表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
閉明塞聡  作者: 大和八木
NaSSA (Noradrenergic and Specific Serotonergic Antidepressant)
21/99

アヴェンジアンデットの儀

「また来たわね、甲南病院」

「今回の調子はいかがですか諒閣下」

「万全を期したわ」

ゆっくり病院に入っていくと、誰かの気配を察知した。

「誰だ!」

「うわぁああぁ!?ごめんなさい!」

誰かと思ったら例のいじめっ子の早紀だった。

「何ここにいるの、あんまり遊びで来るところじゃないわよ」

「教頭先生がね、諒さんが繭さんをよみがえらせるって聞いたから見たかったの」

あ?かなり頭にくる話であった。

「あれは見世物じゃねえんだ。早く帰れ!いいな?」

「でも、謝りたいかr」

「黙って帰れ。ここが戦場になる可能性を今秘めている。その時お前ら生きて帰れると思うなよ?」

「ひ、ひいぃぃ」

いじめっ子とはいえ、照夜淸と美沙樹に遭っては何されるかわからない、被害者は減ったほうがいい。

しばらく歩いて繭の霊安室についた。

「さあ、始めよう・・・」

「閣下、私も見届けさせていただきます!」


すうぅ

ー幾たびの難を超え、触れ合ってきた唯一無二の幼い少女よー

ーこの術を持って汝のもとに呼ばれたしー

ーすべての悪の連鎖をここでもって少女にてすべて打破せよ!アレージオ!!!-


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・バン!バン!バン!

「・・・つっ・・・!」

諒は扉の外に吹っ飛んでしまった。術が強すぎたか!?

「おい龍、どこにいる。いたら早く返事をしろ! ん、だれだっ!」

周りはゾンビの群れが現れてきた。

「な、なんだこれは!くそったれ、失敗したというのか!?」


一方いじめっ子の方達は出口がわからなくなっていた。

「どうしよう、早く帰らなきゃ・・・っ!」

髪の毛の側面に鋭利な刃物が飛んできた。

「だだだ誰ですか!?」

「おいおい人違いじゃねーか。てゆーかあんたは誰?」

照夜淸ら3人に出会ってしまった。

「私は早紀、神威中学でいろいろひどいことしちゃって、繭さんに謝りに来たの・・・」

「あぁ?んなもんバケモンになるやつに通用しねえからとっとと帰れ」

「でも・・・」

「わかったら早く帰りな。そのバケモンを駆逐しに来たわけだあたいらは」

「化け物になるって、どういう・・・

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・バン!バン!バン!

激しい揺れと地面から出てきたゾンビにいじめっ子6人は腰が抜けてしまった。

「ちぃ、最悪だ・・・お前ら、しばらく帰れねえぞ」

「えええぇ!?」

「姉貴はこいつらの面倒を見ろ、私ら二人は駆除しに行く」

「最悪の状況、把握。諒を殺せば、何とかなる」

「え、諒さんを殺すの!?そんなのだめだよ!」

「はぁ、まるで危機感がねえな。このゾンビらを見ろ。これでのこのこ2人か帰してくれるわけねえじゃん」

「うぅ・・ぐすん」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ