繭の隠れた能力(?)
繭は目の色が変わるごとに、感情が変わります。
最近あたしに対するいじめが増えた気がする。いろんな私物がゴミ箱に捨ててあったり、カバンにゴミが入ってたりした。
しかしあたしには何の効果もない。しかし一番の問題はそれが繭に見られることだ。繭に見られることで心配をかけてしまう。
「諒ちゃん、最近いじめがひどいよ・・・私、どうすればいいんだろう・・・」
「何も考えるな。あたしには何も効果はない」
とはいっても繭は弱り始めているし、繭はついに自死念慮を持ち始めている。このままでは繭は・・・
そういえば、「自分を狙っている人物」として"鞦韆照夜淸"・"鞦韆美沙樹"がいる。その奴らが鞦韆優希のいる甲賀市にいることはわかっている。しかしだ・・・
バサッ。
「こんな大量の人物から命を狙う人を探せって千人以上いるじゃない・・・」
甲賀市も大規模な都市である。鞦韆優希がいる学校だけでもマンモス校、しかもほかの学校にいる可能性もある・・・。
「う~ん」
「何悩んでいるの?」と繭が尋ねてきた。
「この大量の人物から、『あたしの命を狙う人』を探さなくてはならないの。まあ候補者はこの人とこの人。白状しているけど能力素が少ないからね」
「・・・・・・」
繭は真剣に名前を見て、次のページをめくったりしていろいろな名前を見ていった。
いろいろ彼女は眼の色を変えつつも、名前を必死にみている。
そして彼女の目が留まった。
「この人、間違いない・・・。私は、思うよ・・・」
彼女が指した名前は"一条蛍"。確かに運動神経もよく、能力は業火という能力で大体の能力素は700M[J]といわれている。
「た、確かに彼女も相当強いけど、彼女は飯匙倩の家にも来るし」
繭はまだ紙を動かしている。そして指をさす。
「この人も、間違いない。今後、襲ってくるよ・・・」
今度に指をさしたのは"二条光"。この人も飯匙倩の家に来るらしい人である。
「ふ~む・・・」
あたしは繭の恐ろしさを身をもって知っている。繭もそう思っている。
「ふと思ったけど、彼女2人を奇襲する?」
「え・・・やめて、やめて! そんなことしたら、諒ちゃん殺されちゃう!」
大声でヒステリックに喋ったため周りの目線がこっちに向いた。
「ご、ごめんなさい・・・」
少し周りがざわついていながらも、繭は続けた。
「その背景に黒い存在と白い存在が見えるの。その人たちも相当強くて賢者な人たちなの」
飯匙倩と凛か、奴らがあたしを殺しに狙うとは思わないが・・・・。
「あ、今は殺す気はないと思うの。殺す気は・・・いつになるかわからないの・・・」
いつになるかわからない、か。しかし一体どういうことだろう?
あたしと繭がいるとき、龍がやってきた。
「諒、繭・・・どうすればいいのでしょうか」
「ん?」
龍は不気味なことを言った。もしかして、察しているのか。繭の死を、察しているのか。
「何のことか教えてくれないかね?」
あたしが尋ねても何も言ってはくれなかった。
飯匙倩の家では察したいくつかの賢者が騒ぎを起こしていた。
<B「何かを察する。何かのねじれが発生してるようだ」>
B、彼女はベルチャー。彼女の能力は66Qクエタ[J]の最強の女性。ほぼどこにも彼女より強いやつはいないだろう。
<H「ねじれとは?」>
<B「わからないが、今まで私たちが検知した能力とは全く異なる物よ」>
全く異なる物・・・自分ではあんまり感じないがいったい何だろうか。
<H「そのねじれは一体何か起こるのか?」>
<B「そこまで聞くの・・・?わからないけど・・・ここらあたりに大きな災厄をもたらすわね」>
災厄・・・
あたし、諒はどうすれば繭の自殺企図を止めるかを必死に考えていた。
あたしがたとえほんとのことを伝えても、もしかしたら無理なのかもしれない。その時は、最終手段をとるしか・・・
「諒へのいじめを止めるわ」
早紀はあまりにもいじめに対抗されるため、体力が限界に近づいていた。
「しかし、それでは繭を自殺させることはできないのでは・・・?」
「いや、その心配はない」
早紀は言った。
「奴は、もうすでにバグってると。妹さんは言ってたわ・・・!」
そして・・・、翌日、彼女らは急展開を迎える。




