなめちゃダメでしょ・・・>
<まあ、大丈夫ならよかった。今からいろいろと命令するから、鞦韆一族と手伝っても構わない>
<照夜淸の攻撃がぬるくなってたよ、これは一体・・・>
<だからテレパシーが使えないのか。おそらく能力を弱くする空間を使っているな。まあいい、今から"オーダー"だ。全てに従ってくれ>
<男3人を殺せ>




