2023/中山牝馬S
中山1800 ハンデ 4歳以上
1:5歳以下の馬が中心
5歳の馬の3着内率は30%を超えている。
3~5歳で、好走はするものの、決め手が不足していて勝ちきれない馬がいれば狙い目。
2:外枠の下位人気馬は注意
8枠の3着内率は35%
7枠の3着内率は26.3%
荒れた馬場の適正がある、持続型の末脚を持つ馬の可能性が高い。
3:前走がG3やオープン特別だった馬に注目
前走で、G1に使われていた馬が上位人気で敗れた馬で、G3やオープン特別で好走した馬。
東京や中京での瞬発力勝負に敗れた馬が、小回りの中山コースで変わり身を見せるケース。
1枠1番 △
斤量52キロ
・コトブキテティス:6
父:ハービンジャー、母父:キングカメハメハ
騎手:武藤雅
脚質:先行、差し、追い込み
評:ジョッキー次第。
ジョッキーの指示に素直に反応。
スタートは普通。
そこそこ切れる末脚がある。
馬場状態に左右されない。
距離は十分。
※レースを観て。
坂は問題なし。
右回りは巧い。
:中日新聞杯:ジョッキーは直線200メートルくらいしか追っていない。
★少し小柄な馬で揉まれるのを嫌っての後方からの競馬だと思うけど、中団よりも前で競馬をした方が良い能力。
中長距離を入れるスタミナを生かして前か、末脚に生かすスタミナを管理してのまくりができる騎手なら。
調教
美浦:南W:良(戸崎圭太)
5ハロン:66.6-51.5-37.3-11.7(G前仕掛け)
アイルビーザワン(馬なり)の内0.2秒先着
田島 調教師
「脚元の問題が解消し、いい追い切りができた。中山コースが鍵」
「終いピリッとしていたし、時計もまずまず。距離短縮がきっかけになれば」
2枠2番 ★★特注★★
斤量51キロ
・クロスマジェスティ:4
父:ディーマジェシティ、母父:カリズマティック
騎手:柴田善臣
脚質:差し
評:ジョッキー次第。
ジョッキーの指示に素直に反応しているように見えるけど、気分屋の可能性がある。
スタートはそこそこ。
そこそこ切れる末脚がある。
馬場状態に左右され難い。
距離は持つ。
※レースを観て。
坂は問題なし。
コーナーが巧い。
:ラジオNIK:4コーナーでずるずると下がり、直線で騎手も追わず。
故障のような感じに見えて調べたけど、何も出てこなかったです。
ですが、3か月の休養をしているので、何かがあったのだろうと思います。
★好成績のレースを観ていると、スタート後のポジション取りで、ダッシュを促されると駄目っぽいです。
気分良く走らせる必要があり、安定感は無し。
ここ3戦で工夫をしているところが見られたので怖い存在。
調教
美浦:南W:良
5ハロン:69.0-53.4-38.9-11.9(馬なり)
ラインアンジェラ(強め)の内0.4秒追走して0.1秒先着
水野 調教師
「中1週だけど状態は変わらずいい。
併せ馬の相手に乗って見ていたけど、いい動きだったよ。
51キロのハンデも思っていたより軽かったので楽しみ」
3枠3番 ★注★
斤量50キロ
・リノキアナ:6
父:エピファネイア、母父:キーオブラック
騎手:原優介
脚質:先行、追い込み
評:ジョッキーと展開次第。
ジョッキーの指示に素直に反応。
スタートは普通。
切れる末脚がある。
馬場状態に左右され難い。
距離は十分。
※レースを観て。
坂は問題なし。
コーナーが巧い。
★中山は初だが、小回りは利くので問題は無さそう。
末脚が良いために後方から競馬をして負けるパターンが多い。前で競馬をするならチャンスはある。
しかし、マイルよりの速度はないため、前で競馬をした場合は末脚が残っていない可能性が高い。
幸英明騎手なら、高確率で前で競馬をすると思うので抑える方が良い。
スローペース、前で競馬をすることが条件になるので軸にはできない。
調教
栗東:坂路:良
800メートル:53.4-39.1-25.2-12.8(一杯)
谷 調教師
「状態は変わりないです。ひと回りするコースの競馬はわりと上手だと思います」
3枠4番 ◎
斤量57キロ
・アートハウス:4
父:スクリーンヒーロー、母父:ヴィクトワールピサ
騎手:川田将雅
脚質:先行
評:初の中山だが、コースの形状的に問題なし。
ジョッキーの指示に素直に反応。
スタートが巧い。
切れる末脚がある。
馬場状態に左右されない。
距離は十分。
※レースを観て。
坂は問題なし。
コーナーが巧い。
輸送は問題なし。
:愛知杯:トップハンデと1.5キロ差の55キロで53キロの2着馬に1と3/4馬身差(0.3秒)。
★前で競馬ができて、切れる末脚がある。
馬場状態に左右されず、安定している。
調教 ○
栗東:CW:良
5ハロン:66.3-50.9-36.3-11.2(馬なり)
中内田 調教師
「先週しっかりやれているのでオーバーワークにならないように、終いを伸ばしました。
落ち着いているし、引き続きいい状態。
今回は初の1800。久々の関東圏への輸送も課題で、ハンデ57キロも見込まれた」
※リズムの良い軽快なフットワーク。指示に素早く反応。
4枠5番 ▲
斤量55キロ
・サトノセシル:7
父:フランケル、母父:オブザバトリー
騎手:田辺裕信
脚質:先行、差し
評:能力は高く維持。
ジョッキーの指示に素直に反応。
スタートはそこそこ。
切れる末脚がある。
馬場状態に左右され難い。
距離は十分。
※レースを観て。
坂は問題なし。
コーナーが巧い。
★馬場状態に左右されない末脚が魅力だが、良馬場での切れの勝負では負ける。
好位で競馬ができて、良い末脚があるため大崩れはしない。
調教 ○
美浦:南W:良
4ハロン:50.6-36.1-11.5(馬なり)
堀 調教師
「前の馬のペースが速くなったぶん、予定より時計が速くなったが、自分のリズムで走らせて息も良かった」
※コメント通り。リズムよく軽快なフットワーク。
若干だけど、前の馬たちについていきたがる素振りがあった。
しっかりと控えられるので、気性難ではなく闘争心がある方。
4枠6番 ★注★
斤量53キロ
・シャーレイポピー:5
父:ミッキーアイル、母父:キングカメハメハ
騎手:戸崎圭太
脚質:先行、差し、追い込み
評:スローペースの末脚勝負になるか、ペース配分の巧いジョッキーなら。
ジョッキーの指示に素直に反応。
スタートはそこそこ。
切れる末脚がある。
馬場状態に左右され難い。
距離は持つ。
※レースを観て。
坂は問題なし。
コーナーが巧い。
★前や後ろと競馬を試していて陣営の工夫が見える。
調教
栗東:坂路:良
800メートル:53.2-38.8-25.0-12.2(馬なり)
サンライズパスカル(馬なり)を0.7秒追走して0.1秒遅れ
金折 助手
「先週、コースで併せたので終いをサラッと。気分良く走れていました」
5枠7番 ▲
斤量53キロ
・エイシンチラー
父:リアルインパクト、母父:フレンチデピュティ
騎手:三浦皇成
脚質:先行、差し
評:やや決め手に欠ける。好走が多い1800でなら勝負になる。
ジョッキーの指示に素直に反応。
スタートが巧い(1歩目が早い)。
そこそこの末脚(持続性があるタイプ)。
馬場状態に左右され難い。
距離は持つ。
※レースを観て。
坂は問題なし。
コーナーが巧い。
:ディセンバー:ゴール前100メートルの伸びがイマイチ。スタミナは持っているようなので、末脚で負けた感じ。
★比較的前で競馬ができるものの、末脚の勝負は厳しい。
体重増加をしているが、大きな成長が感じられない。
馬場状態が悪くても走れるため、馬場状態次第では紛れる可能性もあるが、同タイプのウインピクシスがいるので厳しい。
※1800以外では苦戦しているものの、1800では強い競馬をしている。
調教 ◎
美浦:南W:良(三浦皇成)
5ハロン:64.8-49.8-36.5-11.6(馬なり)
三浦 騎手
「仕上がっているので感覚をつかむ程度。オンとオフの切り替えがしっかりしている」
田中剛 調教師
「状態はいいし、53キロのハンデもいい。
牡馬相手に頑張ってきたし、牝馬同士なら。
休み明けの方がフレッシュで、こういう時の方が走る」
※リズムの良い、軽快なフットワーク。指示に鋭く反応。
コメント通り。オンオフがしっかりとしていて指示に反応して鋭い動き出し。
5枠8番 ○
斤量54キロ
・スルーセブンシーズ:5
父:ドリームジャーニー、母父:クロフネ
騎手:C・ルメール
脚質:先行、差し
評:気性が良く操作性が良い。
ジョッキーの指示に素直に反応。
スタートはそこそこ。
そこそこ切れる末脚がある(最高速度はやや低いが、加速力がある。また持続性のある脚も使える)。
馬場状態に左右されない。
距離は十分。
※レースを観て。
坂は問題なし。
コーナーが巧い。
★短い直線でしっかりと加速ができる。3コーナーから速度を上げてまくって行ける。
新馬戦で中山1800を優勝している。中山で6戦して全て馬券内。
データ分析の3が当てハマるタイプ。
調教 ◎
美浦:南W:良
5ハロン:67.1-51.8-37.2-11.0(馬なり)
尾関 調教師
「先週もいい動き。今日は前半を控えめにした分、終いがより速かったけど、無理したわけではなくて、よく動いている。
新馬戦(1着=中山)以来の1800メこなしてくれればくれれば」
※リズムの良い、力強く素早いフットワーク。指示に鋭く反応。鋭く伸びる。
6枠9番 ○
斤量55.5キロ
・クリノプレミアム:6
父:オルフェーブル、母父:ジャイアンツコーズウェイ
騎手:M・デムーロ
脚質:逃げ、先行、差し
評:距離短縮は好材料。
ジョッキーの指示に素直に反応。
スタートが巧い(1歩目が早い)。
切れる末脚がある。
馬場状態に左右されない。
距離は十分。
※レースを観て。
坂は問題なし。
コーナーが巧い。
馬体をぶつけても怯まない。
:中山金杯:直線の坂を上っている最中に、進路を探して横移動。
マテンロウレオを押しのけながら末脚を伸ばしてハナ差の2着。
:エリザベス女王:直線では内のボロボロの馬場を伸びたが、外の勢いに負ける。
残り100からジョッキーが追ってないので、着順とタイムは当てにはできない。
★6歳馬でJRAのデータ分析から弾かれる馬だが、父オルフェーブルで軽視はできない。
マイル重賞馬と勝負ができる速度があり、2000を走れるスタミナがある。
展開に左右され難い。
末脚勝負で差し切るよりは、ペース次第で乗り方を変える方が良いため、ジョッキーが大事。
調教 ◎
美浦:南W:良
6ハロン:82.4-65.6-51.3-37.2-11.8(馬なり)
伊藤伸 調教師
「今週はサッと…でいいかなと思っていたけど、時計は出ちゃいますね。
無理なく、自分のリズムで気持ち良く走っていたのでいいでしょう。
ハンデ56キロも考えていたので、そう考えると55・5キロは良かった。今年も期待しています」
※リズムの良い素早いフットワーク。指示に鋭く反応し、回転数を上げる。
前肢の搔き込みと、後躯の蹴りが素晴らしい。
6枠10番 ▲
斤量54キロ
・ラルナブリラーレ:6
父:ハーツクライ、母父:アルムタワケル
騎手:菅原明良
脚質:先行、差し
評:距離延長は大歓迎。
ジョッキーの指示に素直に反応。
スタートは普通。
鋭く切れる末脚がある(持続性のある脚もある)。
馬場状態に左右され難い。
距離は十分。
※レースを観て。
坂は問題なし。
コーナーが巧い。
★適正外と思われる短距離で、直線勝負だけで良い競馬をしている。
22年の愛知杯の後から、マイル、短距離と距離を短縮されて、無駄に負け続けた。
1800メートル専用機(マイル以上2000はこなせる)。
中山は初だが、小回りが利く。前で競馬ができるし、後方からでもコーナーで速度を上げてまくることも可能。
近走の成績で人気を落としていると思うので狙い目。
調教
栗東:坂路:良
800メートル:53.4-38.8-25.4-12.2(末強め)
金折 助手
「道中は抱えて、終いを伸ばす追い切り。中1週で状態は変わりない。距離延長で脚を使えれば」
7枠11番 ★★特注★★
斤量53キロ
・スライリー:5
父:オルフェーヴル、母父:ディープインパクト
騎手:津村明秀
脚質:先行、追い込み
評:距離延長は歓迎。
ジョッキーの指示に素直に反応。
スタートは普通。
切れる末脚がある。
馬場状態に左右され難い。
距離は持つ。
※レースを観て。
坂は問題なし。
★マイルもそれなりに走れる中距離馬な印象。
スローペースの末脚勝負なら。
愛知杯向きの馬。22年の13着は、足を溜めずに、中団より前で競馬をしたから。
コーナーで速度を上げず、直線勝負のイン突きするなら3着以上を狙える。騎手に注目すること。
調教
美浦:南W:良助手
6ハロン:85.4-69.0-54.2-38.9-11.8(強め)
相沢 調教師
「先週よりもいい動きだった。出来が良く、体も増えている。
前走も大きく負けていないし、あとは折り合いだけ」
7枠12番 ▲
斤量52キロ
・スートリア:4
父:リオンディーズ、母父:ジャングルポケット
騎手:横山武史
脚質:先行、差し
評:騎乗経験のある騎手なら。
ジョッキーの指示に素直に反応。
スタートはそこそこ。
切れる末脚がある。
馬場状態に左右され難い。
距離は十分。
※レースを観て。
坂は問題なし。
コーナーが巧い。
:初音S:アクシデントで発走時刻7分遅延。若い馬で影響した可能性大。
クッション値8.9、含水率:ゴール前14.2%、4コーナー14.6%の中控える競馬。
直線のみの末脚勝負で0.5秒差の10着、上がり3ハロン34.1秒は優秀。
★22年の8月に比べて、近3走は軸が安定した走りで成長を感じる。前走の2桁着順は気にしないで良い。
良い末脚だが、末脚だけでの勝負は厳しい。ペースを考えて、位置取りのコントロールができる騎手なら勝ち負け。
調教 ○
栗東:坂路:良
800メートル:54.7-39.8-25.2-12.3(馬なり)
杉山 晴調教師
「前回も状態は良かったですし、変わりないです。
トップハンデと5キロ差があれば、ここでも差はないと思います」
※リズムの良い軽快なフットワーク。
8枠13番 ▲
斤量50キロ
・イリマ:5
父:キズナ、母父:ウォーエンブレム
騎手:木幡巧也
脚質:差し、追い込み
評:距離短縮は好材料。
ジョッキーの指示に素直に反応。
スタートは普通(ゲート内で落ち着かない時がある)。
切れる末脚がある。
馬場状態に左右され難いが、良馬場の方が能力を発揮できる。
距離は十分。
※レースを観て。
坂は問題なし。
コーナーが巧い。
:但馬S:後方からの競馬。スローペースで末脚勝負も、前の馬たちの末脚が良く捕まえられず。
0.7秒差の9着と敗れはしたが、軸が安定した走り方で成長がみられた。
★体重増加分の成長がみられる。
距離200メートル短くなり、中団で勝負が可能。ハンデとジョッキー次第でチャンス十分。
中団でレースをしてくれる可能性が高い、菅原明良騎手:和田竜二騎手:松山弘平騎手が合いそう。
調教
栗東:ポリ:良(長岡禎仁)
4ハロン:60.6-42.6-11.5(馬なり)
フォルツァンド(馬なり)の内を0.6秒追走して3ハロン併走同入
高橋亮 調教師
「輸送があるので直線だけサッと流した。併せてしっかり走れていたし、状態もいい。
相手は強いけど、ハンデ50キロを生かしたいね」
8枠14番 ○
斤量53キロ
・ウインピクシス:4
父:ゴールドシップ、母父:ロージズインメイ
騎手:松岡正海
脚質:逃げ、先行
評:気性が良く、操作しやすい。スタートが巧く、無理なく前で競馬が可能。
ジョッキーの指示に素直に反応。
スタートが巧い(1歩目が早い)。
そこそこの末脚(持続性があるタイプ)。
馬場状態に左右されない。
距離は十分。
※レースを観て。
坂は問題なし。
コーナーが巧い。
★1勝クラスだが、中山1800で優勝している。
荒れた馬場、含水率の高い馬場と問題にしない。
マイル重賞馬と勝負ができる速度があり、2000を走れるスタミナがある。
調教 ◎
美浦:南W:良
5ハロン:67.2-51.8-37.1-11.0(馬なり)
上原博 調教師
「伸び伸びと気持ち良く走れていた。充実しており好調を維持している。
パワーがついてきたので中山の坂も問題ない。
松岡がしっかり教え込んでいるので、逃げ一辺倒ではない」
※リズムの良い、素早く軽快なフットワーク。指示に素早く反応。鋭く伸びる。
出走回避
・ルビーカサブランカ:6 ★★特注★★
父:キングカメハメハ、母父:ダンスインザダーク
騎手:
脚質:差し、追い込み
評:ジョッキー次第。
ジョッキーの指示に素直に反応。
スタートは普通。
そこそこ切れる末脚がある(持続性のある脚もある)。
馬場状態に左右されない。
距離は十分。
※レースを観て。
坂は問題なし。
コーナーが巧い。
★22年の中山牝馬Sで外を回って、直線だけの勝負で0.2秒差の6着は優秀。
直線一気ではなく、コーナーを使ってのまくりが合う馬。
後方からの競馬で、やや安定しないが能力は高いので注意。
2023/03/06
前で競馬ができて、決め手がある実績馬
アートハウス、クリノプレミアム、スルーセブンシーズ
人気をすると思う。
調教とパドック次第になりますが、適正距離に戻る「ラルナブリラーレ」が良さそう。この仔から個人的に有力と思う馬に流す感じになると思います。
2023/03/09
能力があり斤量が美味しい「ウインピクシス、スルーセブンシーズ、ラルナブリラーレ」
1800で好成績「エイシンチラー」
気性や脚質がやや不安だが斤量が美味しい「イリマ、スートリア、スライリー」
調教の動画はどの子も申し分ない(アートハウスがタイムに比べて重い?鈍い?印象を感じたくらい)。
クッション値:9.8
含水率ゴール前:9.0%、4コーナー:11.4%