2023/金鯱賞
中京2000 別定 4歳以上
1:近走で勝利した馬に注目
クラスにかかわらず、近走で1着がある馬。
ハナ差の2着や3着なら、そこまで気にせず。
2:年明け初戦の馬が優勢
休養と調教がしっかりとやれている馬。
大阪杯を目的としたローテーション。
3:前走の単勝人気もチェック
3番人気に支持された馬は上位になっている。
また、前走が海外だった馬は優勝はないが、3着内率が66.7%と高い。
4:前走の着順に注目
前走が国内G1の6着以内。
またはリステッド競争で勝利馬。
1枠1番 ▲
・アラタ:6:牡
父:キングカメハメハ、母父:ハーツクライ
騎手:横山典弘
脚質:逃げ、先行、差し
評:中山、阪神内回りといった坂能ある小回りコースが最良。
ジョッキーの指示に素直に反応。
スタートは普通。
切れる末脚がある(持続性のある脚もある)。
馬場状態に左右され難い。
距離は十分。
※レースを観て。
坂は問題なし。
コーナーが巧い。
馬体をぶつけても怯まない。
:中山記念:直線の坂で進路を確保しようとした「クリノプレミアム」から「マテンロウレオ」から「レインカルナティオ」と押し出してきて接触。姿勢が崩れているので、加速は確実に鈍った。
その状態で0.2秒差の4着。3ハロン35.2秒は優秀。
★残り600から追い出せるので、勝負所で好位を取りやすい。
直線での末脚勝負は、僅かに劣る。コーナーが巧いため、直線が長いコースよりは小回りの方が合う。
調教 ○
美浦:南W:良
6ハロン:81.8-65.2-50.7-36.8-11.7(一杯)
レイトカンセイオー(一杯)の内1.8秒追走して0.2秒先着
和田勇 調教師
「稽古は動く馬じゃないし、落ち着いて走れていて良かった。
昨年の8着は相手が速くて止まらなかった。
相手関係は気にしないが、ジョッキーにうまくカバーしてもらえれば」
※リズムの良い、素早いフットワーク。指示に素早く反応。力強く伸びる。
2枠2番 ◎
・マリアエレーナ:5:牝
父:クロフネ、母父:ディープインパクト
騎手:松山弘平
脚質:先行、差し
評:決め手のある先行馬。展開に左右され難い器用さがある。
ジョッキーの指示に素直に反応。
スタートはそこそこ。
切れる末脚がある。
馬場状態に左右されない。
距離は十分。
※レースを観て。
坂は問題なし。
コーナーが巧い。
:愛知杯:420キロ台の身体にトップハンデの56.5キロで、直線で伸びず。
馬場の悪い所を走らせて、0.5秒差の3着。上がり34.4は優秀。
(アートハウス:斤量55キロで馬場の良い中ほどを走らせての1着。上がり33.9秒)
(アイコンテーラー:斤量53キロでは馬場の悪い所を走り2着。上がり34.5秒)
★好位で競馬をして、切れる末脚がある。
馬場状態、展開に左右されない。安定した強さがある。
斤量55キロは十分以上に勝負になる。軸候補。
調教 ◎
栗東:CW:良(松山弘平)
7ハロン:97.4-65.7-50.7-36.8-11.8(馬なり)
松山 騎手
「前向きさがあって具合はいいです。動きも良かったですし、前走よりいいです」
※リズムの良い、軽快なフットワーク。指示に鋭く反応。
3枠3番 ○
・ハヤヤッコ:7:牡
父:キングカメハメハ、母父:クロフネ
騎手:幸英明
脚質:先行、差し
評:能力は維持。
ジョッキーの指示に素直に反応。
スタートはそこそこ。
そこそこ切れる末脚がある。
馬場状態に左右されない。
距離は十分。
※レースを観て。
坂は問題なし。
コーナーが巧い。
:日経新春杯:直線で良い伸びを見せたが届かず。斤量58.5キロが影響した。
馬場適性があり、2000以上の距離を余裕でこなせる馬たちに負けた。
:中日新聞杯:ゴール前50メートル辺りで進路ができた。
中団より後方の内で足を溜めた影響。馬場状態に内と外の差がなく、進路上に壁が多かった。
★斤量差がなく瞬発力で勝負が可能。
中日新聞杯の時くらいの馬場状態なので、外よりの枠が望ましい。
調教
美浦:南W:良
5ハロン:65.8-51.1-37.5-11.9(馬なり)
プラチナトレジャー(馬なり)の内0.6秒追走して同入
国枝 調教師
「体調面は良いし、稽古の動きも上々。
前走はハンデ戦で58.5キロを背負ったが、今回は別定戦で57キロなのは良い」
4枠4番 ▲
・ディープモンスター:5:牡
父:ディープインパクト、母父:ベラミーロード
騎手:団野大成
脚質:先行、差し
評:3歳の時と比べて精神は成長。安定感は増す。
ジョッキーの指示に素直に反応。
スタートはそこそこ。
そこそこ切れる末脚がある。
馬場状態に左右され難い。
距離は十分。
※レースを観て。
坂は問題なし。
コーナーが巧い。
★騎乗経験のあるジョッキーの方が良さそう。できれば武豊騎手。
右回りコースの時、右ムチで左に吹っ飛んでいく。
末脚だけでの勝負は厳しい。
スタートは良い方なので、足を溜めながら中団よりも前で競馬をしたい。
調教 ○
栗東:CW:良
6ハロン:83.1-67.8-52.8-37.8-11.7(一杯)
池江 調教師
「助手に任せましたが、動きは良かったです。
以前よりも折り合いがつくようになりました。折り合いがついて、溜めてから勢いをつけて勝ったように、操作性が良くなりました」
※リズムの良い、素早いフットワーク。指示に素早く反応。
5枠5番 △
・ワンダフルタウン:5:牡
父:ルーラーシップ、母父:ディープインパクト
騎手:和田竜二
脚質:先行、差し、追い込み
評:ジョッキー次第。
ジョッキーの指示に素直に反応。
スタートは普通。
そこそこ切れる末脚がある。
馬場状態に左右され難い。
距離は十分。
※レースを観て。
坂は問題なし。
コーナーが巧い。
馬体をぶつけても怯まない。
:中山金杯:600メートル辺りから追い出しを初めてまくり差しを決行。
ゴールまで残り200の地点でスタミナ切れ。手ごたえが悪いのか、ジョッキーが追うのを止める。
:中日新聞杯:最内にいたことが仇になった。進路がなくて追うことができない。
進路を求めてアイコンテーラーと何度か接触。
そんな状態で0.4秒差の8着。上がり34.9は優秀。
★末脚勝負ではやや分が悪い。
中団より前につけて、残り400メートルから勝負が理想。
和田竜二騎手の青葉賞、幸英明騎手の中日新聞杯ができれば。
調教
栗東:坂路:良(和田竜二)
800メートル:52.0-37.9-24.8-12.6(末強め)
メモリーズオブユー(一杯)に0.1秒先行して0.2秒遅れ
高橋義 調教師
「やり過ぎると気合が入り過ぎる。
和田竜二ジョッキーが馬の感触を分かってくれているし、次に繋がる競馬ができれば」
5枠6番 △
・ルビーカサブランカ:6:牝
父:キングカメハメハ、母父:ダンスインザダーク
騎手:西村淳也
脚質:差し、追い込み
評:良い末脚を持っているが、自ら仕掛けて展開を打開できる融通さがない。
ジョッキーの指示に素直に反応。
スタートは普通。
切れる末脚がある。
馬場状態に左右され難い(良馬場の方が良い)。
距離は十分。
※レースを観て。
坂は問題なし。
コーナーが巧い。
:愛知杯:馬場状態の悪さと、果敢にまくり差しを行ったことで、坂を上った辺りでスタミナが切れた。
★後方からの競馬だが、頭数的にはチャンス。
まくれるスタミナがないため展開に左右される。
斤量52キロでスローペースの良馬場で愛知杯を勝っているが、直線が短い方が良い。
※理想はチャレンジCの勝ち方。
調教
栗東:坂路:良(西村淳也)
800メートル:53.7-39.6-25.7-12.8(馬なり)
スズカマジェスタ(強め)にクビ遅れ
須貝 調教師
「十分、動けている。この舞台で勝っているし、頑張ってくれると思う」
6枠7番 ★注★
・グランオフィシエ:5:牡
父:キングカメハメハ、母父:ダイワメジャー
騎手:坂井瑠星
脚質:先行、差し、追い込み
評:好位で競馬ができて、そこそこの決め手がある。
ジョッキーの指示に素直に反応。
スタートは普通。
そこそこ切れる末脚がある(どちらかというと持続タイプ)。
馬場状態に左右され難い。
距離は十分。
※レースを観て。
坂は問題なし。
コーナーはそこそこ。
:ウェルカムS:末脚を生かして後方から競馬をしたが、直線だけで差し切る末脚は無く。
:ノベンバーS:前で競馬をするが、マイル寄りの速度がなく。
★中京は初。
2000以上のレースが良い。
中団前で競馬をして直線勝負。
後続が足を溜められないペースが望ましい。
調教
美浦:南W:良
6ハロン:83.0-66.6-52.2-37.9-11.5(馬なり)
シェットランド(馬なり)の内2.4秒追走して0.1秒遅れ
久保田 調教師
「いい動きでしたね。馬っぷりも良くなってきたし、中京は初めてになるが、もともと左回りの東京を選んで使っていたので問題ありません」
6枠8番
・バイオスパーク:8:牡
父:オルフェーヴル、母父:マイネルラヴ
騎手:森泰斗
脚質:先行
評:能力は僅かに衰退。
ジョッキーの指示に素直に反応するが、気難しい。
スタートは普通。
そこそこ切れる末脚がある。
馬場状態に左右され難い。
距離はギリギリ。
※レースを観て。
坂は問題なし。
気難しい。
★能力が衰退しているのもあると思うが、気性面が問題でレースになってないように見える。
土を被るのが嫌、接触が嫌、ムチが嫌。
1800の良馬場で、ムチの回数が少ないジョッキーなら。
ムチの回数に制限のあるヨーロッパの方が一花咲かせそう。
調教
栗東:CW:良
6ハロン:84.1-69.6-54.3-38.2-11.9(強め)
トモノボーイ(末強め)の内0.7秒追走してクビ差
浜田 調教師
「CWコース3頭併せで、終い重点。
攻め駆けしないが、最後までよく頑張っていた。
8歳でも年齢を感じさせず、いい状態を維持しています」
7枠9番 ★注★
・ポタジェ:6:牡
父:ディープインパクト、母父:オーサムアゲイン
騎手:岩田望来
脚質:先行、差し
評:直線が長いコースよりは、小回りコースの方が向く。
ジョッキーの指示に素直に反応。
スタートは普通。
切れる末脚がある。
馬場状態に左右され難い。
距離は十分。
※レースを観て。
坂は問題なし。
コーナーが巧い。
★好位で競馬ができるため、得意距離の2000では安定感がある。
直線が長いコースで、鋭く切れる末脚タイプがいると勝ちきれない。
加速に優れたタイプなので、中山や阪神内回りのように直線が短いコースで、馬場が荒れているなら尚良し。
斤量59キロと厳しい。
調教 ◎
栗東:坂路:良
800メートル:53.1-38.9-25.3-12.4(馬なり)
テイクアスタッブ(馬なり)を1.6秒追走して同入
友道 調教師
「コーナー4つの競馬が合う。昨年も4着と内容は悪くなかったし、うまく噛み合えば」
大江 助手
「前に1頭置いて後ろから追いかける形で、雰囲気を見て仕掛けるという予定でしたが、走りも雰囲気も良かったのでじっとしていました。いい動きでしたよ。
ここなら力上位だと思っています。どちらかと言うと晩成の馬だと感じていますし、やっと馬体もしっかりとしてきた感じ」
※リズムの良い、力強く素早いフットワーク。
7枠10番 ◎
・フェーングロッテン:4:牡
父:ブラックタイド、母父:キングヘイロー
騎手:松岡風馬
脚質:逃げ、先行、差し
評:決め手のある逃げ先行馬。
ジョッキーの指示に素直に反応。
スタートはそこそこ。
そこそこ切れる末脚がある。
馬場状態に左右され難い。
距離は十分(現状では2500までかも)。
※レースを観て。
坂は問題なし。
コーナーが巧い。
馬体やラチにぶつかっても怯まない。
:中山金杯:逃げて粘るが、ゴール前5メートルで差され0.0秒差の3着。差はない。
★気性面での成長がみられる。
逃げる競馬が多いが、控えても勝負が可能。
調教 ◎
栗東:坂路:良
800メートル:55.1-40.2-25.6-11.9(馬なり)
宮本 調教師
「終いの反応を確かめました。動きに躍動感があったね。
全体は速くないけど、予定通りです。
中京は白百合Sを勝っている舞台ですからね。楽しみにしています」
※リズムの良い、軽快なフットワーク。指示に鋭く反応。力強く、回転が上がる。
8枠11番 ▲
・ヤマニンサルバム:4:牡
父:イスラボニータ、母父:ホワイトマズル
騎手:浜中俊
脚質:先行、差し
評:前で競馬ができるのは利点。
ジョッキーの指示に素直に反応(抑えられるが比較的早く従う)。
スタートはそこそこ。
切れる末脚がある(加速に優れているが、持続力がない(200メートルくらい))。
馬場状態に左右され難い。
距離は十分。
※レースを観て。
坂は問題なし。
コーナーが巧い。
:白富士S:直線に向けて足を溜めるために、4コーナーで順位を落とした。
しっかりと足を溜めた分だけ伸びたが、届かず。
★身体面で少し癖のある馬だが、能力は高い。
頭数が少なめでチャンス。
※頭数が少ないか、内側が荒れている場合は抜け出しやすい。
開幕週のようなキレイな馬場の場合は、前に壁が厚くなり抜けるのに苦戦する可能性が高い。
直線が短い、中山や阪神内回りの方が強さを発揮できると思う。
調教 ○
栗東:坂路:良(田中健)
800メートル:53.3-37.9-24.3-12.1(馬なり)
フォイアーロート(末強め)を0.8秒追走して同入
中村 調教師
「この状態のままでレースに臨みたい。
調子の波がないタイプ。使われながら力をつけてきた。左回りはスムーズ。どんな走りをしてくれるか」
※リズムの良い、素早いフットワーク。指示に素早く反応。
僅かに集中を欠く。
8枠12番 ○
・プログノーシス:5牡
父:ディープインパクト、母父:オブザバトリー
騎手:川田将雅
脚質:差し、追い込み
評:13頭という少なめの頭数でチャンス。
ジョッキーの指示に素直に反応。
スタートは普通。
鋭く切れる末脚がある。
馬場状態に左右され難い(稍重は走れるが、末脚を生きる量が望ましい)。
距離は持つ。
※レースを観て。
坂は問題なし。
コーナーが巧い。
:中日新聞杯:スローペースで後方から。残り600メートルから速度を上げて直線で勝負も僅かに届かず。
★スタミナ的には中団から中団の前で競馬ができるマイルや1800メートルがベスト。
2000になるとスタミナ面がやや不安で、後方からになる。
中日新聞杯のようなスローペースでの上がり勝負なら有力だが。
調教 ▲
栗東:坂路:良(西村淳也)
800メートル:55.0-39.3-25.4-12.4(馬なり)
中内田 調教師
「先週ジョッキーが跨って変わってきた雰囲気があったので、今週は坂路で整える程度。
動きは良かったです」
福永 助手
「前走もこの馬なりの脚は使っていた。
もともと久々でも好成績をあげてきているし、展開がうまく噛み合えば」
※リズムの良い軽快なフットワーク。
出走回避
・ヴェローチェオロ:5:牡 ○
父:ゴールドシップ、母父:タイキシャトル
騎手:
脚質:先行、差し
評:ここを目標に前走(ダイヤモンドS)は捨てレースにした印象。
ジョッキーの指示に素直に反応。
スタートはそこそこ。
そこそこ切れる末脚がある(先行して粘り込む感じから持続タイプに見える)。
馬場状態に左右されない。
距離は十分。
※レースを観て。
坂は問題なし。
コーナーが巧い。
:ダイヤモンドS:手ごたえはそこそこ良いのに、残り400メートルでジョッキーがレースを止める。
馬なりで走らせていたので長距離を走ったダメージは少ない。
★前走を観た感じでは、状態は良く、勝負になる。
直線が長いコースは、馬場状態が悪い方がスタミナを生かして粘り込む確率が上がる。
2023/03/07
前で競馬ができて、決め手のある「マリアエレーナ、フェーングロッテン、ヴェローチェオロ」が有力。
頭数が少ないため、末脚に優れたプログノーシスが続く。
「ヴェローチェオロ」はダイヤモンドSを調子を見るための捨てレースにしてきたので怖い存在。
2023/03/09
前で競馬ができて、決め手のある「マリアエレーナ、フェーングロッテン」
1頭減って、有利になった「プログノーシス」
配当的に購入はキツイ。
展開に左右されない強さのある「アラタ、ヤマニンサルバム」
頭数が減って直線勝負が可能になった「ワンダフルタウン、ルビーカサブランカ」
この4頭当たりを絡めると配当的には美味しいかも?
2023/03/10
クッション値:8.3
含水率ゴール前:13.4%、4コーナー14.5%
2323/03/11
能力は高いけど展開だよりで着順が安定していない「ワンダフルタウン、ルビーカサブランカ」の軸でワイドが面白そうかも。
クッション値:8.7
含水率ゴール前:12.0%、4コーナー12.9%
2023/03/12
前が止まりにくそうな感じなので「フェーングロッテン、ヤマニンサルバ、マリアエレーナ」を有力
穴目では、ポジションの融通が利く「アラタ、ワンダフルタウン、ルビーカサブランカ」
クッション値:9.0
含水率ゴール前:12.1%、4コーナー:12.3%




