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三度目の世界は救いません  作者: 金木犀
プロローグ
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プロローグ

まあ、そんなこともあって、私は杖だけでなく、剣も弓も槍もとりあえず練習した。

そんな中で一番性に合っていたのは、意外にも盾だった。

守るだけでなく、弾き、叩き、投げられる。万能武器。

右手に杖を持ち、左手に盾を装備した私のスタイルは、ちょっとしたブームにもなった。

元の世界でそんな盾術を使う機会なんてなかったが、身を守る体の使い方はしっかりと自分のものになっていたようで、一度だけ変質者を撃退したことがある。

いや、撃退したというか、ボコbいや、この話は長くなるからこのくらいにしておこう。


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