貢献度ポイントショップ1
「さて、準備することは山ほどあるけれど、まずはショップをチェックしましょう。」
声に反応し、空中に浮かび上がった≪ショップ≫という文字をタップする。すると、
≪ショップのご利用ありがとうございます
初回ご利用時のみ、ユーザー登録をお願いしております
まず、ご利用者様のお名前を音声入力してください≫
「楠 月桂」
≪楠 月桂様
・・・データベースと照合中です・・・・・
成功しました
次に、メッセージに記載されていた貢献度ポイントを音声入力してください≫
「85,476,093ポイント」
≪データベースと照合中です・・・
成功しました
最後に、配送先となりますアイテムBOXの登録を行います
今から表示されます魔方陣の上で、アイテムBOXから何かを取り出し、それを収納してください≫
そのアナウンスが終わると、空中に赤く光る魔方陣が現れた。
見たことのない複雑な魔方陣で、構成している文字らしきものが絶えず動いている。
模倣することも難しそうな高度な技術。
神に類する者の仕業としか考えられない。
まったく、こんな力があるのなら、女神自身が世界を救ったらいいのにと思ってしまうが、神様たちには神様たちのルールでもあるのだろう。
私は魔方陣の上で盾を取り出し、そのままアイテムBOXへ収納した。
≪アイテムBOXの登録・・・成功しました
以上でユーザー登録は終了です≫
そのアナウンスが終わると魔方陣は消え、代わりによく見る通販サイトのような画面が目の前に現れた。
~貢献度ポイントショップ~
ユーザー名 楠 月桂
貢献度ポイント 85,476,093ポイント
配送先 楠 月桂アイテムBOX
職業 賢者