表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
閉明塞聡  作者: 大和八木
椋路寺一族との抗争
35/99

繭の世界

コツコツコツ


「誰か来るぞ!」

謎の人間は弟の裕を隠して銃を構えた。

ギイイィィ

バァン!

ドアが開いた瞬間その男は銃撃した。

「やはり過激派か。殺し損ねたのが残念ね」

諒はその男の弾丸を跳ね返し、足に命中させた。

「貴様!何しに来た!」

「まゆっちを返してもらう」

「それはできない」

「なら実力でも返してもらうわよ」

いつの間にか繭は諒の肩に担がれて持っていかれた。

「まて貴様!」

バタン!

ドアは外側から鍵がかかってしまった。

「おいどうなってるんだよこの野郎!」



飯匙倩の豪邸に戻った諒と連れてこられた繭。

「繭の様子を見ると、何かの襲撃にあってるようですね」

「ええ・・・」

繭は現在「多重人格状態」であるらしい。現在"弱い方の"繭を倒すためにいろいろ実験をやらせたようだ。

「さて、まゆっちの実際の中に入るわよ・・・」

飯匙倩、凛、照夜淸、美沙樹、優希、諒、繭は同じベッドに横向きになって寝た。

「では・・・


"アジリメント"




先ほどの7人は真っ白な世界の中に入っていた。ここが繭の精神世界・・・。

「さっきいじめたのは君たちなの!?許さないよ!」

繭が突如現れた。いきなりの対面と、見分けのつきにくさから6人はどっちの繭かわからない。

「黒い繭ね」と諒は言う。

「あら?諒ちゃんじゃない?あなたがここに来るなんてさすがのことが起こったみたいね・・・って誰を連れてきてるの?」

黒い繭は凛、照夜淸、美沙樹、優希の侵入に気に入ってない。

「簡単なことよ。あなたには死んでもらう」

「!!?」

黒い繭は驚いたような様子だった。だが黒い繭は頬を叩いて普通の精神を取り戻そうとした。

「なぜ?私は諒さんと一緒に暮らしたいだけなのに!」

「あたしは本音を聞きに来たのよ。あなたの本音は真っ赤なウソ、本当は嘘で固めたものじゃないの?」

論争を続けているともう一人の繭がやってきた。

「やめて・・・やめて!」

幼げで、精神がまだ未熟なように感じる。どうやら彼女が白い繭のようだ。

「ああもうめんどくさい。こいつじゃすぐに自殺しか考えない。自殺企図も自殺の原因もこいつの精神が原因だ」

黒い繭はめんどくさそうに「叱叱」と追い払うような手招きを示した。ただ、白い繭は残り続けてこう言った。

「ごめんなさい。私のせいでみんな傷ついて、諒ちゃんにはひどいことをしちゃって・・・でも諒ちゃんのことが大好きだから」

「うるさい。お前では諒ちゃんを守ることはできない。いい加減あきらめて眠りな」

すると黒い繭はボーガンを向けて言った。

「お前は何もできない。デカぶつを積んでも私を殺せない」

困った、対案が何もない。諒は互いのセリフを困りつつ聞いていた。

繭の論争に何もできない状態だったが照夜淸と美沙樹は聞いた。

「お前が死んだときはどっちの気持ちが強かったんだ?」

「え!」

黒い繭は混乱した。

「!?」

諒も驚いた。かなり特殊な切り口だ。彼女が死ぬ直前、口を小さくすぼめ、一生懸命あげようとしたという過去がある。もしかして、まゆっち、あなたは・・・。


「グハッ!」

黒い繭の首にボーガンの弓が刺さっていた。

「お、おまぇ・・・これから先誰がまもってくれると・・・」

白い繭は左手に付属したボーガンで黒い繭を打ち抜いていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ