表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
閉明塞聡  作者: 大和八木
椋路寺一族との抗争
45/99

バスの中の案件

「さて、今日は記念旅行としてこのバスに乗っていきますよ~」

ワーワーワーワー

いろいろな人が楽しみにしていた記念旅行であるが、諒がいない。

「あれ、諒ちゃんはいつになったら来るんですか?」繭が言った。

「今日は体調が悪くて休みを取っています」



・・・実はいつもの紅茶の中には「サイレース」が含まれていた。


ーーーサイレースーーー

現在ではよほど強い不眠症がない限り処方されることのない強力な睡眠薬である。その効果は飲んだ夜から翌日の昼から夕方までかかることがある。

有名な話、市川猿之助が大量のこの薬 (とレンドルミン) で自殺幇助の罪を負ったり、歌舞伎町女子がOD(オーバードーズ)と称して荒れ狂う原因の一員を背負っている。薬自体は悪いわけではないが・・・。


「・・・・・・。(諒ちゃんに何かあったんだ、でも、何があったんだ・・・能力を使っても眠そうな感じしか伝わってこない)」

「繭さん、早くバスに乗るわよ」

「あ、はい・・・」

言われるがままに乗っていった。鞦韆一族らも不穏な気配は察していないようだ。


しばらくバスが進んでいるうちに優希が眠気を感じ始めた。

「なんかみんな寝てるけど私たちも眠くない?」

「多分睡眠ガスか、誰かが能力を使っている?」

「能力、察知不可」

バタッ

鞦韆一族らは眠ってしまった。

というのもこれは能力素ではなく亜酸化窒素がバスにばらまかれたのが原因である。亜酸化窒素は笑気ガスとも呼ばれ、麻酔効果があるが、あくまでここでは「催眠ガス」という扱いで使っていく。

「うう、眠い・・・」

繭はいまだに「アヴェンジアンデッド」という不死者であるからそのガスに効果はない。しかし、酸素濃度が低くなると眠くなることはどうも不死者と人間とは変わらないようである。


「いつまで起きている・・・?」

「・・・!」

繭は背後からの謎の人物に頭をハンマーで殴られ気を失ってしまった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ