表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
閉明塞聡  作者: 大和八木
椋路寺一族との抗争
43/99

作者のアカシックレコード

伊吹の脈窠(すかり)洞窟から抜け出し、飯匙倩の家までマッハで移動し、何とか彼の家までついた。(諒と繭は亜空間転送というインチキを使って帰って行ったが)

「ふむ・・・そうか、これがいわゆる"みんなで殺し合いをする未来"・・・か」

「それを阻止する方法はないのか!?」

照夜淸が叫ぶ。

「いまのところ、どうやっても執行されるのは間違いない。それは、「{作者}のアカシックレコード」に記録されていることだから・・・」

「アカシックレコードって何でも記録されている媒体よね?繭の力で変更はできないの?」

諒がたずねた。

「その「作者のアカシックレコード」だけは誰にも変更できないの・・・」

繭は残念そうに言う。

「基地までぶっ飛ばすわ、ガンマ線バーストで名古屋付近まで核に汚染させるわ、それも「作者のアカシックレコード」にあった話なのか?」

照夜淸が乱暴そうに聞く。

「お、おちつけ。いま、こうやって「作者のアカシックレコード」の一部がわかっただけでも我々でどうにかなる」

しかし繭はすぐに反論した。

「どうにもならないよ。これはもう、決まっていることだから・・」

「でも繭なら「作者のアカシックレコード」にアクセスできるじゃないか。全部を見ることだってできる、よね!?」

照夜淸が心配そうなトーンに落ちた。

「すべてを見ることはできないよ。「作者のアカシックレコード」は何重にも描かれていて、そのうちどの道を進むかはわからないから・・・」

「う~む・・・、どうにかしてその道でいい方面へ向かうことを祈るしかないか・・・」飯匙倩が重い面持ちで言う。

「そう・・・」

周りは重い空気になった。殺戮しあうのは「作者の都合」であること、その後も「作者の都合」である。それを一番知っているのが繭の能力である「Destiny」である。

Destiny・・・第五能力素のExランクに位置する。全ての能力素でもトップクラスで強力である。唯一の"作者に干渉する"能力の一つ。今回、繭がこの運命を回避できないというのは、"作者が殺戮をやらせたい"という思考で話を進めているからである。ただ、運命であっても作者への干渉は一部だと言われている。

「で、作者はどう殺し合いにするのだ?」

「問題はそこから先がわからない・・・」

だーっ、といいたくなるような照夜淸らの空気である。

「とりあえず、どうにかして殺し合いをおさえるかが問題だな・・・候補はー」

「それは私たちの話でしょ?」

諒が言った。今回の「殺し合い」を行うのは諒のアンチグループである。そのことはここまで来たことで決まったことである。

「確かに・・・」

「諒ちゃん、どうしたら、どうしたらいいの?」

「まず繭はどういう風になるかを警戒ね、後はあんまり「作者」を怒らせないことね」

「ううぅ・・・」







一方、諒のアンチグループでは・・・

「何?脈窠(すかり)洞窟が放射能まみれ!?しかも計画書を取られた?何をやっているんだ!?」

「まだ繭はぐれて居るのか・・・?」

「・・・殺し合いの名簿に入れるか」


「で、今後はどうするんだ?」

「まずは繭と諒を隔離し、その後にバトルロワイヤルの要領で・・・」

・・・・・

・・・・

・・・


「計画は決まった。あとは時期をどうするか」

「そうだな、とりあえず脈窠(すかり)洞窟が回復してから修学旅行目的で連れていくべきか・・・」

彼らも計画を練っていた。ただ、(作者)の伏線には気づかずに・・・。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ