表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
三度目の世界は救いません  作者: 金木犀
第3章 貢献度ポイントショップ
40/135

貢献度ポイントショップ5

納品期間を承諾し、購入ボタンをタップする。


〈ご購入ありがとうございました

 納品まで今しばらくお待ちください

 納品の際には、再度メッセージをお送りいたします〉


購入履歴を見ると、「決済済み商品調達中」というステータスが表示されていた。


「さて、他に配送までに時間がかかる商品って何があるのかしら。」


商品一覧を配送時間順に並び替える。


「上位にある商品は、軒並み高いわね。

 ・・・エリクサーも結構な値段がすると思ったけれど、こっち世界の兵器はもっと高い。

 潜水艦が720,000ポイント(720億円)。

 空母が4,300,000ポイント(4,300億円)!

 うわー・・・国を守るのってやっぱりお金がかかるのね。」


潜水艦が納品まで半年程度、空母が納品まで1年程度と記載されている。

通常新規に建造すると3,4年かかる空母が1年で納品とは恐れ入るが、艦載機は別途購入の必要があり、乗組員はさすがにショップには並んでいなかった。

他にも強襲揚陸艇や戦車、戦闘機に輸送機、無人偵察機に核兵器などありとあらゆる種類の兵器がラインナップされていた。


「どれもこれも魅力的な商品ではあるけれど、個人での運用は無理かな。

 ということは、ターゲットとなる顧客は国あるいはそれに準ずるほど大きな組織。

 戦力の補強、補充用ってところかしら。

 こんなものを買わされたら、あっという間に貢献度ポイントがなくなってしまうわ。」


やはり、政府の人間には見つからないようにしなければならないようだ。


検討の結果、個人で運用できない兵器類は脇に置いておいて、小型の銃火器や医薬品、無人偵察機などを購入することにした。

もちろんポーションや魔道具、オリハルコンやミスリルといった素材など、異世界の商品も必要なものも購入した。


「あとは、食料品や洋服、化粧品、野営用のテント、車、バイク・・・。

 全部このショップで揃うなら楽なんだけど・・・・あれ?」


まずは食料からとカテゴリを絞って検索するが、異世界産の食糧ばかりで地球産の食糧はいくら検索しても出てこなかった。

洋服や日用品も同じで、車やバイクなどは何故か軍用品しか見当たらない。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ